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『ナビレラ それでも蝶は舞う』

ネットフリックスが気を吐いている。
「現実世界って実はイリュージョンで、スクリーンに映し出される映画のようなもの」と皆がようやくわかり始め、
「もうそろそろドラマに突っ込むのはやめよう」
と皆が思い始め、
「スクリーンに映っているのは、自分の内的世界の投影に過ぎない…」
と悟り始めた今、
現実世界がドラマの終焉を迎えようとしている今、

ネットフリックスが売っているのはほぼほぼ「ドラマ」。
ドラマで世界的ヒットを飛ばしたりする。
テレビを見る人が減り、若い世代が同じトレンディドラマを見ていた時代も遠くなり、お茶の間テレビドラマの鉄板だった『水戸黄門』を知ってる人も次第に減ってきている(笑)今、
一体どういう現象なのか…。
私も最近、「ネトフリの韓ドラが熱いらしい」という情報を聞きつけ今年見たドラマがあります。『ナビレラ』というドラマ。
『ナビレラ』の主人公は70代の「おじいさん」。70代の男性を「おじいさん」と呼ぶのも憚られるが、20代ヒロインが多いドラマの世界で、設定上そう呼ばれていたからなのでご了承を。
どんな内容だったかというと、
深かった。
焦らしているわけではなく、簡単には語れないのだ…。
表面的な見方だとドラマ特有の荒唐無稽さ、現実逃避感はあった。
お涙頂戴の家族ドラマでもあった。
だがしかし、深くて良かった。

(ネタバレありです)
郵便配達員を定年退職した70代の男性が、友の死をきっかけに人生を見つめ直す。「本当はやりたかったことをまだやれてない」と。
おじいさんのやりたかったことは、「バレリーナ」。しかも「白鳥の湖」を演じたいと熱望している。バレエは子供の頃に、お父さんに反対されて断念した夢だった。おじいさんは熱に浮かされて一流のバレリーナを個人レッスンで育成するようなスタジオに通い詰め、「ここで習いたい」と懇願する。指導者もやがておじいさんの熱意にほだされ、感じ入るものがあって、将来を嘱望される男性バレリーナのマネージャー兼練習生としておじいさんを迎え入れる。
おじいさんは定年退職後の妻も子も孫もいる身。最初は同居家族にも内緒で練習用レオタードを買い、風呂場で隠れて洗っては着用していた。

これは冒頭部分ですが、カギとなるのは「本当はやりたかったことをまだやれてない」と気づき、今何歳であろうと、誰に何と言われようと「やってみたこと」。「魂の願い」を叶えたのです。周囲もおじいさんの熱意に心を揺さぶられ、変わってゆきます。

私はこのドラマにわかっていながら毎回泣かされ(笑)、
「こころの浄化祭り」になりました。
他に話題に上っていた韓ドラは『未知のソウル』で、こちらも「魂の成長」がテーマになっています。





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