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なぜ手術室の話を書き続けるのか

手術室に興味を持ってもらいたい、の部分だけちらほら加筆します。🙏(思い出しながら書いているので💦)

わたしと手術室との出会い


わたしの看護師時代で一番暗黒だったのが、この「手術室」にいた時です。
当時は呼吸器内科の抗がん剤認定看護師を取りにいくか、ターミナル(終末期)のリンパマッサージの資格を取るか、先輩たちが輝いて東京の学校へ研修に向かった時の人生における分岐点です。

「〇〇さん、勤務交代なんだけど」

呼び出しされた時、不覚にも泣いた。そりゃあいつか勤務交代はくる。けれども、わたしは新しく移動してきた師長にも「呼吸器の資格をとりたい」と伝えていた。なぜそのタイミングで出されたのか。
同期のひとりはわたしの半年前に循環器内科へ移動になった。もう一人の年上の子は残留。わたしに「オペ室なんだけど」と言った師長の顔は暗かった。

よりによって、なんで内科の看護師がオペ室
これは、もうお前仕事でいらないから自主退職してくれませんか?ってことでしょうか。 
当時のうちの病院のオペ室は「姥捨て山」と呼ばれるほど人間関係が荒み切った恐ろしい場所でした。退職者がゴロゴロでる。半年持てば上等、とにかく陰湿なイジメが多い。

当時のわたしは視力0.01以下で、瓶底眼鏡をかけても0.6の視力をギリギリキープするレベルだった。コンタクトレンズはもう作れないほどがちゃ目で、ソフトコンタクトの適応外の視力は札幌にデータを送り、視能訓練士の母の知り合いさんが無理を言って名古屋のとある場所で作ってもらい、そっからまた札幌に運ばれて函館へ到着という流れ。だから、当時片目だけで3万近いコンタクトだった。何回も落としたり外れたから結果的にこの瓶底メガネにしたわけですが…。

話は脱線しましたが、結局泣きながらオペ室へ行きました。そりゃあうちは母親と働いてましたから、仕事の愚痴で母に迷惑はかけられない。移動になった時、うちの母にみんなが「〇〇ちゃんオペ室移動だって?可哀想に……」と同情された。
でも、母が定年するまで彼女に迷惑かけたくない気持ちだけで働いた。最低半年。こころを無にしよう……
わたしはこの時に呼吸器の資格を取るのを諦めた。


手術室のイメージ


みなさん、知らない現場だと思いますが、手術室のイメージってどんなものでしょう。
わたしも実際手術を受ける立場になったので、地味に内部も麻酔もかけられてます。もう次にあの台に寝る時は死ぬほどの大病と決めてます。2回あの台に寝かされたが、恐怖しかなかった

声かけって、めちゃくちゃ大事です。だってわたしの周りに麻酔科、看護師二人が顔覗き込んでくるんです。鼻毛まで見られそうな距離に恐怖しかない。麻酔科の先生って基本無口で怖いので、それもなんか恐怖でした

話は戻りますが、手術室ってどんなイメージ?
内部にいたわたしですらそう感じたので、はっきり言って外部からくる人は「不安」しかありません
しかも、手術室は目しか見えない。意識のある患者さんが麻酔をかけられるまで、ぶっきらぼうな看護師に囲まれていたらそりゃあ不安も煽られます。
なので、我々看護師のやるべきことは「入室の際におこなう明るい声かけ」でした。
特に、局所麻酔の手術において、患者さんは意識あるんです。いくらその人の好きなミュージックや、穏やかになれるクラシックをかけても、不安は不安です。(何故か胸外の先生がジュディマリ大好き過ぎて、いつもYUKIちゃんの声が聞けた)

そんな怖い手術室の不安を払拭するのは誰か。それは看護師なんです

眠りにつくまでの声かけ、サポート、安心感。
わたしに白羽の矢が当たったのは、終末期の呼吸器内科で鍛えられた傾聴と安心させるまるでおばちゃんのような肝っ玉(見た目だけ)と、声かけが選ばれたのかなあとポジティブに考えたい。※本当の理由は違うけれども、そこはポジティブ発信で‼️


手術室に興味をもってもらいたい

わたしは内科の人間です。今もひとの内面に興味が尽きず、外部から治療する手術というものははっきり言って「興味」がなかった。
人間、興味がないと知ろうともしないし、勉強もしません。

しかし、わたしが泣く泣く配属されて二週間目くらいで、認定看護師のD先輩がわたしに言ってくれた言葉があります。

「〇〇さんがきてくれて良かった」

最初は当たり前ですけど、完全なお世辞だと思ってました。わたしは視力が悪いし、血が嫌いなので、器械出しはつけないでください、と最初から師長に依頼してます。そりゃ見えない糸と針に四苦八苦して、ストレス溜めたくないし、それよりも興味のない分野の仕事を覚えるのがかったるかった。

Dさんは他にも色々な言葉をくれました。見た目は全然違うけれども、Dさんはマヤさんのルーツのひとつです。

「手術って、興味を持つまでが難しいと思うんだ。忙しいし、人手は足りないし、どうしてもみんな疲れるからイライラする人が多いでしょう? ○○さんも八つ当たりされることが多いと思う。けれども、俺達がいないと、手術を待つ患者さんは手術が受けられないんだ。だから、嫌なことされたり言われたら、いつでも相談して欲しい。器械だししたくなったらいつでも言って。いくらでも教えるし、一緒に働けたらすごく嬉しい」

実際、わたしがなれるまでDさんと一緒のベル当番でした。夜中に呼び出しされた時、「○○さん、器械だしする?」と茶目っ気たっぷりに言われ、「わたしは記録オンリーでお願いします!!」と言って真っ赤になり、Dさんの器械だしはあまり見る機会なかったけれども、めちゃくちゃ格好良かった。普段の飄々とした笑顔とまるで違う。
惚れましたね💕(オンオフの切り替えが早いところもマヤさんのルーツ)

わたしが尊敬している看護師のひとりであるO先輩もオペ室で出会った方です。めちゃくちゃ厳しいし、ぶっきらぼうだけど、よくひとを見ている。
わたしはおばちゃん看護師から「仕事ができない」「器械だしもしないで何なんだあいつは?」と陰湿にちくちく言われて事務所でメソメソしてましたが、彼女に言われた「○○さんは内科から来てるんだよ、全然真逆の職場からこんなところに来てるんだよ、あんた達できないでしょ。わたしは出来ない。だって手術室と病棟じゃやってること違うもん」という言葉に支えられてました。
仕事ができる人間はさらっとこころに響く言葉をくれます。

内科からもし勤務移動になっても諦めないでください。必ず、あなたのことを見てくれる人がいることを。
そして、何か言われても手術室、ICU、病棟はやってることがまるで違います。アセスメントも対応もすべて。

マニュアルの量に驚くな

手術室のオペマニュアルって、外科だけでも40枚近くありました。吐きそう…
一番楽だった泌尿器科だけでも12枚くらい。
これは何かって、患者の体位、オペの一連の流れ、どのタイミングで何が行われているかを教科書よりも箇条書きで完結に書かれたものです。当時外科リーダーの子が毎度医者と連携とって毎年見直ししてくれたので、外科は本当に見やすかった。

40枚と言っただけで興味を削がれるかもしれませんが、これがあるからこそ、新人でもブランクある方でも同じオペの展開ができる。
分かると面白いものです。わたしは地獄の現場から離れてから、もうちょっと勉強しておけばよかったな~という後悔もあります。ただ、あの当時は本当に目が見えなかったんで、術野にライトが当たらなくていつも怒られてました。

パント手っていう医者の間接介助の人がライトを滅菌棒で自由にライト調整できる便利アイテムを常に出してました。

マニュアルはいつか覚えないといけない。けれども、必ずサポートしてくれるメンバーがいることを忘れなければいい。
病棟の仕事とは違い、オペ室は本当に『チームワーク』です。自分が限界!と思ったら必ず同じ仲間にフォローを頼めば必ず手を差し伸べてくれます。
マニュアルの量にびびって全然何も出来なかったけれども、オペ室の人間は、実は病棟よりも優しいです。たった三人でこのオペを乗り切らないといけない。この人嫌いだから、なんて言ってられないんです。

志すならば新人の頃がいい

手術室に中堅で入るのははっきり言って地獄です。そりゃあ老化した脳みそに新しいことぶち込んでいくんです。ストレスですね。特にわたしのように目が悪い人にとっては糸がかけられない、スピードについていけない、何やってるか見えにくい・・と三十苦でした。
わたしが勤務移動できた頃に中堅の人と、新人さんが一緒に入ってきましたが、途中から来た人は3か月もしないでやめました。やっぱり覚える量が多すぎてしんどいみたいです。
あと、向き不向きは間違いなくあります。わたしは100%向いてませんでした。が、母の顔に泥を塗りたくない一心で働いてました。負けず嫌いなんだ。ドロップアウトはしたくなかったん。ストレスで18キロ痩せて、味覚障害と不眠症になったけれども、それでも体力のギリギリまでメンタルすり減らして3回倒れたけど働いたよ。あの時の自分、本当に全力で向き合ったと褒めたい。

なんて、こんなダークなエピソード書いたら誰も来ないやんけ!!!とDさんに怒られそうなので真面目に不真面目に。

理解できると楽しくなる

手術が好きな人は、人間の解剖学的側面がみたい人なのかもしれません。わたしのように内面的なひとの精神や感情の揺れ動きが気になる人間は真逆の職場です。
解剖が得意、人間の骨とか筋肉とか、これが切れるとどこがどうなるのか、くっついたらうまくいく、外科的治療でなおる過程が見えると本当に楽しいです!!

わたしが今も唯一器械出せそうなのは泌尿器ですね。実はうちのオペ室は脳神経外科医が少なかったので、オペは撤退しております。今は病院も変わったのでどうでしょうか。まあ、需要は脳神経外科の大手病院があるので、そっちでオペ頑張ってくれているだろうから、多分やってないな。

本当に、手術って、何度も経験を重ねて術野が見えたり、ひとの治る過程が理解できた瞬間、スイッチが繋がる感じがして本当に面白いんです。
あと、帝王切開に立ち会えるのは非常に喜びでした。ひとがうまれる瞬間、(まあ血が嫌いなんで最初ぶっ倒れそうになりましたがwww)これは神秘的です。治らないものを治す、その後の患者さんの喜び。「手術してもらってよかった」と術後訪問で涙する患者さんにお会いして、あの時はオペ室看護師でよかったな、と仕事に対してめちゃくちゃやりがい感じてました

とはいえ、わたしは大きな手術は自分が血嫌いなので入りませんでした。これは師長とDさんにずっと伝えていたことで、「記録しかできない看護師ですが使ってください」と内科出身の不思議な看護師葵が人生のすべてをかけて1年半頑張りましたが、やっぱり最後の最後まで自分向いていないな、という気持ちと内部の陰湿なおばちゃんのイジメにささくれが悪化してやめました。せっかく18キロ激やせした体重は勤務移動して速攻リバウンドしたので、病的な痩せっていかんです(ここ重要)

なぜBLで手術室を書き続けているのか?

ここまで読んでくださった方がもしいましたら、多分、わたしがなんでBLの手術ネタを延々と書いているのか疑問だと思います。
手術室を知って欲しいんです。そして、まあフィクションですが、手術ってこんな感じなんだよ、とか、マヤさんの態度でこういういい先輩もいるんだよ!ってのを知ってもらいたい。
先入観だけで突撃すると、間違いなくオペ室は地獄です。忙しい、機械は重い、掃除が大変、時間外で過労、ベル当番で知らないオペに当たると心臓止まりそうになる、ただ、その中でもしっかり教えてくれる優しいスタッフがいて、きちんとやる気をみせると先生たちも変わります。
わたしは内科出身で、鼻っぱしが強かったので、多分「やる気」がみえなかったんだと思います。外科をネタにしておりますが、一挙一動全部覚えてますwそれくらい過酷でした。胃の手術は眠れなくて不眠症になりました。
ただ、途中から同期のいる産婦人科・泌尿器チームに配属された時に「〇〇さん、簡単な機械だしやってみる?」と声をかけてもらえたことを今でも覚えてます。
器械出しはしない、と啖呵切って、しかも記録以外やらんと言い続けていたのに、ついにわたしにも機械だしチャンスがきました。
整形外科でも優しい先生のオペは入れてもらえました。大体間接鏡でしたが。スタッフもわたしがやっとやる気を出したら態度が変わりました。そう、手術室が怖い場所ではなく、いった本人がやる気を出さないからみんな態度がおざなりになるんです。そりゃそうですよ、ただでさえ時間ないのに、どうせすぐやめるだろうと思われる人間に割く時間がもったいない!

わたしが変わったら周りが変わりました。外科でも色々オペに入れてくれた当時のリーダーちゃんには感謝しております。お陰でここまで妄想を全開で詰め込んだ小説が書けるようになりました。

TLじゃなくてBLにしている理由は?

わたしの見てきたオペ室は、もうとんでもなくどろっどろでした(笑)
もう、これ以上聞かないで(耳を塞ぐ)

BLであれば美しく終わります。

専門用語についてちらりと

わたしの書く作品において、専門用語の解説はあえて行っておりません。それも理由があって、興味を持って欲しいからです。今の時代、AIさんに聞けば簡単に教えてくれます。
興味をもってもらう目的で発信しているので、その根幹となる部分は気になったら調べてもらいたい!ここまでできたら十分ですよね、Dさん!?


最後にちょっと大事なこと



自分の書くBLは自分が読みたいテイストに書いております。今までもそうでしたが、わたしは全てのコメントにコメントを返信しておりません。(コメント全部返信するルールなんてないですよね?)
今後もコメント返信必要としていないつぶやき?と思われるものには返信しません。
わたしが送る「スキ」はしっかり読んだ好きで、スキじゃないものには好きなんてつけません(ただ読んだだけ)だからコメに行くことは少ないですが、フォローしている人の記事は殆ど読んでます。

コミュニティにも入っているのにコミュニケーション大好き!なnoterじゃなくてほんとすいません。強制的なイベントとかが開始されたらコミュニティも抜けようかなと考えております。バトンとかリレーとか、楽しそうだけれども、協調性が弱いわたしには敷居が高い。ゆるく自由参加できるものがいいな。

あと、わたしのコメントに返信は不要ですし、確認に戻って💖押すのも忘れるくらいなんで、あなたのnoteにわたしがお邪魔して、うざかったらそっと消してください。

noteでコメント返信があると、過去に漫画家さんにファンレター送って、そこから返事きたやっほーい!!!ってくらいのレベルと勘違いしていたので、なんでもかんでも自分の書いたコメントに返事がくるとは思っておりません
なので、無理してわたしのコメントに返信しなくて構いませんし、逆に勝手に消してくれても構いません😊

もういっちょどうでもいいけど宣伝(笑)

BLを広めたいというよりも、手術とか、ひとがひとを愛するという部分を注目してもらいたいので、今改稿している作品は読まれたら嬉しいなあという気持ちで修正しております。
ただのエロならばTLだろうとBLだろうとどっちでもいくらでも永遠に書けます(やばい脳みそですね)

しかし、手術とか、外科に興味を持ってもらいたい。ちょっと風変わりなわたししか書けないものってなんだろう?と考えた時にここに行き着きました。
世の中に出回っている当たり前にのっかりたくないので、わたしの書く作品は相当読み手を選ぶ。ただし、外部からくる人から読まれているので有難い。好きの数は気にしてません😊だって自分の欲望萌のために書いてます。それがこんなにも毎日ちらほら読んでくれる人がいてくれただけで感謝!
いつかBLの編集の方の目にちらっとでも止まったら嬉しいな~と思いつつ、今日も過去の手術を思い出しながら改稿しております。BL小説で食べていけたら幸せやわー🤤🍀(壮大な妄想!)

多分ね、わたしの脳内はBLなんですわ。相棒と書いていたガチガチのファンタジーはめちゃ大好きなジャンルだけれども、硬派な文章を唸って頑張っていたら完全に息切れしてしまった::
そうなるとふわっと感覚的に書けるBLは神。自分のエロ精神も満たされて一石二鳥です。

わたしはAI文字起こしには頼りません。賢い人間ではないので、んなもんに頼ったら現場でこういうの書いてって言われた時に即興でやれなくなります。
頭をひねり書き出していくことに意味があると感じ、これからも小説作成においてはnot.AIで突き進みます。自分にできないイラストと音楽は頼りますが🙏

結局長くなりましたが、お読みくださりありがとうございました。

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