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10年以上引きこもっていた私が、パートに出た理由

「もう外で働くのは無理だろうな。」

ずっとそう思っていました。

でも、10年以上家で過ごしてきた私が、
この夏からパートに出ることになりました。

“引きこもりがパートに出た話”と聞くと、

「パートに出れるならとっくに出てるわ」
なんて思われるかもしれません。

私は
「みんな、パートに出たら人生変わるよ!」
とまで言うつもりはないです。

今回は

好きなことだけ選んでいったら、パートに出ることになった

という話を聞いてもらえたらと思います。

それではどうぞ!


「外で働くなんて無理」と思っていた

29歳のころ、私は外で働くことをやめました。

まあいろいろあったわけですが、直接のきっかけは長男の妊娠でした。

妊娠する前はアパレルや雑貨の販売、事務で働いていたりもしましたが、通勤や人間関係がしんどくて。

体調を崩し、体重が20kg減るくらい追い込まれたこともありました。

「もう普通には働けないだろうな」

と、諦めていたんです。

出産してからは育児でいっぱいいっぱい。

子どもに発達障害があったので、
入園してからも療育の送迎をして、
キャパの狭い私にはそれだけで精一杯な毎日でした。

2人の子どもが入学したのを機に、
少しだけ余裕ができたので
「家で何かできないかな」
と見つけたのがWebライターのお仕事。

家でできるライターの仕事は、
私にはとても魅力的に思えました。

それでも外に出てみようと思った理由

在宅ライターは、本当にありがたい仕事でした。

家にいながら仕事ができるのはとても助かるし、
子どもの帰宅時間に合わせて動けるし、
急な予定変更にも対応できる。

嫌な人間関係もないし、通勤もしなくていいし。

「私にはこれがぴったり」

そう思っていました。

・・・

でも、続けていくうちに少しずつ
違和感も出てきました。

「自由に働きたい」と思って始めたはずなのに、納期に追われる日々。

案件の幅を広げるために
「これも受けなきゃ」「これも書かなきゃ」と、
気づけば自分で自分を縛っていたのです。

収入のためと割り切って、
あまり気が乗らないテーマの記事も書いていました。

「このままずっと、こうやって書き続けるのかな」

そんなもやもやした気持ちが、心の奥で渦巻いていました。

・・・

入学して数年経ち、子どもたちも成長し、
短時間なら留守番ができるようになりました。

子どもが小さい頃は、自分のキャリアを考える余裕なんてなかったけれど、
少しずつ「これからの私の人生」を考えられるようになってきました。

そして、ずっと家で一人で仕事をしていた反動で、

「人と話したいな」

と思うことが増えてきました。

仕事でチャット上のやり取りはあるけれど、
実際に誰かと顔を合わせて話す時間が欲しくなってきました。

そんなこんなで、オフ会や交流会に積極的に参加するようになりました。

リアルで会うようになり、深い話をすることも。

私の挑戦を見守ってくれるあたたかい仲間ができたことで、
行動する恐怖心が減り、
安心して前を向けるようになってきました。

美容の知識を活かしてみたい

さて、私は一応(?)美容ライターです。

美容記事を書くのが好きで、コスメコンシェルジュの資格も取りました。

コスメの成分を調べて、肌悩みに合わせたケア方法を探して、

「どうしたらもっとわかりやすく伝えられるかな?」

と考える時間が好きです。

・・・

でも、記事を書いているときに、ふと思ったのです。

「この情報、本当に必要な人に届いているのかな?」

「もっとリアルな悩みを知ることができたら、役立つ記事が書けるんじゃないかな?」

そんな気持ちが湧いてきました。

・・・

せっかく勉強して取ったコスメコンシェルジュの資格。

「記事を書くためだけの知識」で終わらせたくないと思うようになりました。

スキンケアやメイクのことを、もっと直接誰かに伝えて、その人の肌悩みに合わせて商品を提案してみたい。

「相談してよかった!」と笑顔で言ってもらえる瞬間を、体験してみたいと思ったのです。

「どうせ外で働くなら、自分の好きなことができる場所がいい。」

「美容の仕事なら、知識があるし、お客様の役に立てるかもしれない。」

そう思ったら、「外に出ること」へのハードルが少し下がりました。

美容に関わる仕事に挑戦してみよう。

そう決めて、美容関連のパートを探し始めました。

コスメショップでパートを始めてみたら

そうして見つけたのが、家から近いコスメショップのパートでした。

週3日、1日4時間だけ。

通勤時間も短くて、子どもが帰ってくる時間にも間に合う。

「これなら私でもやれるかもしれない」

勇気を出して応募してみました。

・・・

結果はあっけないほどスムーズに合格。

資格を持っているのもありますが、

Webライター経験で培った自己アピールの内容が

良かったんじゃないかと自負しております(笑)。

・・・

久しぶりのパートは、やっぱり緊張しました。

初めてシフトに入った日は、行く前から胃が痛くなったし、

「やっぱり無理かもしれない」って何度も思いました。

でも、お客様が楽しそうにコスメを選んでいる姿や、

購入したお客様がキラキラの笑顔で帰っていくのを見て、
心が癒されました。

そんな姿を直接見られるのが思っていた以上にうれしくて、
逆に元気をもらえたのです。

・・・

もちろん、しんどいこともあります。

ずっと立ちっぱなしだから、家に帰ると足がパンパン。

商品名を覚えたり、在庫を数えたり、まだまだ慣れないことも多いです。

でも、それを含めても

「外で人と話すって、悪くないな」と思えています。

「パートに出るなんて負け」じゃなかった

実は、「パートに出る=負け?」と思っていました。

自由になりたくてライターを始めたのに、

また時間に縛られて、決まった場所に通うなんて。

「それって、負けなんじゃないかな」

なんて、心のどこかで迷っていました。

でも、実際に外に出てみて、わかったことがあります。

私は「時間が自由=自由な生き方」だと思い込んでいたけれど、

本当に自由かどうかを決めるのは、
働き方じゃなくて自分自身だということ。

自分が「これをやりたい」と思えることを選び、

そのために動いているなら、それは負けじゃなくて、

むしろ自分で選んだ“勝ち”なんだと思えるようになりました。

・・・

パートに出て、

お客様と話す時間、
お店のスタッフと何気なく話す時間

そんな当たり前のやりとりが、
思っていた以上に私にエネルギーをくれました。

「パートに出るなんて負け」じゃなかった。

むしろ、「好きなことを続けるために、やってみてよかったな」と感じています。

好きなことをするって、楽しい

「外に出て働くのなんて無理」
「人と関わるのがしんどい」
「どうせ続かないかもしれない」

そんなふうに思いこんでいたけど

やってみたら

「あれ?意外と楽しいな」

と思えました。

・・・

Webライターはこれからも続けていくつもりです。

でも、外に出てパートを始めたことで、

「書くこと以外にも、自分が楽しめることがあったんだな」

と気づけました。

好きなことを仕事にするって、やっぱり良いことですね。

少し時間はかかったけれど、一歩踏み出してよかったなと思えています。

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