【さしすせそ後記13】一つ答えを出すなら-月夜見海月 演奏動画-
大変ご無沙汰しております.蓮ノ空4th兵庫・卒業公演を目の前にして皆様いかがお過ごしでしょうか.
「もう年度末だし,2024年7月末のFes×LIVEでこの曲だけ先にお披露目だったし,もう望み薄いよなぁ……」
そんなことを思っていたら突如Lyric Videoが公式からでてきて「あ,noteの順番的にこれだぁ〜」と少し書き溜めておいた下書きを掘り起こしてきました.いろんな書きたいものがあるので月1本note出していければいいなぁ,なーんて2025年の頭には思ってましたが3月4月でもうへし折れました.早すぎる.
編集他やりたいことやるべきことたくさん抱えている以上,今年度も筆は遅くなりそうです.このままいくと編集後記はどれも時間経ってからになりそうですね.頑張って1週間以内投稿とかできたらその時は書き溜めの成果でしょう,ということで.
今回はBloom Wind Orchestra から,月夜見海月 演奏動画
動画編集・サムネイルについてようやく書き終えたので.104期スリブ曲で号泣爆弾になる経緯がここにあるかもしれない.
大変お待たせしました……!約半年前らしいです.時の流れってこわい.
さて,この演奏動画の話が上がったのはアオクハルカの演奏動画を公開してから間もない,8月前半某日Bloom練習のお昼休み.
「アオクハルカの動画メンバーで月夜見海月,やりたいんですよね」
お昼ごはんを同じ卓で食べていたくろすりぃさんのこの言葉.
金管と木管 3人ずつ,+でピアノ・ベース・ドラムのリズム隊3人と,当時咄嗟の募集で集まったにしては綺麗な編成だった,というのもあるみたいです.あの動画は個人的にもいい出来になったと自負しているのでその話が上がっただけでも当時はワクワクでした.
良ければアオクハルカもみていってね
いや~だってさぁ,月夜見海月って綺麗な音してるじゃん……アオクハルカに続き,吟子ちゃんが加わったことにより,いわゆる寒色系でもその魅力が存分に発揮されるようになった104期スリーズブーケ.そんでもってそういう青とか蒼とか水色とかの"色"や"雰囲気"をまとい,かつ透明感ある曲が文脈どうこうに依らず大変好みなんです.だからこの話が出てきて純粋に嬉しかった.この裏でOn your markのことで頭を悩ませながらも(詳細はそっちのnoteで),「正式にやるとなったら動画も同じメンバーで!ぜひ一緒にやらせてください!」とすでに言っていました.
飛んで秋
この動画で手を動かすのに全振りする・できる期間を2.5週間と決めました.
”決めました”と書いたのはその通りで,他の動画との兼ね合いでこの期間に入れるしかない,というのもありますが,前もって構成を練りきったうえで2.5週間で9割5分完成,残り企画メンバーからのフィードバッグ・修正込みで公開まで3週間あれば納得のいくものはできそう,という慣れというか,編集感覚がついてきた感じ.あと長すぎても中だるみする,自分の性格的に.だから2.5週間がベストだろうと,この時は判断しました.「明日の空の僕たちへ」の時に9人であれくらいの編集量・編集期間だったから,というのも経験値にあります.あとこの時期は毎日なにかしら編集していたので,ソフト上で手を動かすペースに関しては問題なく見極められていたし,ピーク値取れてたと思う.
全振りが2.5週間,と先ほど書きました.
その前の1週間で,
異次元♥★BIGBANGのことを7-8割完成(一度メンバーに共有できるくらいのレベル)まで持っていく
(調整,修正を含む残りの編集を月夜見海月を編集終えた後の11月末以降へ)
+
月夜見海月の構成・演出周りを考えはじめ~練り切りまで持っていく
そんなスケジュールを組みました.1本ずつしか手を動かす方に全振りできない自覚もあったので期間きっかり分けて取り組むようにしました.構成は短時間でも練り切れるだろう,というのが原曲を聴いていての考え.こういう曲調なら手に馴染むと思っていた.
構成まわり
いざ譜面公開後の話.読み進めたのが11月頭(リアルのほう)のこと.人の手を借りつついろんなコメントもらいつつで譜面は一気に全部追っ掛けました.
「あれ,つまっしさんとくろすりぃさん,1人ずつじゃ足りないらしい」
当初はアオクハルカと同じ3×3の構図を持ってこようと思っていたのですが,平方数でなくなるためにそうもいかなくなった.
あ,今回も木管金管は振り分けは違うけどメンバーごとでパート分けされてる!ヨシヨシヨシヨシ!!なら前回アオクハルカの形もある程度踏襲したいなぁ……せっかく同じメンバーが揃ったんですからね.
パーカッションとキーボードがそれぞれ増えて,12画面が最大値だから,横4×縦3のコマ割りが無難かな~,じゃあ縦じゃなくて横に同じメンバーのパートごと(梢,花帆,吟子)揃える?でもそれやると視覚的なバランスがずれるよね?ユニットメンバー3人に2人ずつきっかり管楽器が割り当てられていて,それに対して横4は自分が許せない,というか.
うーん……アオクハルカと同じ形にしてメンバーの左右だけを変える,が一番いいけど,どこにパーカッションとキーボード(グロッケンと チャイム相当)増やすん?パーカッションはまだしも,キーボードはほぼずっと演奏あるからずっとどこかにかぶせるの?それって3×3にしてはいびつすぎない??
4×4から引き算の形にする?となるとがっつり背景考えないといけないかぁ?というかそれならユニット3人をうまく表現できる手立てがないんじゃない??
……わからん!!!!!!
結局Key.含め10画面,をひとまず基本の配置に.つまっしさんのアンビエント系のパーカッション(タンバリンとウインドチャイム,サッシン)はその都度上にかぶせて入れようという形には落ち着いた.いや,落ち着いた,というよりかはそれ以外を未来の自分に放り投げたという方が正しいかも.何とかここまではもってきた,でもこれでいいのかなぁ……とも悩んだ記憶もあります.
10画面分はすべて面積一緒.金管木管の6人分と最下段4パート分はそれぞれ縦横比まで丸ごと同じ.揃えるところはしっかりと揃えたい方ですね.こういうところはマメというかなんというか.
今回は梢パートがClとHr,花帆パートがFlとTrb,吟子パートがTrpとB.Clなのでそれに倣い,Fes×LIVEを参照に位置決め.アオクハルカで使ったフィルターを今回も使い,前回よりも少し小さ目・ぼかし付きで水中の泡感を出しています.あれこれ考えた結果結局ここに戻ってきた.実家のような安心感があります.
背景はグラデーションつき,ここはジャケ写意識です.7月の104期 1st Term Fes×LIVE 〜TWINKLE STAR FESTIVAL!!〜に合わせて落ちサビだけ早めの時間の夕暮れのようなオレンジを入れてます.背景にがっつり色をつけたので,キーボードだけグロッケンとチャイムの違いが分かるように金銀(……のつもりがほぼ白と黄色)で輪郭づけ.それ以外は輪郭つけることなくすっきりと仕上げました.管楽器のパートは配置でわかってくれ!のつもりもあってつけていません.
つまっしさんの差し込まれてくるパーカッションの輪郭色はその付近の歌唱パートに合わせてメンバーカラーにしているはず.ああいうのは輪郭がないと目に留まりにくいというかわかりづらくなってしまうので,せっかくなら,と思ってつけています.
今回は吟子パートのゆうづるさんが2番部分では別画角の動画も提出くれて,初見時「そうきたかぁ!?」となってました.めちゃめちゃ見やすい&素敵な動画素材をありがとうございます.素材なんてなんぼあってもいい.そして吟子ちゃん愛にあふれた画面だなぁ.
「私らしさなのだから」の部分は振り付けで背中を押されて吟子ちゃんが前に出てくるところ.そこを意識して他の部分の1/3よりも若干大きめサイズに設定しています.
(話ちょっとそれますがうちの木低って演奏動画の時そういうところあるよね)
(もやさんは楽器持ちながら踊ったり,モチーフを身に着けたりあと衣装)
(うおもみさんは初の動画企画で雑振りしてしまったのに絵を描いて見せてくれたスパスポ.あのときのお衣装も103ドルケカラーで好き)
(ゆうづるさんは今回の一件)(言い方)
(つるみがわさんは毎度提出いただく動画を見て感動している.トリキの映し方天才.自分が直接編集した例だとBassの空の卯辰山の写真に最後ピント合うのには痺れました.)
パーカッションについては差し込まれてくるタイミングがまちまちでずっと表示するにもいかないので場所ごとに入れる,というアプローチをすることを決断.ここだけでもこれが良いのか……?と頭を悩ませた点ですが,いざ出力してみると案外ハマった形.当初はもっと角張った図形でした.転換に使った,分割してパラパラめくれる感じは編集方法としても今回初の取り組みです.いつもの「編集面で何かしらは新しいこと取り入れよう」が今回はここですね.
仕組みとしては
図形状にはめた動画を別の場所で一時的に作成
↓
出力する場所へ引っ張ってきて縦横に数を決めて分割
↓
時間差かけながらアニメーション追加
この作りでできたようで.こんなことをしたい,というイメージは頭の中に途中であったものの,なにをどう使えば分割されて時間的ずれを生めて……というのの分解にかなり時間を要したのを憶えています.ここを言語化できないと検索しようにもなにもわからないので(パラパラ とか入れてみても引っかからなかった).
一部分で差し込まれてくるパーカッションに対してこういったアプローチができるようになったのは,この動画編集してた中での1番大きな収穫であり,この先も生かしていけそうだと手応えを感じたところでもあります.今後も出てきそうですね.
この時点で8割くらいは完成したので参加メンバーに共有.「この日を越えたらケツ叩いてくれ」ってとあるメンバーに宣言した通りの日付.こうやって宣言して追い込むのは嫌いじゃないです.
そこから残り2ー3日でパーカッションの図形形状と全体色味の補正,元々残していたサムネイルの作成など.
図形は角を丸くすればちょっと海月っぽくなるのでは?とFlのあめさんからもらって「天才!?」となった.
……ですがこれ,意外と時間かかったんですよね.角張った図形は普通の長方形の一部を削る,でできるんですけれど,角が丸いとなるとそもそもの図形を角丸用に変えないといけない(Aviutlの悪いとこかもしれない.静止側とはいえPhotoshopだと角丸の設定も同時に行えるので).そしてそれって長方形以外の任意の四角形作れるんだっけ……??そもそもそんなオブジェクトあるんですっけ……?となりまして.結果として入れてあった別のオブジェクトを見つけ,取り替えるだけで作成可能であったので命拾いしました.
色調補正はこれまで実はあまりいじってこなかったところ.ただ海中をイメージした青色フィルターをかけている都合上,ベースの黄色みが強いと最終的には緑っぽく見えてしまうもので,今回は少しだけ手を加えました.写真有識者たすかる になってたな.
サムネイルとクレジット部分にはすみだ水族館で撮影したビッグシャーレのミズクラゲさんを添えて.この動画出す直前にもう1回見に行きたい!と思っていたのですがそれどころじゃなかった.9月頭に足を運び,なにも思い浮かばずだったのでできれば編集期間に行きたかった(梢先輩にあやかって,です).直後に行けたのでよしとしましょう.ビッグシャーレのライト,綺麗な104期スリブ3人のメンバーカラーに近くなる瞬間が存在するのでそこを狙ってます.すみだ水族館はいいぞ.
フォントについてはアオクハルカよりもカチッとした印象を持たせたかったので明朝体ベースのものを使用.いつものごとく曲名・ユニット名・Bloom とでメンバーカラー3色を添えるような形にしています.海月の不安定さを出すために曲名部分はサイズも位置も少しずつずらして完成.サムネに関してはテンプレ化しつつも,その曲らしさを出せるように,そして文字の見やすさも忘れてはいけないし,多重録音であるということも伝わるようにできていればと思って毎度作っていますね.
そんなこんなで無事完成,一時期本当にどうなることかと思っていたくらいには行き詰まっていたので一瞬ホッとしました.かなりカツカツの中,仮版を確認して改善案くださったメンバー,その他色んな面でお世話になったメンバーがいなけりゃこの動画できてない……って本当に思っています.いやいつも思ってはいるんですがたくさん支えてもらってできた動画だなぁ……と完成・公開当時も,何なら時間が経った今も感じています.
入れたかったけど悩んだ挙句入れなかったもの
イントロ部分,2分音符×2→全音符(fp)のところ.3人のパート分けとリンクさせつつうまくリズム隊を振り分け,浮き上がっていく泡のような枠に動画をはめる案.
やめた理由は
・大々的に見えるのに背景が作れない
・時間的制約でアンビエント系パーカッションを優先
・ここを作ったとしてその後のイントロに綺麗につなげる案がでなかった
ざっとこんなところです.もう2週間あったら作っていたかもしれない.こればっかりはしょうがないかなぁ.
雑記+あとがき
この編集に本格的に手を付けるまで(みんなから動画もらいきったところ)が10月という個人的な区切りでいたので,10月を41日くらいまで伸ばしました.ちなみに見返したら9月28日くらいから10月分制作物(Bassの空)だったので44日くらい10月気分で過ごしています.こわい.
とはいえ11月は伸びない.というか自分では伸ばせない(伸ばせる権限がない).諸動画の提出締め切り大体このあたりだったので.逆さまの歌,月夜見海月.異次元BIGBANGは12月頭だけど人数多いし実質,みたいな……
動画以外,本職含め様々な締め切りもこの辺りに複数設定されていたのも重なった.12月頭にはGratefulのゲネプロもあってその準備もあったかな.
そう,11月は(深夜部時空で)20日間の超短期決戦.そもそも30日しかないっていうのに().こんな中,Street,3rd大阪,その次の日学会発表……はじめは本気で焦った.特に10月末に急に「11月下旬,東北まで出張いってきてください!」ってメール来た時点で,月末の週末に向けて時間がなさすぎるが!?と.Streetの週にちゃんと金沢行けるかな……って不安が,精神面でも,体調面でも確実にありました.
「かなり悩んだ」と,文字で書くのは簡単なんですが,体感では同時期くらいに進めていた異次元BIGBANGよりもはるかに行き先が見えなかった感じが実はありました.特に集中して取り組む期間も決めたのに,電車の中で時間をかけていても,こんなにもベースの動画案から先がでてこないというのはこの時期までに作ってきた演奏動画ではない経験.
本職のこともこの動画の内容も,どちらも行き詰まってきたのがStreetの週の平日.楽しみではあったのに,「週末Streetと3rdドルケ大阪なの!?まだ来ないでくれ!!!」って本気で思うくらいには切羽詰まってた.
ベースを決めた通りに配置していきながら,参考のためにアオクハルカの動画を自分で繰り返し流し見しては,「数ヶ月経っているしそれ以上のものは作らないといけない」というのは自分の目標地点であり,最低限の仕事だと認識しつつ……
アオクハルカが瞬間的にバッチリハマった動画にできただけに,「これを越えられるんか……?」となったり,横で流しながら現段階でできる編集を進めてはいても,これでいいのか,これがいま自分の考え得るベストなのか,よくわからなくなったり.正直考えも全然まとまらなくなってました.決めたはずの道を進めるだけ進む.でも急に霧が深くなって前が見えなくなる場所があるとわかっている.でも時間的には進まないといけない.こんな怖いことない.
ここでこんな悩み方をした結果,アオクハルカと月夜見海月が一時期(?)涙なしには聴けなくなりました.そもそもの文脈,とか,アオクハルカ演奏動画単体での思い出,という話もありますが,ここのことを思い出してしまって心がぎゅ~ってするんですよね.両国ファンミのライブパート初っ端からアオクハルカ→月夜見海月とかいう不意打ちを持ってこられて,のけぞりつつめっちゃ泣いてた.アオクハルカ・月夜見海月を現地で聴く3回目となった3rd千秋楽神奈川Day2でさえ,確定演出なのにアオクハルカは堪えられなかったです.「涙だけじゃないやつ流れてる」って連番者にいわれてたなぁ.
さすがに自分の編集した動画では涙はいらなくなりましたが未だ不意にアオクハルカで涙してしまう要因はここなのかなぁ……と思います.あと歌詞が刺さりすぎる.痛い.でも同時に前を向こうと思えるのもいい.
こんな風に書いてはいるものの,自分で「やります!」っていってのってるし,いいものにはできたので後悔ばかりというわけではないですよ.
ここまで,アオクハルカと月夜見海月とやってきたのもあり,104期スリブへの特大感情がしっかり出来上がっているのでユメワズライをライブで浴びるのが今は楽しみです.ユメワズライのリリックビデオ見た瞬間の感想とかもどっかに置いているんですが,さらによく噛み砕いたうえで書けるといいな.動画コマ送り楽しかったですね.
おまけ
11月度Street Fes×LIVEの翌日,DOLLCHESTRAの大阪公演の日ですね.石川県立図書館に寄る道中の車内で「アオクハルカ」→「月夜見海月」がシャッフルで流れたとき.シャッフルでこれなのなんでだよ,ドルケ公演の日だぞ!!
ウニてんてーとゆうづるさんがおもむろに自パートの音歌い始めてめっちゃ笑ってました.(Bloom奏者の方々こういうとこある.え?ない??)
編集期間中はどっぷり浸かるためにもデモや仮Mixをリピートで流していることが多いので,「良く知ってる音だなぁ……」と笑いながらも,当時進捗が残された時間の割には思しくなくて実は胃がキューってしてた.「編集……ガンバリマス……(小声)」だったなぁ……と.退路絶つためにその前日に個人的に企画メンバーに共有する締切を人に宣言していたのもあり……
こういうのも思い出ではあるんですが記憶域の使い方をどうにかしてほしいものだなぁと思います.
