ADHDとわたし


  1. ADHDって何?

  2. きっかけは仕事とパートナー

  3. 「ファッションADHD」

  4. 終章
    ______

1.ADHDってなに?


 ざっくり言うと、定型の人より前頭葉(脳の前方)の発達が生まれつき足りてない人のことを指す。
 具体的な症状は集中力欠如、多動の症状、衝動性の3つが挙げられる。うっかりミスがある、会議でじっとできない、衝動的に買い物をしたり人の話に口を出したり。
 あとは感覚過敏!! 音が大きく聞こえたり、服のタグとか特定の感触がやけに気になったり…。
 症状の強さは人それぞれだけど私は集中力欠如と感覚過敏(音)が強め。
 

2.きっかけはパートナー

  「私ってADHDかも?」って最初に思ったのが何年前かはもう覚えていない。昔から人より不器用でとにかくうっかりミスが多く、人の話を聞くのが苦手だった。大学生のころは単位の管理ができないから友達に数ヶ月に一回チェックしてもらっていた(悲しい)
  私が精神科の受診を後回しにしていた理由はここにある。なんか私ADHD臭いけど、友達もいるし単位も取れてるしバイトもそんな困ってないし、別にいっかー‼️😄ニカッ でホントに生きていけたから受診しなかった。
 そもそも「病院にいく」「薬をもらう」のは症状を抑えたいからであって(※この話は3章でもするよ)、そうでない人には薬も手当も必要ない。私は後者だった。
 そんな調子になっていた私に「困ったこと」が起きはじめたのは、社会人2年目になった頃。学生時代からお付き合いしているパートナーの話をあまりにも聞けていないことが発覚したのである。

判例①
私:美容院って明日だよね?
彼:ううん、明後日だよ
判例➁
私:明日は神奈川の友達に会いに行くんだよね?
彼:ううん、神奈川の友達が静岡に会いに来てくれるんだよ
 
 ほかにも聞き漏らしはもっとあるけど、それすら忘れてしまった(カスの脳みそ)けど、こういうのがしょっちゅうで、ついに彼氏にも「くじらさんは俺の話をたまにきいてないときがあるよ」と言われてしまった。
 あれ氣づいちゃいましたか?(松本かれん)になった私は、
 「音を集中して聞き取ること、覚えることが苦手で、そういうエラーが起きてしまう。私もメモを取るなり頑張るから、申し訳ないんだけど、慣れてほしいかも」と伝えた。自分がADHDであることは伝えてない。
 彼氏は「そういう体質?っていうのが前提であるのがわかったから、言ってくれてありがとう。邦画にも字幕つけてたのはそういうことだったんだね」と責めずに理解してくれた。全一の理解ある彼くんである。

 メモを取ってでも頭に入れたい、それが無理なら薬を飲んでADHDの症状を抑えたいと思った。薬の服薬を考えたのは生まれて初めてで、そのきっかけは彼氏だった。「大切なパートナーの話が聞けない、忘れてしまう」って、悲しくて、すごくもったいない。そう思って心療内科を受診した。


3.ファッションADHD

 遅刻、物を失くす…ADHDの症状は定型発達の人にも起こりうる「エラー」だ。
 「大学の課題忘れて草 完全にADHDで草」「今日も遅刻したADHDすぎる」のようなツイートをよく見る。し、これに対して「診断済でもないくせに軽はずみにADHDを自称するな」「本当に苦しんでる人を傷つけてる」という声もよく見かける。
 私の持論としては、「診断済のADHDだけが本当の苦しみを知っているのか?」と思うのである。クソデカ疑問符である。
 もう少し私の思想を話させてほしい。まず私は、人間の5割くらいはADHDだと思っている。厳密に言うと、定型の人もADHDっぽい要素を1%以上は持っていると思うのだ。医学的には間違っているから、話半分で、一個人の思想だと思って聞いてね。

 ①定型、定型寄りの人でもミスをする
 ➁ADHDの症状と定型のミスは、同じもしくは似ている
 ③だから定型・定型寄りの人も「俺マジでADHDすぎる」と言う

 ADHDが日常生活で100回起こすようなエラーは、定型もたまに起こしてしまう。だから、「ミスが多いこと」や「だらしないこと」がADHDという言葉で形容される。
 なんというか、そりゃそうじゃである。オーキド博士も頷くくらいの、しょうがないことだと思う。軽はずみ?にADHDを自称する画面の向こうの人が定型か、グレーゾーンか、ADHDかはお医者さんじゃないと分からない。     

 そしてこれが私の一番言いたいことなんだけど、定型にも定型が抱えてる苦しみが何かしらあって、それはADHDよりも重いとか軽いとか絶対ないはずなの!人には人の地獄だから、自称ADHDに対してキレる前に、勝手に被害者になる前に、その人の後ろにある見えないものを想像するADHDで私はいたいのである。

 
 そもそも診断済ADHDが目の敵にしてる「自称ADHDの定型」が本当に定型か、医者でもない限り分からないのだ。
 病院を探して、予約して、お金を払うというそこそこダルいステップを経て、ようやく病院でADHDと診断される。そのステップを踏むのは決して「苦しみグランプリ一等賞のADHD」ではない。「症状を抑えたいADHⅮ」だ。
 苦しんでるけど自分がADHDって診断されたくない人、ADHDだけどADHDすぎて精神科の予約すら後回しにしてる人…未診断の自称ADHDにもいろんな背景があると思う。診断済のADHDだけが一番苦しんでるわけじゃないはす。

4.終章

 病院に行くきっかけと、ADHDに対しての思想をお話ししました。
 パートナーと関わって、仕事をして、正直学生の頃より何倍も困ってるしADHD現代社会向いてないなあと思うけど、上手に生き抜く方法をあれこれ考えるのはゲームみたいで楽しい。新卒就活の時よりもずっと精密度高い自己分析できてる気がする。
 発達障害だからこの世で一番かわいそうとか、お先真っ暗って嘆くんじゃなくて、あれこれ工夫してそれなりに楽しく生きる、明るいADHDでいたいのだ。

 



いいなと思ったら応援しよう!