あなたのチャンネル、初見の人は3秒で「何の配信者か」わかりますか?
配信を始めてしばらく経って、登録者も1,000人を超えた。毎回来てくれるリスナーもいる。でも、そこから先が伸びない。
同接は20〜30人あたりをウロウロ。新しい人が来ても、1回見て帰っていく。
こういう配信者を、ぼくは事務所のマネージャーとして何人も見てきました。
先月その事務所を辞めて、今こうしてnoteを書いています。辞めた理由はいろいろあるんですが、ひとつだけ確かなのは「事務所に入れない個人の配信者にも、この知見は届けられるはず」と思ったこと。
このコラムでは、マネージャーとして裏側から配信者を見てきた経験をもとに、「登録者1,000人から1万人」に向けて何をすべきかを書いていきます。
まず1万人。収益はあとからついてくる。それがぼくのスタンスです。
最初に話したいのは「ブランディング」の話
いきなりブランディングと言われると構えるかもしれないけど、難しい話じゃないです。
ひとつだけ聞かせてください。
あなたのチャンネルページを初めて開いた人が、3秒で「この人は何の配信者か」わかりますか?
事務所時代、伸び悩んでいるタレントのチャンネルを見るとき、ぼくがまずやっていたのがこのチェックでした。そして、止まっている人のほとんどが、この3秒テストに引っかかる。
「好きなことを全部やる」が伸びない理由
ここから先は、事務所で実際にタレントに伝えていたことを書きます。
登録者1,000人を超えるまでは、正直なんでもいい。配信を続けること自体が大事だし、好きなことをやるエネルギーがそのまま視聴者に伝わる時期です。
でも、1,000人を超えたあたりから状況が変わります。
初期のリスナーはあなたの「人柄」で付いてきてくれた人たちです。でも次のフェーズで必要なのは、まだあなたを知らない人が「お、ちょっと見てみよう」と思うきっかけ。
そのきっかけを作るのが、チャンネルの「顔」です。
事務所がタレントに最初にやらせていた3つのこと
ぼくが新しいタレントを担当するとき、最初の1週間でかならず整理していたのがこの3つでした。
1. 概要欄のキャッチコピーを1〜2行に絞る
「ゲームとか歌とか雑談とかいろいろやってます!」これは実質何も言っていないのと同じです。初見の人にとっては「何がメインかわからない=見る理由がない」になる。
事務所では「あなたを知らない人に15文字で説明して」と言っていました。「深夜のホラゲ実況専門」「毎朝の弾き語り配信」「APEXランク解説」。このくらい絞ると、刺さる人には深く刺さる。
全部やるなとは言いません。ただ、概要欄のトップに出すのは1本に絞ってほしい。
2. アーカイブの「見た目」を揃える
チャンネルページを開いたとき、サムネイルがバラバラだと「何のチャンネルかわからない」状態が強化されます。
全部統一しろとは言いません。でも、直近10本のアーカイブだけでも、色味やレイアウトの方向性が揃っていると、初見の人に「ちゃんと運営しているチャンネルだ」という印象を与えます。
事務所ではサムネのテンプレートを用意して、配信テーマごとにフォーマットを分けていました。個人でも、Canvaでテンプレを1つ作っておくだけで見え方がかなり変わります。
3. 「初見さん向け配信」を月1で入れる
これ、やっている人が本当に少ない。
常連リスナーとの内輪ノリは楽しいし、それ自体は悪いことじゃない。でも新規が入りづらい空気になっている配信は、外から見ると「入り口がない建物」と同じです。
事務所では「月に1回、自己紹介枠をやって」と伝えていました。自分のことを話す配信、このチャンネルの楽しみ方を伝える配信。これがあるだけで、新規の人がアーカイブから入りやすくなる。
なぜこの3つが最初なのか
これら3つの共通点は「配信の内容を変えなくていい」ということです。
企画を変えるとか、ジャンルを変えるとか、そういう大きな話じゃない。今の配信をそのまま続けながら、外から見たときの印象だけを整える。
事務所のマネージャーがまずやるのは、タレントの個性を殺すことじゃなくて、その個性が初見の人にもちゃんと伝わるように整えること。それだけで数字が動くケースは、本当に多かった。
今日やること:1つだけ
この記事を読んだら、今日やることは1つだけ。
チャンネルの概要欄を開いて、最初の1〜2行を書き直してください。
「自分は何の配信者か」を15文字以内で。長くていいのは説明欄の下のほう。最初の1行だけは短く、鋭く。
サムネや初見枠の話は、次回以降のコラムで掘り下げます。
おわりに
このコラムは毎週更新します。登録者1,000から1万人を目指す配信者に向けて、マネージャー目線で書いていくので、よかったらフォローしてください。
あのマネ|元V事務所マネージャー X: @anonymanager
