(伝記)アチャン・マン・プリタットー師③
(続き)22歳の時、彼は比丘になることを強く望み、ウボンラーチャターニー県ムアン郡リアップ寺院でルアンプー・サオ・カンタシロ師に仏教を学びました。そして、1893年6月12日、ウボンラーチャターニー県ムアン郡スリ・ウボン・ラッタナーラム寺院で、プラ・アリヤカヴィ(オン)師、プラ・クル・シータ・チャヤ・(セーノ)師、プラ・クル・プラチャック・ウボンクン(スイ)師の下、出家しました。得度後、師はウボンラーチャターニー県リアップ寺院のルアンプー・サオ・カンタシロー師の元で「プッ・トー」という真言を唱える瞑想を学びました。

ある日、マン師は予知夢を見ました。夢の中で彼は村を出て、森を通り抜け広い野原に出て行きました。野原を歩いていくと、葉のない切り倒された一本の木が見えました。その切り株は高さ約 1 コン・オープ、人が抱き抱えた程の大きさでした。彼は切り株に登り、調べました。彼は、この木は朽ち果てていて、二度と生えてこないだろうと思いました。彼がそう考えていると、その丸太には、どこからともなく現れた馬が繋がれていました。彼はその馬に乗にまたがると、馬は全速力で北東へ駆けていきました。走りながら前方に置かれた棚に目が留めました。それはまるで大蔵経 (仏教の経典) を収めるような棚が置かれてるのです。その棚は白銀でできており、華麗な装飾がなされています。
馬は棚に向かって走り、そこに着くと立ち止まり、姿を消しました。彼は馬を降りてまっすぐ棚のところへ行きましたが、中に何が入っているのかわからなかったので、開けませんでした。さらに前方を見ると、茨(いばら)や障害物に満ちた深い森が広がっています。ですので、彼はそれ以上進むことは出来ませんでした。そして目が覚めます。夢を振り返ってみると、仏教に出家し聖八正道を実践することは、家から離れるようなものだと悟ったのでした。
この予知夢は、煩悩を含むあらゆる悪行が間違っていることを意味していました。馬は誕生を象徴し、智慧の洞察(ヴィパッサナー)によりこれらの悪行を正すことを象徴し。馬に乗り大蔵経(仏教の経典)を収めた棚へと導かれ、瞑想を通してパティサンビダ・アヌサーサナ(興的で卓越した教え方・説法の才能)が成就することを予知しました、しかし、三蔵経の棚が開けられていないため、完全な(チャトゥ・サンビダ・ニャーナ)には至らないもののパティサンビダ・アヌサーサナ(興的で卓越した教え方・説法の才能)が成就することを予知しました。
予知夢は、師の精励する修行への自信を示す前兆でした。そのため、師は揺るぎない努力を続け、決して諦めませんでした。歩行瞑想と座る瞑想を実践し、日々の実践を一切怠りませんでした。そして、仏陀をはじめとする古の聖者たちの歩んだ八正道の実践の道を歩み続けます。(続き)
参照 ドゥッタンガ(頭陀行)阿羅漢の仏塔p97より

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