【構造解体 #021】公共の水源 vs 実態不明の🍍
公共と司法のねじれ
北海道ニセコ町。町民の8割、約4,000人が依存する水源地を守ろうと、町は必死の防衛戦を続けている。
しかし、裁判所で争っている相手は「山梨県の会社」としか公に語られていない。
その名は――ネット上では「ニセコ🍍ヴィレッジ」と呼ばれている。
町の公式資料でも大手報道でも、この名前は出てこない。
伏せられたままの存在が、司法の場では「正当な原告」として町を追い詰めている。
🍍の正体
ニセコ🍍ヴィレッジは、山梨県甲斐市の平屋団地の一室に登記された会社だ。
代表者は公開情報から不明、事業内容も不明、資本金も不明。
住所だけが商業登記に記され、法人番号が与えられている。
実態を確認できない企業が、町民の水源に所有権を主張し、
一審(2024年9月12日、札幌地裁岩内支部)では勝訴してしまった。
司法が見ているのは「水の公共性」ではなく「過去の売買契約に瑕疵があったか」という形式論。
結果、町は「書類の不備」の連鎖責任を負わされ、公共の水源が🍍に奪われかねない状況にある。
なぜ🍍は水源を欲しがるのか
🍍が自ら開発する意志は見えない。考えられる動機は三つ。
資産価値の確保
水源は自治体が必ず必要とする。持っているだけで「交渉カード」になる。転売ルート
外国資本やリゾート開発業者に高値で転売するための受け皿。
実態のない会社が前面に立ち、背後に真の買い手が控える構図は珍しくない。フロント企業疑惑
表向きは日本法人だが、背後に外資が存在し、規制をすり抜ける“窓口会社”として機能している可能性。
つまり「水を守るため」ではなく「水を人質に交渉するため」に所有を主張しているのだ。
町と住民の情報格差
町は訴訟相手の社名を出さない。議会資料や広報には「山梨県の会社」としか書かれていない。
一方で住民や支援者はSNSやブログで「ニセコ🍍ヴィレッジ」と名指しし、署名活動を広めている。
ここに現れるのは「行政が伏せる情報」と「住民が暴く情報」の二重構造だ。
公式に出せない名前を、ネットが拡散する。そこに司法は関知しない。
創憲案の現実的限界
参政党代表の神谷宗幣氏は、自身のポストでこう訴えていた。
「参政党はみんなで考えた創憲案の中で【公益の重視】をうたっています。今回のニセコの水源の例は今後日本中で問題になってくるのではないでしょうか。」
だが、現実に裁判で問われているのは「公益」ではなく「登記と契約の形式」である。
司法は理念ではなく、書類の正当性だけを見て判断する。
公共性を守りたいなら、創憲案の抽象スローガンではなく、
制度言語で戦う力――それこそが必要なのだ。
結論
町民の水を守ろうとするニセコ町が、実態不明の「ニセコ🍍ヴィレッジ」と法廷で争わされている。
公共性は切り捨てられ、形式だけが裁かれる。
その形式を利用するのは、山梨県の住宅一室に登記された会社だ。
司法の形式主義が、結果として🍍のような存在を強くする。
町民が守ろうとしているのは「水」だが、司法が守ろうとしているのは「書類」なのだ。
そして、この現実を前に役立つのは、実現の望みが薄い抽象的な創憲案ではなく、
形式を解体し、構造を見える化する私たちの活動である。
だが、活動は私たちだけのものではない。
公共の水を守るために、読者であるあなたも行動に加わることができる。
このリンクは、町が公式に呼びかけている署名ページだ。
「水を守るのは誰か」――その答えの中に、あなた自身を加えることができる。
