#8 弁護士と相談を始めた話
一部誤りがありましたので訂正しました
相談を始めたNPO法人から紹介された弁護士に会いに行く
2023年6月。
NPO法人の代表から参加するように勧められていた、弁護士が参加する生活全般の無料相談ができる相談会に、父・兄を連れて出かけました。
地域の中では一番大きいターミナル駅近くの複合ビルの中の会議室が会場でした。
実家は車はなく、
父は長い距離や段差を歩くのはつらいので外出時は車いすを使用、
妹はアルバイトやクリーニング店の仕事が休めず参加できない、
こんな状況で兄まで引き連れて出かけなければならないので、
まずは会場までの移動を計画しました。
実家から会場のあるビルまで距離はそれほどないのですが、
大きな駅の近くのため交通量も多く、
駐車場はたくさんありますが出入りが難しかったり料金が高く、
車いすの父の乗降がしやすいようなスペースが広い駐車場が見つけにくいです。
そのため、
駅から徒歩10分ほどの離れた場所にあるネット予約ができる駐車場を予約しておき、
私の車に父と兄と車いすをのせて移動しました。
父を車いすに乗せ、私が車いすを押し、兄も一緒に歩かせて、
駐車場から会場まで向かいました。
遅刻しないようにかなり早く出発したので、
会場のあるビルのロビーで時間をつぶしました。
テナントのコンビニでお茶と菓子パンを買ってベンチに座って食べさせ、
見学できそうなスペースをプラプラと歩いて、
予約時間まで待機しました。
久しぶりに来る大きな駅周辺の景色や、久しぶりに食べる菓子パンの味に、
父は喜んでいました。
兄は、ロビーに置かれたフリーペーパーを手に入れて喜んでいました。
弁護士との相談
予約時間になったので相談会の会場へ入ると、
NPO法人の代表が出迎えてくれました。
受付を済ませ、担当の弁護士がいるブースへ移動しました。
担当の弁護士は、メディア出演やSNS での発信もしている方で、刑事事件の実績が多いようでしたが、
近年はNPO法人ともつながりが深いようで、生活保護申請の同行も何度も経験されているようでした。
あいさつの後、持参した実家の家族の相談資料をお渡しし、
生活保護の申請をしたいと伝えました。
弁護士から、
・妹の借金があっても生活保護の申請はできる
・法テラスを通して依頼を受けるので、生活保護申請の弁護士同行の費用は
無料になる
・生活保護の申請と受給を開始後、妹の借金は自己破産をしたほうがいい
・父と兄についても借金があるか調査したほうがいい
・妹が世帯分離をしているが、生活保護の申請や受給は3人で1世帯として
行われる
というお話があり、
生活保護申請に行く日時を2週間後に設定してくださいました。
申請時に必要な持ち物のこと、
家族全員がそろわなくても妹がいれば申請できること、
申請時に口座の残高や手持ちの現金が〇万円を超えないようにしておくことなどの説明もしてくださいました。
NPO法人への相談をしたことで、
生活保護申請に強い弁護士を自分で探さずに済みました。
今回の相談会では、実家の生活状況をあらかじめNPO法人から弁護士へ情報共有されていたので、
30分ほどで弁護士との法テラスの契約、生活保護の申請の日時決定まで話が進みました。
同席した父と兄の様子
相談中、父と兄は言われるがままに契約書にサインをするくらいで、
相談内容をどこまで理解できているか分かりません。
生活保護の制度についてもほとんど理解していないと思います。
本当なら、理解できるまで丁寧に説明し、本人の気持ちをしっかり聞いて、本人の意思で生活保護の申請をするのが正しいやり方だと思います。
父と兄に、これまで何度も、家計が苦しいことを伝え、
家族が協力してお金のやりくりをしないと生活ができないことを
話しました。
それでも自分のことしか考えられず、
他の家族のことを思いやることができない様子を見てきました。
生活保護を受けて、毎月生活費をもらえるようになれば、食べ物や体調不良の心配をしなくてよくなること、
その代わり、
この家の家賃は生活保護の基準より高いので
家族3人でこの家に住み続けることはできなくなること、
妹は借金を返せなくなるので自己破産すること、
父・兄・妹それぞれ別々に住む場所を探して引っ越すこと、
などをたびたび話をしてきました。
その話をした直後に
父は、兄が自分の言うことを聞かない、○○が食べたい、近所の○○さんは昔は○○だった、など関係のない話をします。
兄は、そそくさとその場を離れ、自分のルーティンに戻ります。
難しいことや嫌なことには関心がないようでした。
父と兄の理解や意思確認を待っていたら、生活保護申請はいつになるか分かりません。
生活保護受給が始まらないと、私の差し入れや立て替える生活費の負担がずっと続くことになります。
私は実家の支援のために退職したので無職です。
いつまでも無職でいられる余裕はありません。
かなり強引ではありますが、
実家の家族が、私の生活や私の家族の家計に迷惑をかけている現実があります。
この現実を理由に、
少しでも早く生活保護の受給を始めるため、
父が介護保険を利用して家の外に出る生活やリハビリをするため、
兄が障害の判定を受け福祉サービスを使って兄に適した支援を受けるため、
妹が借金を整理して生活を見つめなおし収入に見合う生活をするため、
市のサービスにつながる一歩を踏み出しました。
弁護士への相談をした後
相談会が終わり、弁護士とNPO法人代表に挨拶とお礼をして会場を出ると、雨が降っていました。
父と兄のための傘は持参していたのでそれぞれに持たせ、
わたしは上着を着てフードを被り車いすを押して、
歩いて駐車場へ戻り、車に乗って実家へ戻りました。
妹に、相談会で話した内容を伝えました。
申請当日には父と兄が申請者として窓口へ行くこと、
生活保護の受給が決まったら自己破産の手続きも始めること、
なるべくアルバイトのシフトを減らし収入を減らすことが申請に有利になると言われているので、引き続きシフトを減らすこと、
クリーニング店の売り上げや収入の金額が申請時に必要になるのでまとめておくこと。
妹がこれまでに何度か断られていた生活保護の申請に、
弁護士が同行することが決まり安心したようでした。
生活保護の申請後には家庭訪問による調査を受けることも聞いたので、
実家の家の中や店舗部分の掃除と片付けも力を入れることにしました。
妹の自室はこれまであまり立ち入らないようにしていましたが、
散らかっていたり布団が敷きっぱなしになっていることは分かっていたので、片づけるように妹に伝えました。
かつて商店を営業していた時に倉庫として使用していたスペースには父の趣味の年代物のアマチュア無線機や不用品が置かれているので整理することにしました。
ごみをまとめておくスペースでもあり、分別ができないでいたので、種類ごとのかごを差し入れとして購入し、分別ができるようにしました。
(のちにこのカゴも、兄が捨ててしまうという事態が発生します)
その倉庫スペースは洗濯物を干す場所にもなっていますが、
妹の女性下着が丸見えの状態で干されていたので、見えないように干すやり方を妹に教えました。
家の中のどこを見られてもいいように、実家に行くたびに掃除と片付けをすることにしました。
家の中のあちこちに分かれて保管されている郵便物や書類も、分別して整理することにしました。
家賃の支払い状況がわかるよう、支払い時のサイン押印がつづられた台帳、
家族分の通帳、
兄と妹の給料明細や源泉徴収票、
父の個人年金の保険証書、
など、申請時や家庭訪問の調査時に確認されそうなものをすぐに取り出せるようにすることにしました。
生活保護の申請日時が決まったことで、
実家に通う私のモチベーションが上がりました。
父・兄・妹にも見通しができた具体的な話や指示ができるようになりました。
家族だけではこれほど早く話を進められなかったので、
NPO法人に相談に乗ってもらえたことは本当に幸運だったと感じています。
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