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fuu_factoryf
超短編|透明な袋には
透明な袋にはレースと薔薇の模様が印刷され
その柄の間から不揃いな丸のクッキーらしきものが見える
「ホワイトデーだって、パートさんから」
会社で食べたから残り食べていいよ、と夫は浴室に行った
袋を閉じている赤金のワイヤータイを捻って開けると
合成的なバニラとマーガリンの甘ったるい匂いがする
白っぽいのと茶色っぽいのは味の違いではなく焼きムラだ
一度見かけたことがある髪の長い眼鏡の中年女性が浮かぶ
幸せな人なんだろうな、と思いながら不透明の袋に移し替え
ゴミ箱のペダルを踏むと、殊の外勢いよく蓋が開いた。
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これらに参加させていただきました
一度に、二つの企画を絡めて文章を作るのははじめてかもしれません!
ありがとうございます
