「あなたは、何ができる人なんですか?」
「私には、強みがないんです」
コミュニティメンバーや講座の生徒さんから相談を受けるとき、こんな言葉をよく聞きます。
実は、この言葉を聞くたびに思い出す人がいます。
昔の私です。
会社員時代の私は、社内での仕事をなんでもやっていました。
事務、経理、顧客対応、資料制作、デザイン、Webサイトの更新など。
社長がやらない仕事は、ほとんど私が対応していました。
一見「なんでもできてすごい」と思われるかもしれないけれど…。
実は、これが私のコンプレックスでした。
ある日、取引先の方から聞かれたんです。
「久保田さんって、何ができる人なんですか?」
一瞬、言葉に詰まり、なんとか捻り出した言葉が
「えっと…いろいろやっています」
それしか言えませんでした。
当時の私は、「◯◯が得意です」と胸を張って言える人が、本当に羨ましかった。
営業です。
デザイナーです。
エンジニアです。
そういった明確な肩書きがある人を見るたびに、「私には何もない」そう思っていたんです。
だからずっと、自分の肩書きを求めて、自分探しを続けていました。
私の「強み」は、当たり前の中にあった
でも、今なら分かります。
私には何もなかったわけではありません。
「当たり前すぎて、気づいていなかった」
ただ、それだけでした。
人は、自分が苦労して身につけたことよりも、自然にできてしまうことの価値には、なかなか気づけません。
だから私も、「こんなこと、誰でもできる」と思っていたんです。
でも、あるとき、副業で知り合いの経営者さんのお手伝いを始めるようになってから、不思議なことが起きます。
「ありがとう!」
「ほんと助かる~」
「これもお願いしたいんだけど」
そんな言葉をもらうたびに、私は驚いていました。
「え?こんなことで?」
資料を見やすく整えること。
スケジュールを調整すること。
人と人の間に入って橋渡しをすること。
相手が困る前に、一歩先を考えて動くこと。
これらは、私にとっては当たり前のことでした。
でも、その「当たり前」が、 誰かにとっては「本当に助かること」だったんです。
だから私は「強みがないんです」という言葉を聞くたびに思います。
この人は、きっと、まだ自分の本当の強みに気づいていないだけなんだろうな、と。
あなたの「普通」は、誰かにとって価値になる
あなたにも、日ごり当たり前にやっていることがあるはずです。
あなたは「普通」だと思っていても、誰かにとっては、それがお金を払ってでもお願いしたい価値になることがあります。
もし今、「私には何もない」と思っているなら、これまでに「人から『ありがとう』と言われたこと」を思い出してみてください。
その中に、 あなた自身もまだ気づいていない強みが隠れているかもしれません。
この記事を読んで、
「自分にはどんな強みがあるんだろう?」
「自分に向いていることって、一体なんだろう?」
そう思った方へ。
私も同じことで悩んでいました。
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