「たしかなこと」から学ぶ保育や子育てのメンタリティ
このシリーズでは、名曲を元に保育や子育てに大切な考え方や解釈を発信していきます。

動画編集に使えそうな曲を探すというのがライフワークになったので、その中で、保育や子育てのヒントになることを発信して、保育者や子育て家庭の力になれればと思いこのシリーズを始めました。記念すべき第1回目は小田和正さんの「たしかなこと」です。
子育てに悩んでいる人にオススメ
この記事では、主に初めての子の子育てで悩んでいる人や子育てで大切なマインドを知りたい人にオススメの記事となっています。
「たしかなこと」の豆知識

小田和正さんの「たしかなこと」は元々、2003年の「向田邦子の恋文」の主題歌として書かれたものですが、東日本大震災(2011年)以降、"もう二度とここへは戻れない。でもそれを哀しいと 決して思わないで"など、被災者を鼓舞するような人間味のある温かい歌詞がシンクロし、追悼番組などで定番となりました。
歌詞から学ぶ子育てのメンタリティ

子育ての最大の敵は孤独
雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから
小さな幸せに 気づかないんだろ
子育ての最大の敵は孤独です。特に初めての子どもだと、育て方や情報も乏しく、目の前のことでいっぱいになりがちです。保育士の時によくこんな相談を受けました。
オムツがなかなか外れない・・・
発語が遅い・・・
お友達と仲良くできない
子育ては素晴らしいものですが、大変なこともたくさんあります。「通り過ぎてゆく人の中で 哀しみは絶えないから」は、そんな孤独や辛さを抱えている親の心情にも感じとれます。
「小さな幸せに 気づかないんだろ」はちょっと辛辣に聞こえますが、「雨上がりの空を見ていた」とあるように、あの時は大変だったけど良かった☺️とそれを乗り越えた親が過去の自分に言い聞かせていると解釈すると、温かく感じます。
私は経験上いろんな子をみてきているので、大抵の相談は「そんなの気にしなくても大丈夫」と思うことがほとんどです。(悩んでる親にそんなストレートには言いませんが(笑))
大切なのは、長い目でみること
時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか
オムツが外れるのは3歳頃からなど、子どもの発達段階の目安はありますが1年前後ズレるなんてザラにあります。なんだったら、小学生でも楽しくてトイレ忘れて漏らした子も沢山います(笑)子育てで大切なのは、今もだけど長い目で成長を見守れるか?ということ。
「時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか」は、目の前だけじゃなく、空のように長く広い目で愛せているか?目の前だけだと本当に君を守れないぞ!と説教されているような感覚になります。
保育でも目の前の気になる所(短所)ばかりが気になって長所を見るのが難しくなり、口うるさくなってしまうことがある人も多いのではないでしょうか?少なくとも自分はあります(笑)。
1番大切なことは受け止め見つめていくこと
いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで 見つめていること
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
歌詞にもあるように、子育てで大切なことは特別なことをさせる(する)事ではなく、ありふれた日常の中で子どもの気持ちを受け止め(長い目で)見つめていく事。
そのためには、孤独にならないよう人に頼る事。同じように悩んで親身になってくれる人はきっとそばにいるから。と、たしかなことの曲に私は教えられた気がしました。
なので、シングルになった時に真っ先にしたのは、頼れる人にお願いした事や人との繋がりを増やした事です。
家族に頼れないなど、難しい場合は各自治体が行なっているファミリーサポートやブログの先駆者なかじさんが運営する子育て相談.ドットコム(私も相談員として登録しています)など、民間のサポートも探せば沢山あります。
そして私たち保育者もそんな寄り添えるよう相談支援はアドバイスだけでなく、サポートの心を忘れてはいけないというのを私はこの曲を聴くと思い返します。
この記事がそんな拠り所の欠片になれば幸いです☺️
雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから
小さな幸せに 気づかないんだろ
時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
自分のこと大切にして
誰かのこと そっと想うみたいに
切ないとき ひとりでいないで
遠く 遠く離れていかないで
疑うより信じていたい たとえ心の傷は消えなくても
なくしたもの探しにいこう
いつか いつの日か見つかるはず
いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで 見つめていること
君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ
それは ずっと出会った日から
君を愛しているということ
君は空を見てるか 風の音を聞いてるか
もう二度とこゝへは戻れない
でもそれを哀しいと 決して思わないで
いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで 見つめていること
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
どんな時も きっとそばにいるから
おまけ:この曲を使ったのはコロナ1年目の卒所祝い
卒業アルバムの代わりにうちの学童では6年間の成長記録を映像としてプレゼントしています。
この時は入職して1年目の平成31年と令和1年を跨いだ時期。コロナ元年で今まで保育の核だったものが次々と制限されていった年でした😱
どんな対応がベストなのか?(感染防止を最大限にするのか?保育の核をどこまで残すのか?) 誰も右も左も分からない手探りの1年だったと記憶しています。
コロナを経て、無理矢理良かったことをあげるとしたら「保育とは何か?」本質について考える時間が多かったこと。必要な習慣は残し、不要な習慣は捨てるなど、専門用語でいうと”子どもの最善の利益”を最も考えた年になったことです。
コロナによって、ありふれた日常が破壊され、新しい日常がスタートした1年に哀悼と勇気を同時に与えてくれるこの曲が相応しいと思い、選曲しました。
私が子育て・保育で1番大切にしていること
最後に10年の保育経験を通して、私が子育て・保育で1番大切だと思うことを紹介したいと思います。
私が1番大切だと思うのは「引き算的思考で子どもと接する」です。
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