見出し画像

歌を書くなんて、思ってもいなかった。

私は4歳から17歳くらいまで、ピアノを習っていました。
母がいうには、4歳の時に、私がピアノが欲しいといったそうです。

もちろんそんなことは覚えていないですし、
毎日1時間の練習が嫌で嫌でたまらなかったことは、
13年間の間に、数えきれないほどありました。

大学受験をきっかけに、ピアノをやめたけれど、
音楽は、ずっと私の人生の一部でした。

子供の頃は、ピアノと一緒に声楽もやらされて(と思ってました)
それは苦痛だったけれど、おかげで、音痴にはならず、
楽譜も読めるのは今になってはありがたいと思えることです。

歌うことも好きでカラオケも好き。
聴くことも好きで、Ituneライブラリーは
ジャンルの違うたくさんの音楽でいっぱいです。

嬉しい日も、悲しい日も、いつも音楽がそばにありました。

それでも、自分で曲を書くことだけは、
まったく別の世界の話でした。

「いつか自分でも作れたらいいな。」
そんな思いは、心のどこかにあったと思います。

でも、作曲とか編曲の才能がないのはわかっているし、
詩を書くのはどうも恥ずかしくて、
それは夢というより、
「私にはできないこと。」と思っていた
手の届かない小さな憧れでした。


最近になって、その扉が少しだけ開きました。

AIという、新しい道具に出会ったからです。

最初は、ただ面白そうだと思って始めた実験でした。
Youtubeに載せる、ねこの動画のバックグランド用の
短い音楽を作ってみました。

それがとても楽しかったのです。

そして一曲、また一曲と作っていくうちに気づいたことがあります。

AIは音楽を作ってくれる。でも、
何を歌うのか、
どんな言葉を選ぶのか、
どんな気持ちを込めるのか、
どんな曲調にするのか、
そして、何十ものバージョンの中から、
「これだ。」と決めるのは、自分自身でした。


この2曲が完成しました、

エンジェルが旅立って、4年がたちました。

あの頃は、エンジェルのことを歌にするなんて、
とても想像もしませんでした。

エンジェルのことを言葉にすることさえ、できませんでした。
思い出そうとすると、
悲しさのほうが大きかったからです。

でも、NOTEへの記事を書くことに真剣に向かうようになって、
少しずつ気持ちの整理ができるようになってから、
不思議なことに心に浮かんだのは、
あの最後の日の苦しかった思い出ではありませんでした。

赤いブラシで気持ちよさそうに毛づくろいをしていた、
あの穏やかな姿でした。

毎日のように見ていた、
エンジェルらしい、あの時間。

その小さな思い出が、
「Angel's Red Brush」
という一曲になりました。

エンジェルの赤いブラシ

私にとって、初めて本当に「歌詞を書いた」と思えた曲です。


そのあとに生まれたのが、
**「Side by Side」**でした。

この曲は、ミミと桃を見ながら書いた曲です。

ミミと桃、Side by Side

でも、私の中では、これは
ミミと桃だけの歌ではありません。

二人と一緒に過ごしてきた時間、
8年の間に
エンジェルがいて、
エルモがいて、
トビーがいる。

エンジェルがさって、
エルモもさって、
その時の悲しみを一緒に乗り越えてきた二人。

その8年の間には
数えきれないほどの幸せがあって、
数えきれないほど涙を流した日もありました。

そういう日を
ミミと桃と、私たちは
ずっと一緒に歩いてきました。


だから「Side by Side」は、
猫たちだけの歌ではありません。
私たち家族の歌です。

今の家族、虹の橋を渡った家族、みんなの歌です。

一緒に笑って、一緒に泣いて、
支え合いながら、
今日まで歩いてきた時間。

そんな日々への感謝を歌った曲になりました。

だから、この曲を聴く人が、
それぞれの想いを感じて、
それぞれの
「Side by Side」
にしてくれたら嬉しいと思いました。


今日、そうやって作った2曲が配信されました。

YouTubeで自分の曲を検索して、
ひとりのリスナーとして聴いてみました。

配信されたばかりなので、
まだ多くの人には届いていません。

でも、それはあまり気になりませんでした。

最初に浮かんだのは、
「……いい曲だな。」

という、ただそれだけの気持ちでした。
何度も作り直して、長い時間をかけて
何度も聴いてきたはずなのに、

今日は初めて、
一人のリスナーとして、

純粋にそう思えました。
その瞬間が、とても嬉しかったのです。


ちょっと前にリリースされたばかりです。

音楽は、ずっと私のそばにありました。

でも、自分が歌を書く日が来るなんて、本当に思ってもいませんでした。

人生には、若い頃には叶わなかった夢が、
何十年も経ってから、
思いもよらない形で叶うことがあるのですね。

これから先、
どんな曲が生まれるのかは、まだ分かりません。

でも、子どもの頃から大好きだった音楽が、
今は私自身の言葉や思いと一緒に、
新しい形になって歩き始めています。

それだけで、十分幸せだなと思っています。

Y (Angelmimo Journal)

追伸:
歌詞の日本語訳はこんな感じです。日本語にするとちょっと恥ずかしいのですが。


いいなと思ったら応援しよう!