フェリーの作法はおっちゃんから学べ
前回
トイレは大丈夫であった…笑
案内された通りに車を停める。
うーん。
すごい斜めってる。えいいの?これで!?
まぁ係員さんが指示してるんだから正解なんだろう。
たぶん。
そして待つ。
………。
待つ。
…………。
あれ?
誰も話しかけてこない。
後ろのおっちゃんなんか普通に車から降りてる。
え?
いいの?
ダメなの?
どっちなの?
私の脳内では、
「車に乗ったまま待機」
と
「さっさと降りて乗船」
が激しく戦っている。
すると後ろのおっちゃんが外を歩いていたので、思い切って聞いてみた。
「もう降りていいんですか?」
「あぁ、いいよ。サイドブレーキかけて停めれば」
「?」
サイドブレーキをかけずに停める方法があるのだろうか。
新たな疑問が発生した。
慌てて続ける。
「エンジン停めていいんすか?」
「あはは。いいんよ、いいんよ。エンジン停めてな。あ、窓は閉めてね」
「ありがとうございます!」
優しいおっちゃんだった。
しかし。
車に戻りながら思う。
…………
これ、
普通に駐車して出ろってことじゃね?
だったら最初からそう言ってよ!!!
係員さん!!!
初心者なんです!!!
飛行機なら
「シートベルトをお締めください」
新幹線なら
「黄色い線の内側までお下がりください」
って言ってくれるじゃん!
フェリーだけ急に
「察してください」
なの何なの!?
私は今、
北海道へ向かう旅人ではなく、
周りのおっちゃん達を見ながら行動を決める野生のシマウマになっていた。
怖いぞフェリー…
なんで一人でしか車乗っちゃあかんねん。
あれ?でも、普通におっちゃんたち、3人ででてきたぞ…………
え、乗っててよかったんかーい!
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