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迷い込んだ日

神社に行った日のことね。別にスピとかそんなんじゃないわよ。
ただ今日はこんなテンションなだけよ。
怪しくないから、うん。ほんと、たぶん。
まぁ、1分でいいから読んでって。

最初に声をかけてきたのは、これだった。


多分気のせいだよでも「こっち」って言われている気がした。

足元の苔は、思ったよりも柔らかくて、音を吸う。


振り返っても、

さっきまでの道はもう「ただの緑」に戻っている。

並んでいる石たちは、どれも意味が分からない。


でも、何かの役割ありそうな顔をしてる。

それが分からないまま通り過ぎるのは、少しだけ失礼な気がした。


奥にすすむ
切り株のようにも見えるし覗き込んだら何か見える気もした。




先にあったのは、枠だけの石。
扉なのか、額縁なのか。
どれにも見えるのに、




そこに意味を与えた瞬間、何かに気づかれる気がして、考えるのをやめた。

さらに奥へ進むと、急に色が増えた。
そして不思議な植物たち



さっきまでの静けさが嘘みたいに、世界が開けている。

ああ、きれいだ、と思った。

その瞬間、少しだけ安心した。

――たぶん、それが間違いだった。


近すぎず、遠すぎず、でも逃げ場のない距離で。

ここに入ったときから見られていた。
きれいだと思ってしまっただけだ。

――そして今も、たぶん。見られている。


うん。たぶん、きのせい だ。
いやそうじゃないと困る。




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るー/休眠中 読んで下さりありがとうございます。応援費は私の音対策に必要なイヤーマフ購入費にあてさせてもらいます。無理のない範囲で応援して下されば幸いです。