【新店舗”Bonnet.”開業記Vol.1】祐天寺で始まる、新しい挑戦。
こんにちは。
株式会社and Supplyの倉嶋です。
自分はand Supplyの1号店である、池尻大橋のストリートバー「LOBBY」の立ち上げから会社に在籍し、取締役として各店舗の経営やマネージメント、クリエイティブ周りを担当しています。
私たち、and Supplyにとって1年ぶりの新店舗である、渋谷・松濤と祐天寺の2店舗。自分はこの祐天寺の店舗のディレクターを務めています。
今回は、この祐天寺の新店舗「Bonnet.」の開業記と題し、お店の構想や出店の背景、内装やロゴなどのクリエイティブなどについて詳しく書いていきます!
※OPENに近づいてきたら、最新の状況を伝える「Vol.2」を発信するかもしれません。お楽しみに!
松濤と祐天寺の店舗についてはこちらの記事をご参考。出店の背景や初期のコンセプトをまとめています。
出店について
物件との出会い
代表の井澤が、いつも通り物件サイトを眺めていて見つけたこの物件。彼は物件情報を見るのが趣味と言えるほど、常日頃から物件サイトを眺めています。
東急東横線 祐天寺駅からすぐ、徒歩2分ほどの立地。駅前の商店街の入口付近にあるこの物件。元々はドラッグストアだったそう。100㎡ほどの物件。家賃は僕らにとっては高額でしたが、「まずは一度見てみるか!」と話し、2025年10月のとある日に内見に行くことに。


前述の通り、駅からすぐの立地。シャッターを開けると、きれいな箱型の長方形の構造。今までのand Supplyの物件では、取り外せない柱や変わった構造が目立ちましたが、それとは打って変わってなんとも自由度が高い空間・構造でした。
自然と「カウンターはこっちかな?」「キッチンはここで〜」など、会話が始まりました。

この時点では天井がまだあったこと、ドラッグストア時代に壁をふかしていたため窓は無く、やや閉塞感は感じましたが、初の路面店、そして駅前という立地にワクワクしたのを覚えています。
今まで僕たちの既存店は、人通りが少ない路地裏にあります。そのおかげで家賃も安く、「ここにあったのか!」、「ここにこんな空間が!」という発見やドキドキ、ワクワクを与える、唯一無二の空間、お店が作れたと思います。


今回の物件は駅前の路面店、かつ1階。この街、この通りを歩く人々がフラッと訪れ、楽しで過ごす時間を想像し、街のハブとなるようなお店になりそう、そしてそんなお店で働いたら、スタッフも楽しそう!と思い、ワクワクして内見を終えました。
渋谷からわずか7分でたどり着ける祐天寺駅。隣駅は中目黒と学芸大学駅。中目黒は桜の時期は人が歩けないほどの人気エリアとなり、学芸大学は今は飲食店で溢れ、老若男女で終日賑やかな街。

そんな2つの駅に挟まれた祐天寺は、ローカルで落ち着いています。自分も学生の頃から飲みに行ったり、友人が住んでいたり、この街のカフェで少し働いていたこともあり、昔から愛着のある街。代表の井澤も、長く住んだ場所でもあります。
ただ、すぐに即決出来なかったの理由の1つは家賃。
今まで、既存点は坪単価2万円台や2万円以下の物件でしたが、今回の祐天寺店は坪単価は3.0万円。高額な契約金(初期費用)や、同時期に内見をしていた松濤の店舗もあり、「一気に2店舗を開業」というのも僕らにとって初めてと、初めて尽くしのチャレンジングなものでした。
■物件詳細
・立地:東急東横線 祐天寺駅 徒歩2分
・1階店舗:
月額 990,000円(税込)/108.75㎡
坪単価:3.00万円/坪
・2階倉庫:月額110,000円(税込)
広さ 40.30㎡
2階が事務所/倉庫スペースになっており、1階の店舗部分だけの申し込みも可能でしたが、一緒に申し込むと2番手だった順番を追い抜けるかも!となり、あまり考えずにGoを。
飲食店を運営するにあたり、スタッフルームもですが、テイクアウトのコーヒーカップなどの資材、備品などストックスペースはいくらあっても助かるので、2階部分もあるのは良いことでした。
不動産会社さんの頑張りもあり、なんとトントンと話は進み、契約に。遂に祐天寺プロジェクトが始動しました。and Supplyとしては、ぶっちぎりで過去最大規模、過去最高家賃である110万円/月の物件となりました。
こうなったらもう、やるしかありません。
新店舗の詳細について
飲食業態:カフェ&アジアンビストロ
ここからはお店の業態や詳細について。
昼はカフェ、夜はビストロスタイルで、僕達の系列店ではnephewやsewのような業態を想定しています。お昼の時間では、しっかりと食事もできるランチも提供していきます。
■営業概要
営業時間(予定):8時〜17時 / 18時〜24時
客席:45〜50席
昼:客単価:1,000円〜2,000円
夜:客単価:5,000円〜
カフェタイム
カフェタイムはコーヒーなどのドリンクのほか、系列店の「nephew」のように焼き菓子をご用意。各スイーツは、sewやnephewの菓子部門を全体統括している荒木海渡が考案します。

アジアから着想を得たスイーツ。現在、彼から上がってきているアイデアはどれも美味しそうです。社内での試食会も3月末予定。楽しみで仕方ありません。
単にバリスタとしてだけでなく、菓子製造のスキル。広いフロアのコントロールやランチタイムの調理など、一般的なカフェでは経験できない、多くのスキルを得ることができます。他の系列店と同じく、自分たちの考えとしては、「1つのポジションだけではんく、全員が全てのポジションを担当できるチーム」を目指します。そのため、「このポジションがやりたい」「ラテアートを極めたい!」という方でなく、新しいことにも前向きに挑戦できる方、挑戦したい方がマッチしているかと思います。
新しいお店をメンバーと、そしてお客さまと作り、街の新しいハブになる。そんなチャンスとやりがいに溢れています。
ランチ・ディナータイム:フード
メンバーと議論をしながら、最後にたどり着いたのが、フレンチベースのアジアン、オリエンタルビストロというテーマ。
美味しいタイ料理屋さんや中華は沢山ある。自分たちのルーツやできること、好きなことをベースにしつつ、やりたいことを考えていったとき、このコンセプトになりました。
馴染みのあるタイ料理や中華などのアジア料理。その料理をフレンチの技法、アイデアで、目新しいワクワクするものに。
居酒屋のようにカジュアルに過ごせるが、どの料理も新しく、次の料理が楽しい。そんな料理を目指し、こちらも現在考案、開発中です。
料理はHoneでシェフを務める富田涼が担当。彼らしい、見た目も美しく、野菜やハーブ、様々な調味料やソースを用いた遊び心がある1品たちができあがるのが楽しみです。

なんとなくイメージとしているディナーメニューのメニューアイデアをご紹介します。
キッチンで働くメンバーにとっては、バリエーション豊かな素材や調理法を通し、多種多様な料理知識や経験をつけることができる環境だと思います。
◯すぐ出る小皿
スパイス揚げピーナッツ
枝豆 黒胡椒と馬告
紫キャベツのコブミカンマリネ
薬膳煮卵のウフマヨ
◯冷菜
レバーコンフィ 紹興酒と中国醤油
パテ・ド・カンパーニュと豆のサラダ
豚ハム トンナートソースと自家製ラー油
生春巻き
鮮魚のカルパッチョ パクチーとピスタチオ
◯温菜
ガドガド 〜蒸し野菜のピーナッツソースサラダ〜
ラムのシークカバブ
サヤインゲンと炸醤の揚げ炒め
ムール貝のグリーンカレーニョッキ
真鯛のオリエンタルアクアパッツァ
◯揚げ物
フライドポテト デュカとミモレット
手羽先の辣子鶏
季節の春巻き
サーモンのレアカツ
◯メイン
スペアリブのスパイスロースト
鴨の蜂蜜香草ロースト
ランチでは、フォーや魯肉飯のようなご飯物を提供予定です!
ディナータイム:ドリンク
ディナータイムは、ビールやナチュラルワインのほか、カクテルをメインに考えています。
アジアン料理屋らしい、「ガヤガヤと活気のある酒場」にしたいので、人々の会話や音楽の中で、バーテンダーのシェイキングの音が響き渡る、そんな店内にしたいと思っています。(そんなお店、無いですよね!)
カクテルは系列店「LOBBY」の『ストリートバー』のコンセプトを引き継ぎ、「親しみある素材で作る、普段飲めないもの」にフォーカス。
「普通のお酒飲みを置いてけぼりにしないレベルで、みんながワクワクする一杯が楽しめるバランス」を追求します。
カクテル面の全体統括は楠直柔が担当。彼は元々、2020年のnephewの立ち上げともにand Supplyに入社。その後、ロンドンやオーストラリアの有名バーで経験を積み、帰国。再度、and Supplyに参画してくれています。
海外経験も豊富な彼がこの新しいお店の空気感の醸成を担当してくれるのもとても心強いです。

店名の由来:Bonnet.
すでに何度も名前に出していた、Bonnet.という店名。「ボネ」と読みます。
「ボンネット」でなく、「ボネ」です。
フレンチベースのアジアン料理を提供する、というコンセプト・テーマが決まりつつ、店名のアイデアを考えていきました。
「異国感や多国籍感」、「多文化」、「この空間の構造」などの様々な方向性から、様々なワードを調べていきました。そこで、ふと1つの方向性として、「アジアにいる動物」を探した時に見つけたのが、なんとも可愛らしい、このインド原産の猿、「ボンネットモンキー」でした。

ボンネットモンキーの特徴は、真ん中分けしたような髪型。これが婦人用の帽子(ボンネット)を被ってるようで、この名前になったそうです。
そして、この帽子(ボンネット)について調べたところ、実はフランス生まれで、「ボンネット」はフランス語でBonnet(ボネ)でした。

「フレンチベースのアジアン料理」がこの新店舗のコンセプトであることを踏まえた上で、「フランス語に由来がある名前を持つ、アジア原産の動物」と、なんともぴったりなネーミング!と思い、この名前に決まりました。
ボンネット、と呼び間違えることは多いかと思いますが、2文字で呼びやすい名前。ボネ、ボネとに声に出して覚えてもらえるような気がしました。ちなみに系列店「Hone」(ホーン)も、よく「ホネ」と読み間違えられるので、セットで覚えてもらえそうです。
クリエイティブについて
ロゴデザイン
ロゴは、元々and Supplyにグラフィックデザイナー/イラストレーターとして、ともに働いていた三平 悠太くんに依頼。

独立し、現在は熱海で家族と暮らしながらイラストレーターとして活動中。昨年は、TVドラマ「続・続・最後から二番目の恋」オープニング&エンディングのアニメーションイラストも担当するなど、アーティスト、そしてデザイナーとしても大活躍中です。

そんなYutaくんはand Supplyを卒業してからも、常日頃から連絡をとっており、新店舗のロゴを考えたときに、まず頭に浮かんだのが彼でした。
今回の業態や提供物、空間や内装デザインの方向性についてシェア。
自分からもいくつかアイデアやインスピレーションをシェアしましたが、Yutaくんのクリエイティビティを信頼し、”お任せ”することに。

Yutaくんからいくつかのラフアイデアと方向性をもらい、会話をしながら最終的に完成したロゴがこちら!



様々なアイデアをもらった後、タイポと猿のモチーフの方向性を決め、ブラッシュアップしてもらいました。
店名である「Bonnet.」の特徴的なタイポロゴは、物件の入り口の三角形の地面の形から着想を得たもの。


幾何学的なタイポに対して、モチーフのお猿さんはシンプルなものとし、組み合わせることでフレンチとアジアン、内と外の空間のように「異質を組み合わせたお店」のコンセプトを表現しました。
and Supplyの店舗でこういったモチーフロゴを作るのは今回が初めて。新しいチャレンジにワクワク。
「お猿さんのお店」で覚えてもらったり、アパレルなどのツール、アイテムに落とし込んだり。Bonnet.のタイポロゴもユニークで、愛着がわくものとなりました。
現在はこのロゴをベースに、内装で使っていくマテリアル、キーカラーを基にお店で使っていく、様々なアイテムのデザインの構想もすでに開始。系列店と同じく、自分たちらしくアパレルなどの物販も作っていこうと思っています。



内装デザイン
Bonnet.の内装設計は、友人の塚越龍馬くんが担当。
現在はレイアウトが確定し、意匠面など詳細デザインを詰めています。

前述の通り、一切の壁がない、がらんどうの長方形の空間。
Ryomaくんから様々なレイアウト案をもらい、どんな空間がいいのかディスカッションを重ねました。

お客さんからもキッチンがよく見え、働くキッチンメンバーも楽しい。
客席が見渡せ、キッチンやバー、フロアのアクセスが良いもの。
働く、そしてお客さんとして訪れたときをイメージした時に、ワクワクするもの。
構造こそ違いますが、自分たちが大切にしていることは、これまでの店舗と大きく変わりはありません。
最終的なレイアウトはこちら。

右側の扉がエントランス。入って右には縦に長くバー・キッチンスペースが続き、客席は左側に集約。
キッチンはアイランド型で昼も夜も作業ができやすいように。カウンター席に座るお客さんは眼の前で調理の様子を見ることができます。
店舗入口側にはバー・コーヒーエリアとし、バリスタやバーテンダーが輝く場所に。夜はカクテルメイクが間近に見れる、これも特等席となります。
料理人やドリンカー、サービスなど、みんなが主役になれるフロア構造は、これまでと同じく継承。働くメンバーも楽しく、自然とお店全体の活気が湧く、楽しい、明るいお店になるに違い有りません。
入口エリアは、路面店という立地を活かし、外と中の境界線を感じない、開放感ある意匠に。
外にはベンチ席と立ち席を作り、お昼はコーヒーを片手に、散歩の合間にベンチで過ごす人。夜はビールやカクテルを片手にカジュアルに楽しむ人。そんな景色を思い描いています。

この空間、過ごし方のイメージは、メルボルンにある僕たちが大好きな「Bahama Gold」というお店の雰囲気から着想を得ています。当時、このお店にたまたま出会った時、僕たちは「なんて良いお店なんだ〜!」と声を出して写真を撮りまくりました。そんな、思わず声が出るようなお店にBonnet.もなれると嬉しいです。
店内はカウンター席のほか、ソファ席、ボックス席、大きな円卓席など、様々な席を。どの席に座っても楽しい、一人でも大人数でも、その時その日によって思い思いに過ごせるお店にします。


円卓は最大12名が座れるテーブル席に。大人数でワイワイご飯も楽しめます。
意匠やマテリアル
空間に使っていくマテリアルも、ファブリックやスチール、タイルなど様々なものをミックス。Bonnet.のコンセプトを意識し、多文化・多様性を感じながらも、色味は統一し、空間をまとめていきます。
キーカラーは赤に近いオレンジ色。アジア、東南アジアを考えたとき、寒色よりも暖色がイメージに近く、炎や太陽を思わせる明るい色味がこのお店に会うのではと思いました。Ryomaくんからの提案にも大納得し、現在、ディティールを詰めてもらっているところです。



さいごに:オープニングスタッフ募集中!
一緒に店舗の立ち上げに取り組む方々を募集しています。
現在、コアメンバーとなるメンバーは着々と集まってきていますが、週6日、そして週7日の営業を目指し、さらなるメンバーを募集しています。立ち上げ初期にメンバー入りすれば、お店づくりの根幹から関わることができ、「お店がお店になっていく」そんな姿をともに見ていくことが出来ます。
アルバイトもしくは社員(契約社員からスタート)ともに募集中です。
松濤店舗も合わせ、募集職種はこちら。

<募集職種>
■祐天寺:カフェ・ビストロ
ポジション:調理・焼き菓子製造・サービス(バリスタ、バーテンダー)、キッチン
<基本給与待遇>
■昼:
-アルバイト:1,256円〜(経験により異なる)
‐契約社員:265,000円〜(固定残業30時間〜)
‐正社員:281,000円〜(固定残業40時間〜)
■夜:
-アルバイト:1,256円〜(経験により異なる/22時以降、時給25%UP)
‐契約社員:280,000円〜(固定残業30時間〜、固定深夜含む)
‐正社員:300,000円〜(固定残業40時間〜、固定深夜含む)
※基本的に全員が契約社員スタート。入社半年後、双方合意を経て正社員へ。特別ポジションのメンバーは最初から正社員もありえる。
具体的な業務内容、待遇、そして会社の考え方は以下の採用サイトに掲載しています。
興味をお持ちいただける方は、是非詳細をご確認いただき、ご応募ください。
※すぐにジョインできる方は、オープンまではトレーニング期間とし、系列店での勤務も相談の上、可能です。
https://andsupply.co/brand/bonnet/
詳細はこちらから!
応募の前にこちらの記事も読んで頂くと、and Supplyについての理解が深まるかと思います。
それでは、ここまでありがとうございました。ワクワクした方は、是非一緒に働きましょう!
そして、「開業記Vol.2」もお楽しみに!
株式会社and Supply 倉嶋 歩
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