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AIを使いこなすヒントはベテラン主婦にある

最近、ChatGPTとの相性が悪くなっている気がする。
要らんお節介が多いからだ。
何か特定の作業ではなく対話や議論をしたいとき、とくにそう感じる。
わたしの問いかけに対する返事の最後には必ずといっていいほど「次は◯◯についても調べられますよ」「AとBだったら、どっちがしっくりきますか」などと質問をつけてくる。

別に次の◯◯は求めていないし、AもBもしっくりこない。
たとえば台所でニンジンを持っているわたしに対して「ははーん。次はピーラーが必要だな?それとも包丁か?」みたいな、要らん先回りをしてくる。
ニンジンは使うけど、まだ献立が決まってないんだってば。
お節介な誘導質問に引っ張られて議論はどんどん脱線し、もとのレールがどこにあったのか思い出すのによく苦労する。

誘導質問をやめてほしいとどんなに設定してもこんな調子なので、最近は諦めてGeminiを使いはじめた。Geminiも先回りのクセはあるが、ChatGPTほどではない気がしている。

昨日はある作業をGeminiを使っておこなった。
ふだんChatGPTと自分の頭を使いながら3時間ですむ作業に6時間かかった。ただでさえGeminiには慣れていないというのに、いつもよりもっと楽をしようと横着していじくりまわした成れの果てである。
だがしかし、どうすればもう少しスムーズに進められそうかが何となくつかめた。同じ作業も次回は昨日より時間がかからないはずだし、何なら従来よりももっと時短で処理できそうな気さえした。

∽∽∽

ベテランの主婦はよく「家事は手抜きよ」「夕飯は手抜きよ」という。
しかしわたしからすれば、手を抜いているようにはみえないクオリティである。
うまいこと手を抜くには、まず手を抜けそうなところを見抜く必要があるだろう。そして何回も何十回も手を動かさなければ、手の抜きどころはみえてこない。
手を抜くに至るまでには、それなりの時間を要する。
ベテラン主婦の手抜きは、365日×数十年の積み重ねの賜物だ。「家事」のひと言ではとてもすまない、家を守るための膨大な作業をその手で担いつづけてきたからこその知恵の結晶である。

だからAIも本当に使いこなそうと思ったら、少なくとも一度はAIを使わずに1から10までそのタスクを自分の手でやってみることがだいじなんじゃないかと思う。
もしもあまりに専門的で自分にはできないなら、せめて手順だけでも調べて押さえておくべきだろう。

そんな面倒なステップを踏まなくたってAIは使える。
今やAIの使い方に関しては多くの有益なコンテンツが公開されているし、その記事や動画のとおりにプロンプトを入力すれば、まずまずの成果物を得られるだろう。

だけどそれでは使いこなしているとはいえない。
AIを使って手抜きをしたいなら、1から10のうちAIで効率化できそうなところはどこで、自分が担わなければならない部分はどこなのか見極める必要がある。さらに、どうすれば意図した動きをしてくれるのか、プロンプトも工夫する必要がある。

AIの扱いは結局、家事に似ているなと思う。
非効率でも自分の手でやってみて手の抜きどころを掴み、AIを何度も何度も使ってうまいこと手を抜けるようにしていく。
やっていることはベテラン主婦と同じだ。

最初から手抜きしてやろうなどと横着を考えてはいけないと学んだ。
なお、家事については手抜きどころか手を着けさえしないわたしです。
ベテラン主婦ってすごい。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの家事の手抜きテクニックは何ですか?

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