書籍化作家が、読まれなくて苦しい創作垢さんにそっと届けたい話|書籍化ログ(web小説/創作論/エッセイ/読まれない)
こんにちは。こんばんは。
ラノベ作家のうら表紙と申します。
私のnoteでは、普段「創作」や「出版・プラットフォーム」に
関することを発信しています。
そのため、フォロワーさんも
創作を愛し、日々物語を紡いでいる方がほとんどです。
だからこそ、
少しでもそんな方々の役に立てればと思って、
創作まわりの話を書いているのですが——
先日、とある記事への反響を見ていて、
強く感じたことがありました。
「noteの距離感とか、そういう以前に……ここが、ものすごくもったいない!」
そう思うアカウントの方が、本当に多かったんです。
なので今回は、
「創作垢」の方へ向けて、
かなり久しぶりに“技術論”寄りの話を書こうと思います。
これは、私自身への戒めも込めて、
あえてはっきり言います。
もう、noteもweb小説も
「いいものを書けば読まれる」時代ではありません。
「スキがつかない」
「誰も読んでくれない」
「伸びない」
そんな言葉が頭の中に澱のように溜まって、
つらい夜を過ごしている方へ。
私のnoteも苦戦しているからその気持ち、わかります。
でも、どうか私の言葉を信じてほしい。
そして、その苦しさから抜け出してほしい。
だから今回は、
あえて私の「書籍化」という実績を前に出して、
言わせてください。
noteにも、web小説にも
最低限の“マーケティング”の視点は必要です。
……今、「げっ」って思いましたね?
わかります。
めちゃくちゃ、わかります。
創作をしている人って、
基本的にクリエイティブ脳なんです。
創作。
表現。
感性。
そういうものに強く特化している。
一方で、マーケティングは
構造。
分析。
最適化。
——まぁ、真逆です。
だからこそ、
クリエイティブ脳の方が
一番苦手で、
一番キライな分野だと思います。
でも、安心してください。
私はマーケ歴20年。
構造分析、市場調査、考察が大好きな人間です。
なので今回は、
クリエイティブ脳の方でも
負担なく取り入れられる改善方法をお伝えします。
むしろ、この話は
文脈を読む力があるクリエイティブ脳の方ほど、
理解が早いと思っています。
なぜなら、
クリエイティブ脳の方は
“感性が鋭い”からです。
「読まれない」
「PVが伸びない」
そんな悩みを抱えたとき、
ついnoteで選んでしまうのが、
「あなたの感性は正しい——」
「本気だから苦しい——」
そんな“心に寄り添う系”の記事だったりしませんか?
実は、ああいう記事って
本質は突いているんです。
そこは間違いない。
でも、かなり抽象的なんですよね。
たとえば、
「あなたの中から出てくる“温度”が一番大切」
「あなたはまだ、自分を出すことを怖がっているだけ」
……こういう言葉。
刺さるし、
救われる気もする。
でも、それって
「改善案」というより、
概念なんです。
だから読み終わったときは
なんとなく一歩進んだ気がする。
少しだけ救われた気もする。
なのに——
自分のnoteや小説の反応は、
相変わらず薄いまま。
そしてまた苦しくなって、
似たような記事を探して徘徊してしまう。
この負のループに、
ハマってしまう人がすごく多いです。
誤解しないでほしいのですが、
私はこういう「精神論」がダメだと言いたいわけではありません。
創作において、
精神論は本質です。
私自身、そういう記事を書くこともあります。
ただ——
それが効いてくるのは、
“すでに届いている人”のフェーズなんです。
「届いている人」というのは、
すでにフォロワーがいて、固定で読みに来てくれる人がいる状態のこと。
ゲームで言えば、
中級装備を揃えて
ボス戦に挑むくらいのレベル感です。
だから、
まだスライム相手に
レベル上げしている段階の人には早すぎる。
そういう人には
今日死なないこと。
食料を確保すること。
そっちのほうが大切です。
じゃあ、noteにたくさんある
こういう抽象的で概念的な創作論って何なのか。
あれは、
作品の品質を高めるための話です。
品質の高さは、
人の心を揺さぶります。
web小説もnoteも、
人の心を揺さぶらないと
フォロワーは増えていかない。
だから、
この要素はものすごく大事です。
でも——
「本質(品質)」を見直すタイミングって、
「一話目は読まれるけど、二話目で離脱が多い」
とか、
「フォロワー100は達成したけど、そこから伸びない」
とか、
そういうときなんです。
だから、そもそも「届いていない人」が
そこをどんなに見直しても意味はないのです。
ここが、かなりもったいない。
今、努力しても変わらない部分に
時間・労力・メンタルを注いでしまっている。
難しいのが、noteという街並みでは
このあたりの“創作論”が
全部ごちゃ混ぜになって並んでいること。
本当は、
レベルごとの攻略法が必要なのに、
note上には
「ラスボス戦」
「中ボス戦」
「初期ボス戦」
「雑魚敵戦」
全部の攻略情報が、
同じテーブルの上に並んでいる。
しかも、
ラベルなしで。
だから本当は
「中ボス攻略用」の記事なのに、
「スキ」が多いから信頼できそう、とか、
人気だから正しそう、とか、
そう思って、
今の自分に合わないレベルの情報を信じてしまう。
その結果、数字が伸びずに
「やっぱり私、ダメなんだ……」
ってなってしまうんです。
noteって、
この“情報の選択眼”が
かなりユーザー任せなんですよね。
だから、
あちこちで
「伸びない」
「読まれない」
という事故が起きる。
しかも、
クリエイティブ脳の人は高確率で
“感性”に訴えるエモーショナルな記事を選びがち。
なぜなら、
もともと感性特化型だから。
読まれない原因まで
“感性”に求めてしまって、
「私の感性が足りないんだ」
「私の熱量が足りないんだ」
って、自分を責めてしまう。
でも、「そうじゃないんです」ってことを知って欲しい。
私から見ていると
本当に、すごくもったいない。
けれど、
あなたは、違う。
私の記事を開いて、
ここまで読んでいる時点で、
かなりすごいことです。
なぜなら私は、
ここまで一切「エモーショナル」な話をしていないから。
それにも関わらず、
あなたは、ここまでついてきてくれている。
その下地が、
もう脳の中にあるのなら、
きっとここからの“マーケット”の話も、
案外スルリと読めてしまうんじゃないかと思います。
なぜならそれは——
あなたがすでに、
「自分の作品は、感性だけでは届かない」
という現実に、
どこかで気づき始めている証拠でもあるからです。
では、なぜ私が
「本質(品質)」の前に
最低限の“マーケティング知識”が必要だと
ここまで言うのか。
理由は、シンプルです。
どれだけ優れた作品でも、
市場(大衆)に見つけてもらえない時点で、
それはネット上に漂う
“ノイズ”になってしまうからです。
少し、考えてみてください。
本屋さんには、
なぜあんなにも
「ビジネス書」が並んでいるのか。
それは市場(売り手)が、
“本質だけで商品は売れない”
という現実を、
無意識に理解しているからです。
「良いものを作れば、自然と売れる」
——そんな時代は、
もうとっくに終わりました。
世の中には情報が溢れ、
誰もが時間に追われています。
そんな今の時代は、
どれほど磨き抜かれた品物であっても、
膨大な情報の中に埋もれてしまえば、
それは
「この世に存在しない」のと同じ。
だから今、
まず最初に力を注ぐべきなのは、
数ある選択肢の中から
「目に留めてもらうこと」
そして
「思わず手に取ってもらうこと」
です。
相手に伝えるための
“最初の一歩”。
ここにこそ、
最大の力を注がなければいけない。
そうでなければ、
誰にもその価値を届けることすら
できないからです。
いかにして最初に見つけてもらうのか。
その工夫こそが、
マーケティングです。
そしてこの構造は、
文章の世界——
小説やnoteでも、まったく同じです。
……いや、むしろ。
今は「品物」よりも「文章」のほうが、
選んでもらうことは厳しいかもしれません。
どこのプラットフォームでも
一日の投稿量が数千~万だからです。
これほど多くの新商品が一日で追加される市場は他にありません。
にもかかわらず、
創作界隈ではいまだに、
「感性こそが読まれる本質」
「熱量こそが選ばれる本質」
そう信じられている。
でも現実には、
どれだけ強い感情があっても、
どれだけ熱量があっても、
見つけてもらわないと届かない。
本質が効くのは、
読者があなたへ
たどり着いた“その後”の話です。
「戦略」
「設計」
「導線」
——このあたりの言葉に、
拒否反応がある方もいると思います。
note詐欺みたいなものが
横行しているせいで、
うさんくさく感じるのもわかる。
でも、
残念ながら。
必要です。
むしろ、
そこを無視して
作品だけを書き続けているのは、
かなりもったいない。
だからまずは、
あなたの作品を見つけてもらうために。
「入り口」から見直していきましょう。
「創作垢」の方に
すごく多いんですが、
まず、
最初にはっきりしないといけないのは、
“あなたは何屋さんですか?”
ということです。
たとえば——
理由もなく同じ影がまた横切る。
忘れたはずの気配が、名もなく戻ってくる。
終わった場所に、なぜか最初の風が吹く。
ただそれだけのことが、何度も続いていく。
こんなプロフィールに
なっていませんか?
雰囲気はいい。
すごくいい。
でも——
何のアカウントか、さっぱりわからない。
もしこれが小説投稿垢で、
プロフィールが小説の説明だったとしても、
・ジャンルもわからない。
・世界観もわからない。
・テーマもわからない。
・主人公の属性もわからない。
そんな物語を、
今の時代に
クリックしてくれる人はほぼいません。
でも、
こういうプロフィール、
意外と多いんです。
ホント、めちゃくちゃもったいない!!
あなたが
「雰囲気」を守りたい気持ちは、
よくわかります。
本当によくわかる。
でも、こういうのは——
“フォロワー”を抱えている人にだけ許された、贅沢な売り方です。
無名の化粧品メーカーがSKⅡと同じ宣伝をしても
見向きもされないのと一緒です。
フォロワーという資産が
まだない段階で、
まずやるべきことは
「雰囲気」を守ることじゃない。
やるべきは
時間のない読者に、
一目で
「自分に合うか」
「合わないか」
を判断してもらうための、
“チェックボックス”のようなプロフィールです。
今の読者は、
「自分に合うかわからないもの」を
わざわざクリックしません。
なぜなら、
コンテンツが溢れすぎていて、
選別に時間をかけていられないから。
あなたの創作プロフィールは一目でわかる仕様になっていますか?
もし、「雰囲気重視」で
プロフィールを作っているなら、
今すぐ変えてください。
それが
「読まれない」原因になっている可能性は
かなり高いです。
そして次に、
記事の「タイトル」。
これも、かなり重要です。
……というより、
プロフィール以上に重要。
なぜならプロフィールは、
記事に興味を持った人しか
見ない場所だからです。
あなたの読者になる可能性がある人が、
一番最初に触れるもの。
それが
タイトル。
タイトルが、
お客さんを連れてきてくれるんです。
——と、ここまで少し“テクニック”の話をしてきましたが、
私がこういう話を書くのには、ちゃんと理由があります。
ものすごく個人的で申し訳ないのですが、
私、noteでの交流がけっこう好きなんです。
こんなにも多種多様な人が、
それぞれの言葉で発信している世界って、
なかなかないじゃないですか。
だから私は、
もっとたくさんの人と関わっていきたいし、
逆に、
私に関わりに来てくださった方のことは、
すごく大切にしたいと思っています。
せっかく出会えたのに、
「読まれない」
「伸びない」
「向いてないのかも」
そんな理由で
noteをやめてしまってほしくないんです。
だから、
こういう話を書いています。
少しでも、
あなたの作品が届くように。
少しでも、
あなたがここで楽しく続けられるように。
そう思っています。
脱線してしまいましたが、
今日はここまでにしたいと思います。
タイトルやプロフィール、
その他、マーケティング目線から見る
詳しい設計については、
求める人がいたら
続きを書きたいと思います。
気軽に、
足跡を残していただけると嬉しいです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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また次の記事でお会いできるのを楽しみにしています。
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●続き書きました(設計のお話です)
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