大谷翔平、去年の今ごろ43本→今年は27本。それでも「不調」とは言い切れない理由
2026年8月14日前後。
大谷翔平選手の今季ホームラン数は27本です。
一方、ちょうど1年前の2025年8月14日前後、大谷選手はすでに43本塁打を放っていました。
数字だけを見ると、
43本 → 27本。
16本もの差があります。
「今年はかなりホームランが減っているな」
そう感じるのも自然です。
ただ、2026年の大谷翔平をホームラン数だけで見ると、かなり大事なものを見落とします。
今年の特徴は、むしろ別のところにあります。
投手・大谷翔平が本格的に戻ってきていることです。
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去年の8月中旬、大谷はすでに43本打っていた
まず、2025年を振り返ってみます。
昨年の大谷選手は、ものすごいペースでホームランを積み上げていました。
7月末の時点ですでに38本。
その後、
* 8月6日ごろに39号
* 8月9〜12日ごろに40〜43号
* 4試合連続本塁打を記録
* 8月13日前後には43号へ到達
という流れでした。
つまり2025年8月14日前後には、
43本塁打。
シーズン終了時には自己最多となる55本塁打まで伸ばしています。
昨年は完全に、
「ホームランをどこまで積み上げるのか」
が大谷選手を見る大きなテーマのひとつでした。
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2026年は111試合で27本
では今年はどうでしょうか。
2026年8月13〜14日時点の打撃成績は、おおよそ次の通りです。
項目 成績
試合 111
打数 428
安打 125
打率 .292
出塁率 .393
長打率 .544
OPS .937
本塁打 27
打点 74
得点 77
二塁打 23
三塁打 2
四球 69
三振 117
盗塁 7
直近では8月12日、日本時間13日のロイヤルズ戦で、6試合ぶりとなる今季27号2ランを放っています。
昨年の同時期が43本だったことを考えると、本塁打ペースが落ちていること自体は明らかです。
現在は年間でおよそ36本前後のペースになります。
55本を打った2025年と比べれば、かなり違います。
ただし。
OPSは**.937**。
打率も**.292**。
出塁率も**.393**あります。
つまり、
「ホームランが減った=打者として大きく崩れている」
とは単純には言えません。
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今年の大谷は「打者だけ」で見ると実態を見誤る
そして2026年最大の違いがここです。
今年の大谷選手は、投手としても本格的に仕事をしています。
2026年8月13〜14日時点の投手成績は、
項目 成績
登板 14
先発 14
勝敗 8勝2敗
防御率 1.79
投球回 85.2
奪三振 95
WHIP 0.95
です。
これだけ見ると、かなり異様です。
打者として、
打率.292、27本、OPS.937。
それに加えて投手として、
8勝2敗、防御率1.79、WHIP0.95。
つまり2026年の大谷翔平は、
「昨年よりホームランが減った打者」
というより、
強打者として出場しながら、同時にエース級の投球をしている選手
として見る方が実態に近くなります。
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2025年と2026年では、そもそも「大谷翔平の仕事量」が違う
ここが今年を見るうえで一番面白いところだと思います。
2025年はホームランが55本。
2026年は8月中旬で27本。
本塁打という一つの数字だけなら、昨年が圧倒しています。
しかし2026年は、
打つ。
走る。
そして投げる。
そのすべてをやっています。
だから単純に、
「去年43本だったのに今年27本しか打っていない」
と比較すると、大谷選手が今年チームへ提供している価値の一部しか見えません。
むしろ今年のテーマは、
打者としてどこまでホームランを伸ばすか
から、
二刀流としてどこまで高い水準を維持できるのか
へ変わっている、と見ることもできます。
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数字を並べると、2025年と2026年の違いがよく分かる
ざっくり比較するとこうなります。
2025年8月中旬 2026年8月中旬
本塁打 43本 27本
シーズン本塁打ペース 50本超 約36本
シーズン最終本塁打 55本 ―
投手としての存在感 ― 14先発・8勝2敗
防御率 ― 1.79
WHIP ― 0.95
2025年は、
「史上最高クラスの打者・大谷」
が前面に出たシーズン。
2026年は今のところ、
「打者と投手を同時に成立させる大谷」
が前面に出たシーズンと言えそうです。
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27本は少なく見える。でも普通に考えると十分おかしい
大谷翔平という選手を見続けていると、感覚が少し麻痺してきます。
55本を見たあとでは、27本が少なく感じる。
打率.292も普通に感じる。
OPS.937も「まあ大谷なら」と思ってしまう。
でも冷静に見ると、
打率3割近くを残しながら27本を打ち、
その裏で85回以上を投げ、
防御率1点台で8勝している。
普通はこのどちらか一方だけでも、一流選手です。
それを同じ人がやっている。
この異常さを、ホームラン数だけでは捉えきれません。
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今年は「何本打つか」より「どこまで両立できるか」が面白い
もちろん、ホームラン王争いやシーズン30本、35本、40本へどこまで伸ばすのかも気になります。
ただ2026年については、それ以上に、
投手としてこの成績をどこまで維持するのか。
そして、
投手として負荷を抱えながら、打者としてどこまで数字を積み上げるのか。
ここが大きな見どころになりそうです。
昨年と同じ基準で見れば、
43本 → 27本。
確かに減っています。
でも今年の大谷翔平は、去年とは違うゲームをしている。
そんな見方をすると、2026年シーズンがかなり面白く見えてきます。
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まとめ
2025年8月14日前後、大谷翔平選手は43本塁打。
2026年8月14日前後は27本塁打。
ホームランだけなら16本の差があります。
しかし2026年は、
打率.292、OPS.937、27本塁打
を記録しながら、
投手としても、
8勝2敗、防御率1.79、WHIP0.95。
昨年は「どこまで打つのか」が主役だった。
今年は、
「どこまで二刀流を成立させられるのか」
その方が大きな物語になっているのかもしれません。
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書いていて感じたこと
個人的には、55本を見た翌年なので「27本」という数字を見た瞬間、少なく感じてしまうのが一番怖いところでした。
完全に感覚がおかしくなっています(笑)。
年間30〜40本級を打つだけでも十分すごいのに、その選手が防御率1点台で先発している。
大谷翔平を見ていると、ときどき「記録を比較する基準そのもの」を壊されます。
2025年と2026年。
同じ大谷翔平なのに、まったく違う種類のすごさを見ている。
今年はホームラン数だけ追うより、打者としての日と投手としての日を合わせて一つのシーズンとして見る方が、二刀流の異常さを実感できる一年なのかもしれません。
※成績はご提示いただいた2026年8月13〜14日時点のデータを基に構成しています。試合進行により数字は変動します。
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