やっぱりジンギスカンは最高の話
遠野にて
20年ぶりの
ジンギスカン

中学校の野球部時代。
祝勝会も、残念会も、
我が家の小屋に集まり、
みんなで囲んだ、
ジンギスカン鍋。
20年前、
富良野のキャンプ場で食べて以来、
久しぶりの再会。
遠野に来たら、
カッパとジンギスカン。
食べないわけにはいかない。
お店の方から、
「食べ方は大丈夫ですか」
反射的に、
「大丈夫です」
でも、席について思い出す。
そうだった。
まずは、脂の塊を箸でつまみ、
鍋全体になじませる。
頭では忘れていたのに、
手が覚えている。
野菜を並べ、
鍋のてっぺんにラム肉を置く。
肉汁が、
溝を伝って、
野菜へ流れ込む。
まずは、
ニンニクたっぷりのタレで、
ご飯に2バウンドして、
野菜をひと口。
旨い。
続いて、
ラム肉を、
ご飯に2バウンド。
最高。
鋳鉄製の鍋。
兜のような形。
肉汁を無駄なく受け止める、
完成された道具。
昔はマトンしかなかった。
今はラム肉が主流。
時代は変わっても、
ジンギスカンの美味しさは、
変わらない。
20年ぶりなのに、
昨日のことのように思い出せる。
食べ物の記憶って、
不思議だ。
(人生の一滴)
懐かしさは
味と匂いで
よみがえる
