【スターダム】まずはつべこべ言わずこれを見てくれ
車いすモデル×悪役レスラー 最強タッグ誕生!?
『阿佐ヶ谷アパートメント』というNHKの番組で、1年以上前に放送されたものです。これは、阿佐ヶ谷姉妹がメインの番組内にあるコーナーで、毎回、様々な異なる職業・立場・肩書きの人同士が〝はじめまして〟の出会いから交流を深めていくというロケ企画です(動画に阿佐ヶ谷姉妹は出てきませんのであしからず)。
このコーナーに、スターダムのH.A.T.E.(このときは「大江戸隊」)の吏南選手がゲストとして出ているのです。当時16歳。
ちなみに交流するお相手の方は吏南選手の1歳上で「障害者モデル」の玉置陽葵(ひより)さん。筋ジストロフィーというハンディを抱え、車椅子生活を送りながら、自分らしく生きる彼女の考え方にも非常に考えさせられる内容でした。
とりあえずスターダムファンの中にもし未視聴の方がいらしたらマストで見ていただくとして笑、そうでなくても多くの方に刺さる内容だと思いますし、10分にも満たない動画ですので、とにかく皆さんにご覧になってほしいです。
※NHKが公式で出しているので、違法アップロードではないはずです
ヒールレスラーと素の女子高生
吏南選手は現在18歳でありながら、小学生でプロレスデビュー。歴7年の超ベテランではあるのですが個人的になんか〝吏南ちゃん〟がしっくりくるので、そう呼ばせていただきます。
吏南ちゃんはヒール(悪役)レスラーです。リングの上では相手の頭を踏ん付けたり凶器で殴ったり、悪いことたくさんしちゃいます♡笑 そしてヒールというのは、メディアに出るときは〝悪い奴キャラ〟を徹底して演じなければなりません。例えば記者会見の場で乱闘したり、TV出演した際は大物司会者に向かってタメ口を聞いたりとか。まぁこれはプロレスに興味がない人でも周知の事実でしょう。そういえば昨年は『極悪女王』という作品も超バズりましたね。
しかし、動画をご覧いただいてお分かりのとおり、ここで映っている吏南ちゃんは、車椅子の陽葵さんをサポートする思いやりの心に溢れた、ただただ優しい普通の高校生なのです。しかも素敵だなと思ったのが、献身的にサポートしつつも「相手が障害者だから」といった雰囲気を全く感じさせず、同世代として等身大のままナチュラルにコミュニケーションを取っていたところ。ヒールレスラーとしてではなく、完全に素の自分を晒け出しています。
余談ですが、JK時代の吏南ちゃんは学級委員長を務めていたそうです(!)リング上ではパイプ椅子を躊躇なく相手の頭部に叩き付ける悪い子ちゃんが、学級委員長て!笑 でもこの動画を見て、心底納得しました。
ヒールメイクではないナチュラル吏南ちゃんを見ることができるのも、まして着物姿を披露してくれているのも貴重映像です。お相手の陽葵さんも職業がモデルさんだけあってとてもかわいい女の子です。そんな女子高生同士のほっこりした交流を見せられて、もう、おじさんとしては眼福でしかありません(きもい)。
スターダムの看板選手・上谷沙弥
スターダムでいえば、ここ最近は上谷沙弥選手(同じくH.A.T.E.にして現・スターダム最高峰である赤いベルトのチャンピオン)のTV番組出演などメディアでの活躍が注目されていますね。しゃべくり007,千鳥の鬼レンチャン、ラヴィット!,アメトーク(これは出演ではなく紹介)、THE 夜もヒッパレ …等。
もはやお決まりとなっているのが、沙弥様がヒールキャラを徹底できず、番組内において実際はピュアで良い子である部分をダダ漏れさせてしまい、他の演者たちにイジられ、結果的に好感度爆上がりでお茶の間のファンを増やしてしまうという展開です笑
こんなの清純派だったベビーフェイス時代を知っているスターダムファンにとっては周知の事実ですが、そうではなく初めて上谷選手を見た視聴者は、ヒールとして出てきた小生意気な女子が、うっかりキュートな一面を見せてしまうというポンコツっぷりにきゅんきゅんすることはもはや不可避ですね…!今や全国で加速度的に〝しもべ〟達が増殖していることでしょう。
メディアにおけるヒールの映し方
そんなヒールなのに愛されキャラの上谷選手のメディア露出が増えて、ここ数ヶ月そのブレイク現象によりスターダムの人気が底上げされていることは間違いないのですが、なんと1年以上も前に、吏南ちゃんが素の姿でTV出演していたなんて!それもNHKの番組に!という事実にびっくりしました。
実は私、阿佐ヶ谷姉妹が好きということもあり、この番組をリアタイで視聴していたのです。改めてYouTube動画を見て、あれ?なんかこれ見たことあるなと思い出しました。当時はスターダムやプロレスに全く興味がなかったので、単にほっこりコーナーとして一般視聴者の立場から見てました。だから、スターダムファンになってから改めてこの動画と出会い、えっこれ吏南ちゃんだったの!?と驚愕しました。
このとき既に、吏南ちゃんはメディアで等身大の自分を見せてくれていたのです。ちなみに番組内でも話しているとおり「内面的に成長したくて出演を決めた」のだそう。JKの発言とは思えないです。
昭和の時代はどうだったか知らないのですが、職業としてヒールを演じている選手の素顔が垣間見える番組や作品が放送・配信・発信されることは、多様性や自由な自己表現が許容されるべき今の時代において何ら違和感ないし、レジェンド世代がどう感じているかは置いておいて、非常に健全なことだと私は捉えています。あまりに裏側を知りすぎるとファンタジーの側面が崩れかねませんが、個人的には他の選手についても、ほどよく色んな魅力を知りたいです。
『しゃべくり007』にて棚橋社長も言っていました。プロレスをもっと広く知ってもらうためには、まずは選手が有名になることが重要だと。その意味では、今の上谷沙弥選手はチャンピオンとして多忙な中で積極的なメディア活動を両立し、大車輪の活躍で女子プロレス界に莫大な貢献を果たしていますね。どうか体調だけは気をつけてほしい…!
フィクションと現実
ここからは蛇足ですが、こんな時代においてもなお、いい大人になってフィクションと現実の区別が付いていない人っていますよね。
ヒールがめちゃくちゃに反則して荒らしまくった試合動画のコメント欄を見ると、「どうやらこの人、本気で憤っているな…」という書き込みを結構な割合で見かけます。私はプロレス超初心者ですが、というかプロレス知らない人でも、興行として、エンタメとしてやっていることくらい容易に理解できます。「いや、あなたはドラマや映画で敵対する役を演じた俳優さんが私生活でもリアルに仲悪いと思うんですか?」と問いたい。…いや、下手したら思ってるのかもなぁ、、、
それと同じくらい萎えるのが「こうやって喧嘩してるけど本当は仲良しなんだろうな」とかいう類の発言。当然みんな分かっていてプロレスというエンタメを楽しんでいる中、鬼の首をとったごとく「俺は分かってるぜ」みたいにドヤられても、見てらんないというか、もはや共感性羞恥心しか沸かないですわ。
とはいえヤフコメ民と同様、わざわざそんな場所でアピールしている連中なんて承認欲求不足の輩が時間と労力の無駄遣いをしているだけですし、いちいち目くじら立てている私も同類なんですが。
それでも、スターダムひいては女子プロレスの魅力をもっと広める一員となりたい!と決心した私は、みんな正しく節度をもって観戦し、見守ってそして盛り上げていきましょうよと思う気持ちが芽生えてしまうのです。
そういえば蛇足ついでに。中野たむ&上谷沙弥ファンのみなさま、あの動画ご覧になりましたか?沙弥様が初心者マーク付けた車でたむちゃんを轢いちゃうやつ(爆笑)。あれがアップされているのって伝説の4・27横アリの4日前とかなんですよ?いやアンタら、どのタイミングでなに仲良くコントしてんだ笑
(こういうのは敢えて見たくないという方もいそうなので、動画のリンクは敢えて貼らないでおきます。気になる方は調べてみてください。)
もちろん敗者引退を懸けた2人のラストマッチは掛け値なしに歴史に残る壮絶な真剣勝負だったことはいうまでもありません。
スターダムはお正月企画とかでユニットの垣根を超えて選手たちが和気あいあいとしているバラエティ動画も発信しているし、なんかああいう緩い感じをファンに見せてくれるのも私は好きで、楽しく拝見しています。
おまけ
最後にもうひとつ、スターダムの〝南三姉妹〟の動画を紹介して締めます。
羽南&吏南&妃南、クイーンオブ栃木決定戦SP
これ、今年の2月に配信されたばっかりなんですが、ヤクルト元監督・真中さんのM.C.としてのぶん回しっぷりがすごいです。南三姉妹の魅力をしっかり引き出してくれていて、動画としてはロケ企画の割に動きが少ないので普通だったら地味で冗長気味になりそうな感じなのですが、真中さんのおかげで個人的には全然ずっと見ていられました!よかったら是非。
いつか吏南選手と木村花選手の絆の話もお伝えしたいな。
