今日みたいな最高値更新の日に 買わない不安 ━━ 「乗り遅れ恐怖症」とどう向き合うか
日本株式市場は歴史的な節目を迎えましたね。
日経平均株価は取引時間中に一時49,945円をつけ、
終値ベースでも連日の史上最高値を更新しました。
心理的な大台である50,000円に肉薄する力強い動きを見せた一日でした。
市場が祝賀ムードに包まれる一方で、
心のどこかに「買わない不安」を感じている人も多いのではないでしょうか。
正直に言うと、私もその一人です。
最高値を更新した日は、投資界隈はざわつきますよね。
「やっぱり買っておけばよかった」「まだ間に合うかな」
そんな言葉が、あちこちで流れてきます。
上がるチャートを眺めながら、「次の押し目を待つ」と言いながら結局買えず、気づけばさらに高値……。
心のどこかで焦りながらも、冷静を装っています(笑)
「乗り遅れ恐怖症(FOMO)」とは
FOMO (Fear of Missing Out)。
直訳すると「取り残されることへの恐れ」。
つまり、他人が得をしているのを見て、自分も乗らなきゃと思ってしまう心理です。
SNSのタイムラインは、FOMOを刺激する最高の装置です。
「〇〇株で爆益」「まだ上がる」──そんな投稿を見て、
頭では「冷静に」と思っても、気になります。
投資家の脳は、「損をする痛み」よりも「取り残される痛み」のほうが強いということを聞いたことがあります。
たとえば、友人だけが大化け株に乗っていたと聞いた時、
「自分も買っておけば…」と思うあの感じ。
あれがまさにFOMOです。
FOMOを認識するだけで変わる
私が意識しているのは、
この感情を“なくそう”とするより、
「あ、これFOMOだな」と気づくことです。
気づいた瞬間、心にほんの少し“余白”が生まれます。
その余白があるだけで、
「すぐに買わなきゃ」という焦りがすっと薄れてくことがあります。
「焦ってる自分」に気づく。
それだけで、焦りの「渦」の外に出られます。
感情を抑えるより、まず「観察」する。
それだけで、相場の見え方が少し変わる気がします。
私のFOMOエピソード
数年前、某グロース株が急騰していた頃。
私は「そろそろ天井だろう」と思いながら、
PCの画面の中のチャートを凝視し続けていました。
結果、買えなかった。
でも後日、その株はそこから半値に。よくあることです。
あのとき買わなかった自分を、
褒めてあげたい(笑)
FOMOを我慢できたあの日は、
利益よりも大きな学びになりました。
「見送る勇気」もまたスキル
投資は、買う力より「見送る力」を試される場面の方が多いような気がします。
波に乗る勇気も大事ですが、
波を見送る冷静さも、同じくらい大切です。
チャンスは一度きりではありません。
むしろ、「チャンスに見えるもの」の多くは、
仕手相場を演じる誰かが作り出した幻かもしれません。
焦りを「観察する」
FOMOを感じるのは、欲深いからではなく、
「ちゃんと市場と向き合っている証拠」でもあるといえるのではないでしょうか。
焦る自分を責める必要はありません。
大切なのは、焦りを「観察する」こと。
買えない不安を抱えたまま、
チャートをそっと閉じて、
好きなことに時間を使うくらいがちょうどいい。
その静けさの中に、
次の相場を生き抜くための“感情のメンテナンス”があるのだと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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