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映画 教皇選挙をみたはなし


2024/アメリカ・イギリス合作

 先日、映画「教皇選挙」を観てきました。以前から話題になっていた作品でとても興味深く観賞し、余韻もさめないその翌日に現実の教皇の訃報がしらされさらに驚く事態となり、そんな事で印象深い作品となった。
 
 物語は教皇が急死する場面からはじまりその後タイトルにもあるコンクラーベ(教皇選挙)の手続きが速やかに始められ新教皇が選出されるまでが描かれる。じっさい映画を観た翌日にニュースを見たために、あっ昨日映像で見たあれが今正に行なわれていくのだとふしぎな実感を伴って報道を眺めた。

 本作はアメリカ・イギリスによる合作で全編が英語との事だったが、選挙や宗教にからんだ場面では伊語やラテン語も多用され、イタリア語をゆるく学ぶ身としては楽しんで見られた。'コンクラーベ'はラテン語で、

CUM コン(共に)+CLAVIS クラーヴェ(鍵)=「鍵と共に」で、「秘密の場所」を指す。

映画公式より

 これがイタリア語だと CON=共に La CHIAVE=鍵となる。おそらく他国で暮らしていると熱心な信者でない限り一般的には関心の薄い、一見して地味なテーマでまずこれを題材に映像作品にした着眼点が面白いし、現代的かつ大衆的な感覚で小難しくないみせ方になっている所も素晴らしかった。個人的には終盤に盛り込んできたエピソードは正直不要とおもえる程、さすがアメリカな盛り上げ方でもしこれが欧州作の作品だったらもう少し静かにエンドロールとなっただろうと妄想したりもする。 
 
 調べてみると監督のエドワード・ベルガー氏はNetflix配給の映画などを手がけてきた人物と知りとても納得。Netflix的ドラマチックな展開や今っぽいミュージックビデオのような映像美で、エデュケーショナルな内容を楽しみながら知る事が出来る好きなタイプの作品でとてもいい時間でした。

これもセット??


 物語の背景に映り込む建築物がまたすばらしく、現地で撮影したのかと思い調べると、バチカンの宗教施設の多くは撮影が禁止のためイタリアの撮影所にセットを組んだという点にも驚いた。
 実はイタリアに何度か足を運びながらもローマやバチカンをちゃんと見に行った事がなかった為1度訪ねてみたいと思ったし、次期教皇をどんな人物がつとめるのかも引きつづき注目していきたい。
フランシスコ教皇にはどうぞ安らかにご永眠されますように。
 

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