最後の夏の食卓
空の様子が変わってきた。夕方以降聞こえる虫の音も、落ち着きのある音色になる。
『夏の終わりのハーモニー』とか『少年時代』を聴くと、何故か目頭が熱くなるこの季節。
夏らしい食卓の締めくくりをしよう!
桶に氷を入れそうめんを流す。そこへ、懐かしのミカンの缶詰とキュウリを散らす。
そして、鮎の塩焼き。
デザートは、桃。
子供の頃に並んだ物を思い出して、食卓を彩ってみる。ほろ苦さと甘さと涼しさが、懐かしいあの頃の情景を次々に映し出す。頭の中では『少年時代』が繰り返される。
みんな、元気にしているだろうか。
いい大人になっただろうか。
いま、幸せを感じてくれているだろうか。
こんな食卓を目の前にして、同じ様に昔を懐かしんでいたりするのだろうか。
