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米露アラスカ会談の日、アンカレッジでは。|住民の私が見た一日

まさか私の住む町アンカレッジが、こんなに注目される日が来るなんて…。

アメリカ時間での8月15日、アンカレッジでアメリカ合衆国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領の会談が行われました。

この1日を現地から振り返ってみたいと思います。

あくまで現地の報道や雰囲気をお伝えするもので、この記事に政治的に踏み込んだ内容・意見は登場しません。

会談場所

会談場所は、アンカレッジのエルメンドルフ・リチャードソン米軍基地(以下、JBER)で行われました。
JBERはアンカレッジでも北の端のほうにあります。

Google Mapより

アンカレッジはアラスカ州で最も大きな町で、アラスカ全体の人口の約4割がアンカレッジに集中していると言われています。しかし実は車なら2時間もあれば余裕で1周できてしまうほど、小さな町なんです。

そしてアラスカは今、夏の観光シーズン真っただ中。

現地の報道によると、アンカレッジ市内のホテルは満室状態。
大人数となる米国およびロシア両陣営の代表団が待機できる場所を確保することが非常に難しく、急遽アラスカ大学アンカレッジ校(UAA)にあるアリーナが待機場所として開放されたそうです。

大学は夏休み中なのでちょうどよかったのかもしれません。

現地の雰囲気

アンカレッジの小・中・高校は今日からなんと、Back to school。(新学期の始まり。日本よりひと足早く、アラスカでは8月中旬に学校が始まることが多いです。)

そもそもなんで金曜から始まるのかは謎なんですが、「基地外での影響は最小限である」という理由で通常通り開校となりました。

私たちのオフィスは念のため閉めて、リモート勤務に。
しかしほとんどの企業は通常通りの出勤で、道路も特に通行止めや渋滞もありませんでした。

ただ、お店やオフィスビルの多いミッドタウンやダウンタウン、そしてJBERの付近ではプラカードや国旗を持った人々のデモが行われていました。

生中継を見ていると、私たちのオフィスビルの近くにもかなりの人が集まっていて、歩道にいるデモの人々に道路を走る車がクラクションで応えて騒がしかったので、リモート勤務は正解だったなって思います。

日本にいるうちの母は、ちょうどデモの様子をテレビで観たようで、「あんたはいっつも自然の写真ばっかり送ってくるから、もっと山に住んでると思っていたけど、アンカレッジって意外と街なんやね。」と驚いてました。いやいや、普通に田舎やよ…。

一瞬ヒヤッとした出来事

TVの生中継をBGMに仕事をしていたら突然、耳を突き刺すような爆音が。
びっくりして窓の外を見ると、なんと戦闘機!
5機がとてつもないスピードで通り過ぎていきました…。

この動画に出てくる戦闘機(1分42秒あたりから)です。このフォームのままJBERだけでなくアンカレッジ市内も周回していました。

かなりの爆音と迫力で恐怖を感じたのと、「なんだかとんでもない場所に今いる気がする…」と実感した瞬間でした。

ピザでちょっとほっこり

現地のニュースメディアは朝の9時半ごろからずーっと生放送。
JBERから500mほど離れた場所で世界中の報道関係者と共に実況中継をしていました。

両国の大統領が非公開で会談を始めた後は「5分で終わるのか5時間かかるのかは誰にもわからない」ので、いつでも実況できるように常にスタンバイしているそう。

それまでのハイライトを流したりしていたんですが、時間が長引いて内容も繰り返しになってきた頃、「聞いて!ここにピザが6箱届いたんだ!」と喜ぶ実況レポーター。スタジオと実況の会話はピザに。
美味しそうだの、食べるの待ちきれないだの、6箱も食べられないだのひとしきりピザトークが続いたのち、生中継は2時間ほど中断しました。

……昼休みかな?(笑)

いやはや、屋外で1日中おつかれさまです。
緊張に包まれている空間のはずなのに、ピザにはしゃいでる実況レポーターの方々にかなりほっこりしました。


大きなトラブルなどもなく1日が無事に過ぎて、今はホッとしています。
一見遠い世界の出来事が、身近に感じられることがあるんだなと実感した、貴重な一日でした。


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