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勝ち組、負け組は正義となった。では悪とは何なのか?

悪魔はどこにいるのか?

悪魔は、血を求めない。
叫びも、儀式も、契約書もいらない。

悪魔は合理性の顔をして現れる。


悪魔はこう囁く。

「それは違法じゃない」
「誰も損していない」
「効率的だ」
「君がやらなくても、誰かがやる」

この声は甘くない。
むしろ冷静で、理知的で、正しそうだ。

だから人は気づかない。
これは誘惑ではなく、最適化だと誤認する。


かつて悪魔は
魂を欲しがった。

だが今の悪魔は、
魂には興味がない。

悪魔が欲しいのは、
問いだ。


「これは正しいのか?」
「自分は何を引き換えにしているのか?」
「それでも、やるべきなのか?」

悪魔は、この問いが嫌いだ。

だからこう取引する。

金をやる。
地位をやる。
数字をやる。
フォロワーをやる。

その代わり、
もう考えるな。

ここで契約は成立する。
署名はいらない。
沈黙した瞬間が、契約日だ。


この世界で最も危険な人間は、
悪人ではない。

「自分は悪魔と無縁だ」と信じている勝者だ。

彼らは言う。

「結果を出している」
「現実を見ている」
「理想論では食えない」

だがそれは現実ではない。
悪魔の言語に翻訳された世界だ。


悪魔は笑わない。
怒らない。
命令もしない。

ただ一つだけ、確実にやる。

理性を“コスト”に変換する。


だから、ここで問いを置く。

勝つために、
どこまで自分を切り売りした?

その選択は、
本当に君のものだったか?そして——
いま、悪魔と話しているのは誰だ?

ここで終わろう。
答えは要らない。
問いが残ったなら、まだ契約は破れていない。

ここまで書いた。
続きは後日…

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