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フードロスと腹八分、どう折り合いをつけるか

学食で定食を食べながら、「もったいない」と「腹八分」の間で少し迷いました。
健康とフードロスの折り合いについて考えてみます。

 
腹八分
健康についていろいろ調べていくと、やはり食事は腹八分がよいとされています。
少し前までは腹九分でいいかと思っていましたが、健康状態を保つという観点では、腹七分でもよいという考え方もあります。
ただし、無理をしすぎると反動で空腹を強く感じ、結果として食べ過ぎてしまうこともあります。そう考えると、腹八分くらいが現実的な落としどころなのかもしれません。
この腹八分ですが、自宅であれば残しても次の食事に回すことができます。
しかし外食となると、どうするか迷う場面が出てきます。
この間も、学食で定食を食べながら、同じことを考えていました。
 
「もったいない」という価値観
年齢が高くなるほど、「もったいない」という感覚を持つ方は多いように思います。
食べ物とは別ですが、私は物をあまり持たない性分で、不要なものは メルカリ で手放すようにしています。
これも「もったいない」という感覚をやわらげる一つの工夫です。
 
食べ物の場合
食べ物において「提供されたものはすべて食べるべきである」という規範は、食糧が乏しかった時代の美徳に由来するのでしょう。
しかし、飽食の時代と言われる現代においては、この規範がときに自身の身体を損なう要因となることもあります。
外食では、お金を払った以上、「残すともったいない」と感じてしまいます。
実は、この心理には「サンクコスト(埋没費用)」という考え方が関係しています。
すでに支払ったお金は、食べても食べなくても戻ってきません。
それでも「損をしたくない」という気持ちから、必要以上に食べてしまうことがあります。
しかしそれは、過剰摂取による健康リスクという「追加の損失」を招く、合理的とは言えない選択になる可能性があります。
食事の価値は、胃に詰め込んだ量ではなく、その過程で得られた満足感や体験の質にあるはずです。
 
フードロス
一方で、フードロスの観点からは、食べ残しが環境負荷を高めるという事実も無視できません。
この矛盾を解消するためには、事前にコントロールすることが大切です。
そのためには、注文の際に、自身の体調や空腹具合を客観的に見極めることが重要です。
ご飯の量を減らすなどの調整も有効です。
これは、資源を無駄にしないための建設的なコミュニケーションと捉えることができます。
また、会食などの場において生じる「残してはいけない」という同調圧力に対しては、自身の健康管理の基準をやわらかく伝えることも有効です。
なお、最近はドギーバッグ(持ち帰り容器)の利用が可能な店舗も増えています。
これ以上食べるのが難しいと感じた場合は、持ち帰りが可能かどうかを店に確認してみるのも一つの方法です。
ただし、特に夏場や魚介類など傷みやすい食品では、温度管理が不十分になると食中毒のリスクが高まります。
持ち帰り後はできるだけ早く食べるなど、十分な注意が必要です。
そして、もし食べきれなかった場合でも、それを「失敗」と捉える必要はありません。
次回の適切な注文量を考えるための「教訓」として活かすことが重要です。
無理に食べきらないという選択も含めて、健康と社会的責任の両立を図る。
それが、これからの時代における成熟した食の在り方ではないでしょうか。
 
まとめ
・健康維持には腹八分、あるいは腹七分が望ましい
・「もったいない」という規範やサンクコストへの執着が完食を促しがちになる
・完食による過剰摂取は健康リスクという「追加の損失」を招く
・事前の量調整やドギーバッグの活用(夏場・魚介類は注意)が有効である
・食べきれなかった経験を次回への教訓とする意識の転換が重要になる


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