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xxnashimexx
ソーセージ座流星群【毎週ショートショートnote】
あの子は、星空を眺めるのが好きだった。
「あのね、ぼく、星座作ったの!」
「え、なになに?」
私は、そんなあの子と星空を眺めるのが、何より幸せだった。
「あの星と隣の星で、ソーセージ座!」
「あらあら」
隣どうしの星ふたつを繋いで自分の大好物に見立てた我が子に、私は苦笑した。
「で、あれとあれも、それとそれも。ふたつ並んだ星は、全部、ソーセージ座だよ!」
「それじゃ、見える星のほとんど全部じゃない」
「そう! みーんな、ソーセージ!」
……あれから歳月は過ぎたが、私が見上げる夜空には、たくさんのソーセージが輝いている。
あの子が、空に昇ったーーあの煌めきのひとつになっていった、今でも。
満天の夜空が、じわり、滲む。
込み上げる涙が、星々の光を点から線にして、それはまるで、流星群のようにーー
「……また感極まってるの、ママ?」
スマホから呆れた声がした。
「もうすぐ外銀河探索を終えて地球に戻るからさーー作っといてよ、ママの美味しいソーセージ」
