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なぜラソナはアマナグループに参画したのかーー代表が語る、デジタル×クリエイティブの未来

こんにちは、アマナの広報担当、アイナです🌈

2025年10月、Webサイト制作・運用、アプリケーション開発、広告企画など、マーケティング領域における総合的なデジタルソリューションを提供するラソナが、アマナグループに参画しました。


企業のデジタル領域を支援し、戦略設計から開発、運用までを一貫して手がけてきたラソナ。ロジックを大切にした企画力と、着実な実行力で、クライアントのビジネスゴールに向き合ってきました。

表現力を強みに持つアマナと、ロジカルに課題解決を進めるラソナ。その掛け合わせによって、これまで以上に上流のコンセプトメイクから実行まで、一気通貫で価値を届けられる体制が整います。
なぜ今、この決断に至ったのか。 両社はどんな未来を描いているのか。
参画の背景にある想いと、広がるフィールド、そして数年後に目指す姿について、ラソナ代表・村元さんに伺いました。

株式会社ラソナ 村元 啓介

Profile:1996年4月、株式会社マイナビに入社。マーケティング&システムに精通していることから、数々の新規事業の立ち上げに従事する。 2005年4月、株式会社オプトに入社。営業部部長を2年、ソリューション部部長を1年、クリエイティブ部門の責任者を経て、オプトグループの制作会社のCOOに就任。2010年1月株式会社ラソナに入社。取締役を3年勤め、2013年より代表取締役CEOに就任、 現在に至る。



ロジックがあるから、クリエイティブは“機能する”「ラソナのアイデンティティ」

ーー「クリエイティブには理由(ロジック)があるべき」という理念がありますが、改めてラソナが大切にしているロジック、そして会社としてのスタンスについて教えてください。

村元さん:
私たちはよく「クリエイティブにはロジックが必要だ」と言いますが、これは特に“デジタルにおけるクリエイティブ”を前提にした考え方です。
たとえば歴史的に見れば、絵画や美術作品のように、エモーショナルな価値そのものが評価される時代もありました。もちろん、それは今でも尊いものです。

ただ、デジタルの世界におけるクリエイティブは少し性質が違います。それは“作品”というよりも、“ソリューション”に近い存在だからです。Webサイト一つをとっても、それ自体が目的なのではありません。その先にある、「何を伝えるのか」「ユーザーにどんな行動を取ってもらうのか」「登録や購入など、どんなビジネスゴールにつなげるのか」そこまで設計されて、初めて意味を持ちます。
だからこそ、デジタルのクリエイティブには必ずロジックが必要になる。 感覚や雰囲気だけでは、ビジネスは前に進まないからです。
私たちは「クリエイティブを作っている」というよりも、お客様のビジネスを成功に導くための“ロジックを一緒に組み立てている”という感覚に近いかもしれません。最終的に目指しているのは、 クライアントのビジネスゴールに一歩でも近づけること。そのために機能するクリエイティブをつくる。 それが、ラソナの原点にある考え方です。

ーー沖縄のニアショア拠点による開発体制など、ラソナならではの強みやチームの雰囲気について教えてください。

村元さん:
ラソナの社員全体に共通しているのは、とにかく真面目な人が多いということですね。沖縄も東京もそこは変わりません。
それぞれが責任感を持ち、ロジックを大切にしながら丁寧にアウトプットを積み上げていく、そんなチームです。

沖縄のニアショア拠点については、「コストを抑えるためでは?」と聞かれることもあります。ただ、少なくとも私たちの出発点はそこではありませんでした。
大前提として、私自身が沖縄という土地が本当に好きだったこと。そしてもう一つは、採用の可能性です。
当時、沖縄は若年層の失業率が全国的にも高い状況にありました。けれどそれは裏を返せば、ポテンシャルのある若い人材がまだ十分に機会を得られていないということでもある。しっかり育てていけば、大きく伸びる人材と出会えるのではないかと感じました。
加えて、当時のラソナは今以上にブランド力がありませんでした。知名度が高いわけでもなく、給与水準が突出しているわけでもない。東京で優秀な人材を採用することは簡単ではなかったですね。

一方で沖縄は、コミュニティがコンパクトで、企業の評判も広がりやすい環境です。そこで「良い会社」としてのブランドをしっかり築ければ、能力の高い人材と出会えるのではないかと考えました。
沖縄拠点は“地方支社”という位置づけではありません。東京と沖縄はフラットにつながっていて、役割分担も明確です。リモート前提の時代において、チームビルディングも自然に機能しています。

オンラインランチ会を開いたり、以前は社員旅行で東京と沖縄を行き来したり、一緒に札幌に行ったこともありました。物理的な距離はあっても、心理的な距離は近い。そんな関係性を大切にしています。


なぜアマナを選んだのかーーー共鳴から始まった参画の決断

ーー今回、アマナグループへの参画を決めた「決め手」は何だったのでしょうか?

村元さん:
一番大きかったのは、やはり方向性が一致していたことです。

創業理念の部分で、共通しているものを強く感じました。 クリエイティブに対する向き合い方や、「何のためにそれをつくるのか」という根っこの思想が、とても近かったんです。アマナはもともとクリエイティブを軸に発展してきた会社ですし、そこにデジタルを取り入れながら時代に合わせて進化してきた。その歩みは、ラソナが辿ってきた歴史とも重なります。
実は、アマナの代表である金子さんとは、もともと同じ会社に在籍していた時期がありました。私は、16年前にラソナへジョインしましたが、「クリエイティブでお客様のビジネスゴールを支援する」という思想は、当時から一貫しています。表現そのものを売るのではなく、クリエイティブを通じてビジネスに貢献する。その考え方が、アマナとも自然に重なりましたね。
さらに大きかったのは、ラソナの創業者である岡村が「アマナと一緒にやりたい」と言ってくれたことです。私がM&Aの話を持ち帰ったとき、理念の共通性や歴史的な背景を含めて話をしましたが、最終的に「それなら挑戦してみよう」と前向きに受け止めてくれました。
理念の部分でしっかり重なるものがあったことと、これまでの歩みがどこか似ていると感じられたこと。その二つが、大きかったと思います。

ーーアマナ代表・金子との対話の中で、共感したポイントやシンパシーを感じた部分はありましたか?

村元さん:
個人的には、金子さんが新卒で入社された会社で一緒に働いていた経験がある、というのは大きかったですね。当時からお互いの仕事のスタンスや、会社に対する向き合い方のようなものは、なんとなく共有できている感覚がありました。今回M&Aの話が具体的に動き始めたとき、アマナを候補の一つとして検討する中で、その“土台の共通感覚”があったことは、安心材料の一つだったと思います。
そのうえで、先ほどお話ししたような理念や歴史の近さについて、創業者の岡村にも伝えました。すると、「確かにアマナとは似ている部分が多いし、社員同士もいい形で融合できるのではないか」という話になりました。単に事業の相性がいいというだけではなく、人や文化の部分でも無理がないと感じられましたね。

ーー参画を発表したとき、社員の皆さんの反応や受け止め方はいかがでしたか?

村元さん:
結論から言うと、想像以上にポジティブでした。

実は、正式に参画を検討する前に一度、金子さんやアマナの取締役の方がラソナに来られたことがあったんです。そのときは、あくまで打ち合わせの一環でした。
社内を案内したのはラソナの社員だったのですが、あとからその社員に「今日、アマナの方が来ていましたよね」と声をかけられて、「そうだよ」と答えたら、いきなり「私、アマナで働きたいです」と言われたんです。
今いる会社の代表に向かってそれを言うのはどうなんだ、とは思いましたけど(笑)。
ただ内心では、「社員は何を感じて、そんなふうに思ったんだろう」と少し驚きました。その時点では、単なる来訪でしかなかったので。でもその出来事で、現場の社員にとってアマナは“憧れの企業”なんだということを、改めて実感しました。今思えば、あの一言は、今回の参画をどこか暗示していたのかもしれませんね…!

正式に参画が決まったあと、忘年会で「みんな正直どう思ってる?」と聞いてみたんです。すると、ある社員が「ラソナじゃなくて、みんなでアマナに入るわけじゃないんですか?」と言ってきて、ラソナの代表としては、なかなか微妙な発言ですよね(笑)。

でも、それだけ前向きに受け止めてくれているんだと感じました。参画前も後も、全体としてはとてもポジティブです。正直、想定以上でしたね。私の世代だと、M&Aには少しネガティブなイメージをいだく部分もあります。立場によっては、複雑な思いがゼロとは言えないかもしれません。それでも今は、「一緒にやっていける」という前向きな空気が社内にあります。
たとえ不安が出てきたとしても、きちんと向き合って解消していける関係性は築けていると感じていますね。


クリエイティブとデジタルが掛け合わさる、提供する“体験”の進化

ーーアマナのビジュアル制作力と、ラソナのデジタル開発力・運用力が掛け合わさることで、世の中に提供できる「体験」はどのように変わると考えていますか?

村元さん:
これまでラソナは、デジタル開発や運用を強みにしてきました。 戦略を設計し、仕組みをつくり、改善を重ねながら成果に結びつけていく。そこには自信があります。
ただ、そのさらに上位概念にある「クリエイティブ」、つまりビジュアルや表現の力については、私たちのアセットとして十分に持てていたわけではありませんでした。ブランドをどう見せるのか。 商品やサービスをどの位置に置けば変革が起きるのか。そうした“最初の設計”の部分は、アマナが長年培ってきた領域です。そこを一緒に担っていただけることで、私たちが掲げてきた「お客様のビジネスゴールに伴走する」という行動理念が、本当の意味で一気通貫で実現できるようになると感じています。
企画から制作、実装、そして運用まで。
点ではなく線で支援できる体制になっていく、それが一番大きな変化ですかね。

実は、ラソナとしては「今回の参画によって広がる価値を、お客様にどう分かりやすくお伝えするか」と悩んでいた時期もありました。

その話をアマナの執行役員の佐藤さんにしたところ、こう言われたんです。
「ラソナが、アマナのクリエイティブを自由に使えるようになったと表現すればいいですよ」と。
その言葉を聞いて、確かにそれはお客様にとってもプラスに響くなと思いました。私たちの提案の幅が広がり、実装だけでなく、表現のレイヤーまで踏み込めるようになった。それは単なる機能拡張ではなく、 お客様に届けられる“体験そのもの”の可能性が広がったということだと思っています。


広がるフィールド、新しい挑戦

ーーグループ入りしたことで、ラソナで働く社員にとって、どのような新しい挑戦の場やチャンスが生まれると思いますか?

村元さん:
今回の参画によって、これまでラソナ単体では持ち得なかった領域にも関わる機会が生まれると考えています。
たとえば、ブランド設計やビジュアル表現といった上流のフェーズに、より深く携われるようになります。これまで以上に企画段階からプロジェクトに関わり、実装や運用まで一貫して担う、そんな関わり方も可能になります。

社員の中には、新しい領域に挑戦したいと考えている人もいるでしょうし、これまで気づいていなかった適性が見つかる可能性もあると思っています。フィールドが広がることで、自分の専門性を深める道もあれば、領域を越えて挑戦する道もある。その選択肢が増えること自体が、大きな変化です。
ラソナの社員にとっても、今回の参画は新しいチャレンジのきっかけになるはずですし、会社としてもそこに期待しています。

ーーどんな方と一緒に働きたいですか?

村元さん:
ラソナの行動理念に、「成長と成功を喜びあえる人の集まりであること」を掲げています。
ここでいう“成功”とは、売上や利益を上げることです。ただし、私たちは単に数字が伸びればよいとは考えていません。そこに“成長”が伴ってこそ、本当の意味で喜び合えるのだと思っています。
一方で、「成長したけれど結果が出ませんでした」という状態も目指す姿ではありません。成長はあくまで成果につなげるためのものですし、結果だけを追い求めるのでもなく、その両方がそろって初めて意味があると考えています。
今回のグループ入りは、ラソナにとって新しい挑戦の機会です。アマナの皆さんと関わることで、これまでにない視点や刺激を受け、社員一人ひとりの成長が促されることを期待しています。
だからこそ、成長意欲を持ち、成果にも真摯に向き合える人と一緒に働きたいと考えています。お互いの成長と成功を素直に喜び合える、そんな仲間が増えていけば嬉しいです。


数年後のビジョンと、未来の仲間へ

ーー村元さんが描く数年後の未来があれば、ぜひ教えてください。

村元さん:
これまでもこれからも、お客様のビジネスゴールを高いレベルで実現するという軸は変わりません。その実現力を、より強い組織として磨き続けていきたいと考えています。
アマナと一緒になることで、私たちのフィールドは確実に広がります。これまで主にデジタル領域を中心に支援してきましたが、今後はコンセプトメイクなどの上流工程から関わることができるようになります。戦略立案から実行まで一気通貫で伴走できる体制が整うことで、より本質的な価値提供が可能になると感じています。
また、AIなどの新しい技術も積極的に取り入れながら、組織としてのレベルを着実に引き上げていきたいと思っています。

両社の強みを掛け合わせることで、これまで以上にお客様にとって価値のある存在へと進化していく。数年後には、デジタル支援にとどまらず、ビジネス全体を見据えたパートナーとして選ばれる組織になっていたいですね。

おわりに


ラソナとアマナ、異なる強みを持つ両社が手を取り合い、新しい挑戦を始めた今回の参画。
ロジックとクリエイティブが掛け合わさることで、これまでにないアイデアや体験が次々と生まれていく――そんな未来を想像すると、とてもワクワクします。
読んでくださる皆さんも、この挑戦のストーリーを一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
次回の記事も、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです!✨

(インタビュアー:アマナ広報担当 アイナ)

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