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オカルティック・シティ 第四話「ファントム・チャンネル」



【あらすじ】

サンクチュアリの暴走から逃れたしきみは、謎の音声“次はおまえだ”の正体を追う。 鍵を握るのは、誰もアクセスできない謎の配信チャンネル《PHANTOM-00》。 それは、存在しないはずの映像を“リアルタイムで”流し続ける、呪われたストリームだった──。


【本文】

04:43AM──渋谷。

地下鉄の出口で、三枝しきみは呼吸を整えていた。

── あれは幻じゃない。確かに“見た”。

彼女のヘッドセットには、アクセス不能な録画ファイルが残っていた。

《記録:PH-00-Δ/Live》

「……ファントム・チャンネル」

そのキーワードに反応して、検索アプリが自動停止する。

《アクセス拒否》《ブラックアウト指定》

「やっぱり、運営層にも触れられたくない情報か……」

彼女はハッカー仲間・スミスを呼び出し、裏ルートからデータ復旧を試みる。

スミス:「しきみ、それ……見ちゃったのか。最悪だ」

しきみ:「これはただの配信じゃない。誰かが“今も流してる”。止めないと、次は──」

調査の末、たどり着いたのは都市の裏側にある古い配信施設の跡地。

閉鎖された地下スタジオには、もう誰もいないはずだった。

……しかし、扉の奥から光が漏れていた。

「まだ“何か”が、動いてる」

ヘッドセットを強化モードに切り替える。

ARフィルター越しに映ったのは、数十本のケーブルに絡まれたまま、 勝手に再生され続ける“人間の頭部らしき何か”。

「……う、そ……」

無数の目、口、そして断片的な都市伝説が、映像に混ざっている。

《渋谷109の屋上で手を振る女》《電車に乗ってはいけない時間》《スマホに映る誰かの顔》

すべての怪異が、編集された一本の配信として流れていた。

「これが、“都市の記憶”……?」

画面がゆがみ、ノイズが走る。

《次の視聴者は──あなた》

「……来るっ!」

次の瞬間、スタジオ内の照明が落ち、 背後から異形の気配がしきみに迫る。


オカルティック・シティ
第四話「ファントム・チャンネル」

【続く】

次回:第五話「リセット東京」

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