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AED問題 「女性だから」で、命が救われない。そんな世の中でいいのか!? 思春期以降の女性救命率が少なくて愕然。AEDは、全部脱がせなくて大丈夫だから!!

こんにちは。
セルフケアアドバイザーの天美です。

今日も旅先で、ちょっと気づいた貼り紙から。

それは、昼食を取るために立ち寄った道の駅にて。
会計レジの向こうに、ちゃんと置いてありました。
お弁当を温めるレンジ、そしてAEDが。
そして、レンジで温めを待つ間に気づいたんです。


女性にAEDを使うのをためらわないで!!
という切実な紙が、
使い方マニュアルとともに
ラミネートされたものが機械からぶら下がっていました。



  
  



🧡 AEDを使う恩恵の裏でリスクが話題になっていた



街や学校、スーパー、駅のホームにAED(自動体外式除細動器)が設置されるようになって久しいですよね。

まさに今日、AEDとともに、とある紙を見かけて、わたしはハッとしました。

「女性にAEDを使うのをためらわないで!!」
こんな言葉がわざわざ必要な社会って、どういうことでしょう?
そう思わずにはいられませんでした。

「AEDを使用されて訴えられる」ということから、男性が、命を救うことのリスクがある、という話題が何年も前からありました。

だから、男性が強制わいせつ罪などで訴えられて、人生を大きく狂わせられるくらいなら、リスクなんて取らなくていい、という情報が広まったこともありました。
  
  



🟪 女性を救うことをためらう人が増えている



2017年のSNSでは、「女性社員の多くが、男性にAEDを使われたらセクハラで訴えると答えた」という投稿が1万回以上拡散しました。

ところが投稿者は後日「すべて嘘でした」と謝罪しているんだそうです。

そして2025年にも、「AEDで助けた女性から被害届が出された」という内容がSNSで再拡散されました。

これを受けて実施された意識調査では、女性への救命処置が「できない・したくない」と答えた人が前回より3.4ポイント上昇し、「セクハラで訴えられないか心配」と答えた人は34%から42%に増加していました。

ちょっとした情報が拡散されるたび、それは誤りだったと消えていくのではなく、繰り返されるたびに人の意識をじわじわ蝕んでいきます。そのことが、数字ではっきり見えているようです。

実際には、警察庁も「女性へのAED使用で男性が訴えられた事例は把握していない」と答えています。

法律の観点でも、善意で人を救おうとする行為は民法第698条の「緊急事務管理」、刑法第37条の「緊急避難」にあたり、損害賠償や刑事責任を問われることはないと考えられています。

「訴えられるかもしれない」という不安は、残念ながら根拠に乏しいものなのです。
もちろん、訴えること自体は自由なので、リスクと言えば広義にはリスクです。
でも、「そこ」ですかね??
  



🟧 思春期を境に、女性は救助されにくくなるというデータが!



熊本大学などの研究グループが心停止で倒れた35万人以上を対象に調査したところ、AEDによる電気ショックを受けた割合は男性が3.2%に対し、女性はわずか1.5%。
15〜49歳の若い世代では男性7.0%、女性3.8%
と、その差はさらに開きます。

京都大学の研究では、学校内で心停止になった生徒へのAED使用率を調べたところ、小中学生では男女差がほとんどないのに、高校生になると女子生徒への使用率が約30ポイントも下がったことがわかりました。

思春期を境に、女性は「助けてもらいにくく」なっているんです。この事実はかなり衝撃的ですよね。
  
  



❤️ 1分遅れると、救命率は10%下がる


AEDの電気ショックが1分遅れるごとに、救命率は約10%ずつ低下します。
総務省の最新データ(令和6年版)によると、救急車が到着するまでの全国平均はついに約10分。ためらっている時間は、命に直結します。

「服を脱がさないといけないのでは」「ブラジャーのワイヤーが危険では」

そんな不安の声もありますが、服をすべて脱がせる必要はないんです。

下着をずらして素肌にパッドを貼れば充分なんです。パッドを貼った後は上から服やタオルをかけて肌を隠してもOK。
それでAEDの機能に影響は出ません。

「完璧にやらなければ」と思わなくていい。それより1秒でも早く使うことが大切なのです。

周りに救助に慣れた方や同性の方がいませんか?
119番はしましたか?
声を出したり、呼吸の確認などは性別関係なくできるでしょう。

AEDは、全部全開で脱がせなくても装着できるんです。
それを知っていてください。

どんなことでも、きっとやれることは必ずあるはず。

だから、見て見ぬ振りが一番怖いな、と感じています。

  



‪💚 人命救助に、性別は関係ない


倒れた人が女性だったら、服を脱がせること、肌に触れることへの抵抗がある。
そんな気持ちは、人として自然なためらいかもしれません。

でも、その数秒、数分のためらいが、誰かの人生を変えてしまうかもしれません。

「完璧でなくても構わないので、命を助けるために勇気を持って一歩を踏み出してください」という旅先で見つけた紙の言葉が、深く刺さりました。

もしものとき、あなたの勇気が誰かの命をつなぐかもしれない。そのことを、ぜひ心のどこかに置いておいてほしいな、と思っています。
  


参考:
熊本大学・京都大学研究グループ発表データ、総務省消防庁 令和6年版救急・救助の現況、旭化成ゾールメディカル 意識調査2025年版、日本ファクトチェックセンター(2025年3月)


  


 生命の危機のとき、その生存率に性差が生まれていることがおかしいなと思います。

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