「神社に行くと“歩く速さ”が変わる人へ」

鳥居をくぐる前まで
急いでいたのに

境内に入った途端
歩く速さが変わる日があります。

ゆっくり歩こうと
思ったわけじゃない。

でも
速く進めなくなる。

周りの景色が
急に近くなる。

音が少なくなって
呼吸のほうが
はっきりする。

それは
気分ではありません。

流れに合った速さに
戻っただけです。

外にいるときは
やることの速さで動いています。

次の予定
時間
目的。

神社に入ると
それが外れる。

自分の速さに戻る。

だから
急げなくなる。

早く回ろうとすると
どこかで止まる。

立ち止まる場所ができる。

それが
今の自分の位置です。

整うというのは
特別な感覚ではなく

速さが揃うこと。

歩く速さ
呼吸の速さ
考える速さ。

それが合うと
何もしていないのに
区切りがつく。

もういい、と思える。

その時間は
形に残りません。

だから御朱印があります。

何を願ったかではなく

どの流れの中で
自分の速さに戻ったか。

その記録として。

今月の御朱印は
その“速さが合った時間”を
写しています。

必要な人だけ
受け取ってください。

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