消去法で選んだ仕事と、消えなかった「虚しさ」の正体。
台湾から帰国したのは、コロナ禍の後期でした。
12月中旬に突然の辞令が出て、2月初旬には帰国。
7日間の隔離も経験し、バタバタと日本での生活が再開しました。
徹夜でコードを書いた、フリーランス時代
台湾で必死に勉強したことを無駄にしたくなくて、帰国後は意地で数百件の営業メールを送りました。
その甲斐あって仕事を得ることはできましたが、勉強と実践は全くの別物でした。
「どう書いたらこのデザインが表現できるんだろう……」
(※コーダー:デザインをコンピューターが読み取れる言語に書き換えて、Webサイトとして形にする仕事)
やり方がわからない。でも時間は過ぎ、納期は迫る。
焦りと緊張で、徹夜で作業することもしばしば。
でも、それは「パソコン一つで仕事をするしかなかった」から、消去法で選んだ道。 日本に帰ってきた今、別にこの仕事じゃなくてもいい。
一度意欲がなくなると、あんなに必死だった自分がいなくなっていました。
「今はこれでいい」と言い聞かせたパート生活
その後、フリーランス時代にご縁をいただいた会社でパートとしてお世話になることにしました。 事務や簡単なコードを書くお仕事。
決まった曜日、決まった時間に働く。
収入はグッと下がりましたが、気持ちと体は驚くほど楽になりました。
「子どももまだ幼稚園児だし、今はこれでいい」 そう自分に言い聞かせて、一度は納得したはずでした。
再燃した「自分の人生を自分で決めたい」という想い
けれど、1年も経つと、その日々にもまた「虚しさ」が漂うようになりました。
お仕事自体は楽しいし、自分で営業しなくてもお仕事をいただけるのは本当にありがたいこと。 でも、雇われている身として、急な方向転換で担当していた仕事が変更になったり、時給のアップに限界が見えたり。
「このままパートをして、終わる人生なのかな?」
そんな思いが積み重なった時、台湾時代に感じていたあの気持ちが、再び顔を出してきました。
自分の人生、自分で判断して決めたい!生きたい!
もっとやりがいや生きがいを感じて生きていきたい。
誰かに委ねるのではなく、自分の足で立ちたい。
長くなりましたが、振り返ればこうした経緯が、すべて「起業」という決断に結びついていました。
でも、そこから「なぜ香りなのか?」 それは、また次の記事でお話しします。
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