名古屋・鶴舞線はなぜホームドアがないの?人身事故多発の理由と2026年完成への希望
昨日の2025年10月5日。また鶴舞線の八事駅で人身事故が起きてしまいました😢
電車を利用する私たちにとって、この「また」という言葉がどれほど重いか。鶴舞線を使っている方なら、きっと共感していただけると思います。
ふと気づくと、東山線や名城線にはあるホームドア。でも鶴舞線には...ない。なぜなんだろう?そう疑問に思ったことはありませんか?
鶴舞線だけホームドアがない理由
名古屋市営地下鉄では、2024年時点で設置率が約88%にまで達しています。東山線、桜通線、名城線・名港線、上飯田線はすべて完了しているのに、鶴舞線だけが取り残されていました。
その最大の理由は名鉄との相互乗り入れです。
鶴舞線は上小田井駅で名鉄犬山線と、赤池駅で名鉄豊田線とつながっていますよね。名古屋市交通局の車両だけでなく、名鉄の車両も走っているんです。ここが問題でした。
実は、名古屋市交通局の車両と名鉄の100系・200系車両では、ドアの位置が微妙にずれているのです。従来のホームドアシステムでは、車両側とホーム側の両方に設備を搭載する必要があり、名鉄の協力と投資が不可欠でした。
名鉄にとっては自社路線でないところへの設備投資になるため、調整が難航していたんですね💦
あなたも電車を待ちながら、ホームの端に立っている人を見て「危ないな」と感じたことはありませんか?

技術の進歩が状況を変えた
ところが、ホームドア整備が遅れたことで、皮肉にも新しい技術が登場しました。
現在整備中の鶴舞線のホームドアは、ホーム側のセンサーだけで制御できるシステムなのです✨
天井に設置された赤外線センサーが列車の停止状態や扉の開閉を検知して、ホームドアの開閉を行います。車両側に何も設備を追加する必要がないため、名鉄の協力なしでも設置できるようになったんですね。
名古屋市交通局駅務課の担当者によると、センサーで列車のドア位置を確認しながらホームドアを制御するこの方式は、名古屋市交通局では鶴舞線が初めての試みだそうです。
ドアの開口部も名鉄100系に対応できるよう、他の路線より大きく設計されています。
人身事故の現状
鶴舞線での人身事故は本当に心が痛みます。
2024年1月30日には、八事駅で男子中学生がふらついてホームから転落。幸いホーム下の空間に逃げ込めて無事でしたが、同じ日の昼過ぎには平針駅で30代女性が電車と接触して亡くなる事故が発生しました😭
2025年に入ってからも、9月1日には塩釜口駅で、9月11日には八事駅で、そして10月5日にも再び八事駅で人身事故が発生しています。
特に八事駅での事故が多いことが気になりますね。利用者が多い主要駅だからこそ、一刻も早いホームドア設置が望まれていました。
ホームドアがあれば防げたかもしれない...そう思うと本当に辛いです。
ホームドア設置の効果は実証済み
名城線では、ホームドア設置前の2019年に転落事故が16件もありました。でも、2021年に全線でホームドアが設置されてからは、なんと転落事故がゼロになったんです!
この数字を見ると、ホームドアの効果は明らかですよね。
全国的に見ても、2019年の統計ではホームからの転落が3,047件あり、そのうち160件が人身傷害事故になっています。転落件数自体は横ばいですが、事故数は減少傾向にあります。これはホームドア設置が進んだ効果だと言えるでしょう。

2026年9月へ向けて進む工事
希望のニュースもあります!
鶴舞線のホームドア整備は、2024年9月から本格的に始まりました。庄内緑地公園駅から赤池駅までの19駅が対象です。
完成目標は2026年9月。愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会に合わせての完成を目指しています🎌
2024年10月14日には、最初の庄内緑地公園駅で稼働が開始されました。その後、庄内通駅が11月、浄心駅が12月、浅間町駅が2月、丸の内駅が3月と、順次設置が進んでいます。
工事中はホーム柵の扉が開いたままになる期間があるため、ホーム監視員が配置されて安全確保に努めているそうです。床面には一時的に工事用の養生材による起伏ができるので、利用する際は足元に注意が必要ですね。
費用の問題も...でも命には代えられない
ホームドア設置が進まなかった理由には、費用の問題もありました。
鉄道ジャーナリストの枝久保達也さんによると、ホームドアは1駅あたり数億円、全駅設置すると数百億円規模になるとのこと。一般的なホームドアは扉と戸袋ひとつで500〜600キロもあり、古いホームでは補強工事が必要になります💸
でも、2021年から「バリアフリー料金制度」が始まり、運賃に10円程度を上乗せしてバリアフリー設備に充てることができるようになりました。ホームドアは「つけなければいけない設備」という方向に社会全体が動いているんですね。
あなたの通勤・通学で使う鶴舞線が、もうすぐ安全になります。
上小田井駅だけは例外
ただし、上小田井駅だけは設置されない予定です。
上小田井駅は名鉄の管理駅であり、名鉄犬山線との乗り入れ拠点になっています。そのため、今回の名古屋市交通局による整備の対象外となっているんですね。
将来的には名鉄側での対応が期待されますが、現時点では具体的な予定は発表されていません。
私たちにできること
ホームドアが完成するまで、まだ時間がかかります。
その間、私たちにできることは何でしょうか?
ホームでは黄色い点字ブロックの内側で待つこと。スマートフォンを見ながら歩かないこと。お酒を飲んだ後は特に注意すること。そして、困っている人がいたら声をかけること。
小さなことですが、みんなで気をつけることで防げる事故もあるはずです。
これからの名古屋の地下鉄
鶴舞線のホームドア整備が完了すれば、名古屋市営地下鉄のほぼすべての駅でホームドアが設置されることになります。
他の路線では既にワンマン運転も実施されていて、将来的には鶴舞線でもワンマン化が検討されているそうです。安全性の向上と効率化が両立する、そんな未来がもうすぐそこまで来ています✨
東海テレビの取材によれば、名古屋市交通局は「お客様に安心してご利用いただけるようになる」と話しています。
2026年9月。アジア競技大会の開催と共に、鶴舞線が生まれ変わります。
それまで、もう少しだけ気をつけて利用しましょう。そして、工事に携わる方々の安全も願いつつ、完成を心待ちにしたいですね😊
あなたも鶴舞線を安全に利用して、大切な人のもとへ、大切な場所へ向かってくださいね。
参考情報
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