🎹 アルトと聴くクラシック|フォーレ《ドリー組曲》第5曲「優しさ」 🐾
この《ドリー組曲》は、
ガブリエル・フォーレが、
親しくしていた婦人のお子さん
ーードリー(本名はエレーヌ)
のために書いた、やさしい連弾曲集です🧸
フォーレは彼女の成長にあわせて、
毎年ひとつずつ、小さな曲を贈っていました🎁
今日お話しするのは、
その第5曲―― 「優しさ」 🌿
どんな景色が広がっているのか、
いっしょにのぞいてみましょう🐾
前回の《キティ・ヴァルス》では、
ケティといっしょに庭を駆け回る、
元気いっぱいの景色をのぞいてきたにゃ🐶
あれからまた少し時間が流れて――
今日は第5曲
《 優しさ 》
をのぞいてみるにゃ🐾
🎧 まずは聴いてみてにゃ🐾
この曲は、
前のワルツみたいな軽やかな動きとはちがって、
もっと静かで、
やわらかなぬくもりに
包まれているような音楽なんだにゃ🌙
きっとこの日も、
ドリーちゃんはいつものように
外へ遊びに出かけていたのかもしれないにゃ。
たくさん走って、
たくさん笑って、
少しつかれて帰ってくる夕方。
髪には風の名残り、
くつには庭の土。
そんな一日の終わりみたいな空気が、
この曲には流れている気がするんだにゃ🌿

おうちの中には、
あたたかい灯り。
お母さんが静かに迎えてくれて、
ドリーちゃんは、
少し眠たそうに、
今日あったことをぽつりぽつり話しはじめる。
「きょうね、こんなことがあったの」
「それでね――」
この曲の途中には、
やさしい掛け合いみたいに
聴こえるところがあるんだにゃ。(00:55〜)
そこはまるで、
ドリーちゃんの言葉に、
お母さんがやさしく返事をしているみたい。
「そうだったの」
「たのしかったのね」
そんな静かな会話が、
音になっているみたいなんだにゃ🐾
もしかしたらフォーレも、
静かにその様子を見ていたのかもしれない。

前より少しだけ背が伸びて、
話すことも、
感じることも増えてきたドリーちゃん。
そんな姿を見ながら、
「大きくなったね」
って、
そっと思ったのかもしれないにゃ🌙
《優しさ》は、
そんなやわらかな時間を、
そのまま閉じ込めたような音楽。
《ドリー組曲》の中でも、
少しだけ大人のやさしさが流れこんでいるように感じるにゃ🐾
🐾 アルトの小さな補足
この曲《優しさ》は、
もともとフォーレの親しい友人
アデラ・マディソンに捧げられたとも言われています。
だからこの曲には、
ドリーちゃんへのやさしさだけじゃなく、
もっと広い、大人の想いも重なっているのかもしれません🌿
こうして聴いてみると、
《ドリー組曲》は、
ただ子どもの成長を描いた音楽じゃなくて、
そのそばにいた大人たちの時間まで、
いっしょに閉じ込めたアルバムみたいだにゃ🐾
そして次はいよいよ、
《ドリー組曲》さいごの1曲。
どんな景色が待っているのかにゃ?✨
またいっしょに、
最後のページをめくっていこうにゃ🐾

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