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オランダ・フランス旅行記2024⑦

いよいよ最終日。CDGを20時半に出る便を取っていたので、ほぼ終日遊べるという事でこの日もずっと行ってみたかった場所へ。

お見送りに来てくれた…!
ホテルの最寄駅
メトロや街中でやたら見かけた看板

当然最終日もクロワッサンは外せない訳で、またもや友達の友達おすすめリストに入っていたお店へ。

天国?
目移りしちゃってしょうがない。

大本命のクロワッサン、3日間食べた中でこのお店が1番美味しかった!これでもかとふんだんにバターを練り込んだお味。やっぱりクロワッサンはバターあってこそなんだな。このクロワッサンは毎朝食べたいわ。そして最終日にしてお店のおばちゃんに「パリを楽しんでね」って言われた。今日東京に帰るけど、ありがとうおばちゃん。

そして我慢出来ずに大好物のオペラも頼んでしまった。なんやかんや前日のディナーのデザート以外でスイーツをほとんど食べてなかったし、朝だからこの後日中にカロリー消費出来るし…!オペラもクロワッサンに負けず劣らず美味しかった。このお店は間違いなく人におすすめしたくなるわ。

今日のメインの目的地へ、オリンピック目前のパリの街を横目に行く。

来ました、オルセー美術館!印象派好きとしては絶対に外せない美術館。元々は駅として建てられたものの、間を空けずすぐそばに更に利便性の高いパリ北駅が出来てしまいお払い箱に。すっかり廃れていた所、美術館にしようという案が出て元の駅の面影を残したまま生まれ変わったというロマンがありすぎる歴史。

この大時計も大迫力…!モネの庭という自然の風景もさる事ながら、この美術館のように人が作り上げた造形美にもこれだけ感動させられるのは、やっぱり自分の足で訪れてみないと経験出来ないものだなとつくづく思う。

そして、ジヴェルニーと並ぶ今回フランスを訪れた理由のもう一つがこの『PARIS 1874』という企画展。今年はパリで初めて印象派展が行われた1874年から丁度150年目の節目という事で、印象派の所蔵数で名高いオルセー美術館が当時の展覧会に並んでいた作品を展示するというテンションぶち上がりなやつ。この企画展の開催を知った瞬間にURLを友達に送りつけて「やっぱりパリしかない!!!!」ともう一ヶ国の行き先が決定した次第。こう考えるとまだまだ20代の頃のバイタリティは衰えていない気がする。

『ひなげし』 クロード・モネ
『印象・日の出』 クロード・モネ

数々の画家達が「印象派」と呼ばれるようになった所以こそがこの絵。この絵を見るために訪れたと言っても過言ではない。嗚呼、幸せ。そしてこの企画展、所蔵がほぼほぼオルセーっていうのも圧倒だった。流石です。企画展と同様に常設展の見応えも凄まじかった…!

『サン・ラザール駅』 クロード・モネ

「この景色、昨日見た。ここから同じ場所へ旅立った。」と思いながら作品を眺められるなんて贅沢にも程がある。やっぱりこの絵も大好きだ。

『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』 ピエール・オーギュスト・ルノワール

この作品は人物それぞれの視線が大事だって『アメリ』でおじいさんが言ってたな。ルノワールの描く人間は温かみとふくよかさがある。

美術館正面の大時計の真裏
『14歳の小さな踊り子』 エドガー・ドガ

『ジヴェルニーの食卓』に掲載されている作品の一つに、ドガをモチーフにした『エトワール』という話がある。エトワール(星)となるべく奮闘する小さなバレリーナ達。あまりにもリアル過ぎるという事で批判を多く買ったこの彫刻から、目が離せなかった。

『ダンス教室』 エドガー・ドガ
『日傘の女』 クロード・モネ

この作品を見るとどうしても『風立ちぬ』の菜穂子を思い出してしまう。彼女はパラソルをさしながら絵を描いていたから、画家とモデルを1人で担っていたけれど。

『ルーアン大聖堂』 クロード・モネ

いつかルーアンも行ってみたいな。

『青い睡蓮』 クロード・モネ

さっきの『サン・ラザール駅』と同様に「あの池だ」と思いながらこの作品を目に出来る事、つくづく幸せだと思う。

『ジヴェルニーのモネの庭』 クロード・モネ

あの庭。

『オーヴェル・シュル・オワーズの家の庭のマドモアゼル・ガシェ』 フィンセント・ファン・ゴッホ

オルセーに所蔵されているゴッホ作品がほぼほぼ初見のもので、胸が高鳴った!彼がその短い生涯の中で描いた作品に新たに出会える事が嬉しくてたまらない。

『医師ガシェの肖像』 フィンセント・ファン・ゴッホ

ゴッホはタンギー爺さんといい、世話になった人の絵を描くのが好きね。

『ウォーターブロック』 吉岡徳仁

展示室内にあったベンチ、まさかの日本人の作品だった…!帰国後に旦那に話したら東京オリンピックのトーチを作った人だそうな。知らなかった。

コンパクトながらロートレックの展示室があったのも感動。ものすごい大作だった。これはなかなか海外へ貸し出し出来なさそうだし、ここでしか見られないわ。

アール・ヌーヴォーの展示室にもエクトール・ギマールが沢山。

企画展、印象派、ロートレック、アール・ヌーヴォーとこれでもまだまだ一部に過ぎなくて、全てを見るにはルーブル同様かなりの時間を費やさないといけないという事がよくわかった。でもまた絶対に来る。間違いなく私にとってのパワースポットだった。

美術館を出て、最後の晩餐ならぬ最後のランチ。このお店がまあ安ウマすぎてたまげてしまった。後で知ったけどかなり有名なお店でSNSでもおすすめしてる人が沢山いた。

創業130年近い老舗。
ラストエスカルゴ!

最初にメニューに載っているワインを注文したら、それがなんとボトルだったらしく昼から2人で赤を1本開けてしまった。いやだって€12でパリのど真ん中だったらグラスだと思うじゃん…。1人1皿ずつ前菜とメイン、追加でチーズも頼んで、お会計を出してもらったらまさかの€45で驚愕。お料理やワインは勿論全部美味しかったし、お店の雰囲気もクラシカルでとても素敵だったから、このお値段はドッキリなんじゃないかとさえ思った。

最後に最高のランチをありがとう。

ゆったり飲んだり食べたり喋ったりしていたらいい時間になっていたので、空港へ向かうバスに乗るためにオペラ座へ。バス停で待っていてもなかなかバスが来ないと思ったら、道路工事の影響でバス停が臨時移動していたらしく、近くでカップ持って物乞いしてたおっちゃんが「今はバス停があっちに移動してるよ!歩いて2分ぐらいだから!」とご丁寧に教えてくれた。おっちゃんありがとう。最後まで人の優しさに触れる旅だった。

9年前にパリからデュッセルへ帰る時も、同じバス停で友達と別れた。あの時から2人共年を重ねて、お互い大きく変わった事もあるけど、やっぱり2人で過ごすのが楽しいのは変わらなかった。またいつか、一緒に旅に行けますように。

懐かしのCDG

出国審査がサクッと終わり、トイレでメイクを落として着替えて歯も磨いて、ロングフライトの準備は万端。

RELAY(フランスのコンビニ的なお店)に売ってたおにぎりに思わずグッときたけど、あと14時間我慢すればこの1/4の値段で本物が食べられるので我慢。

実に海外感強めな回転寿司。この後もう一度ここを通ったら大行列だった。皆SUSHI好きだもんね…。

いざ東京へ

帰りの便は日本に着くのが夕方だったので、最初の数時間だけ寝てあとはずっと起きてるスタイルでどうにか時差ボケを回避出来た。東京に着いてみたらまあ蒸し暑いし人は多いし次の日から仕事だしで相変わらずな日常にすぐ戻っちゃったけど、非日常の楽しい空気を思う存分に浴びて刺激された後は、普段の日常の中にも楽しい事を見つけて充実させていこうっていうモチベーションが上がるから、私にとって定期的な国外逃亡はやっぱり大事なんだなと改めて実感した。せめて次に出国する時はもう少し円安が落ち着いてますように!

5年ぶりの海外旅行、これにて完。