アルファベットモンスター デザインノート d / D
アルファベットモンスターって?
「アルファベットモンスター(Alphabet Monsters)」は、
アルファベットの大文字・小文字をポケモンライクな
キャラクターとしてデザインしたオリジナル教材です。
文字の形をモンスターのシルエットとして活かし、子どもたちが楽しくアルファベットに親しめるよう工夫しています。
デザインノートとして、制作の裏側を書いていきます。
※ アルファベットモンスターの一覧表(A3サイズ)は、
家庭や学習用途向けに、無料でダウンロードできるようにしています。
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ドリンとドンドリン
d は、b の対称図形のような文字です。
アルファベットモンスターを作る中で、
似ている文字ほど意識的に違うキャラクターに
しようと考えていました。
そこで虫タイプのキャラクターにした b に対して、
d と D は哺乳類をモチーフにしてデザインすることに。
ドリン
小文字の d は、丸い部分を頭に見立て、
そこからひょろりと伸びる体を持つ、イタチやカワウソのような姿の
哺乳類系のモンスターにしました。
右下に張り出している部分は、
地面を掘り進むための前脚。
d は dig の d。
穴掘りが得意なモンスター、という設定です。
頭には、頬かむりのようなヘルメットをかぶせています。
これはキャラクター性のためだけでなく、
文字のシルエットを強調して
「d の形だと一目で分かる」ことを優先したデザインでもあります。
名前は drill から取って、
ドリン と名付けました。

ドンドリン
大文字の D も、ドリンと同じく穴掘りモンスターです。
ただしこちらは、
モグラのようでもあり、クマのようでもある、
どっしりとした親分的存在にしました。
手足にはドリルがついていて、
輪郭から少しはみ出していますが、
それでも D の形が分かるよう、文字のシルエットを強調するデザインにしています。
名前は ドンドリン。
穴掘りモンスターたちをまとめる、リーダー的な存在です。
スラリとしたかわいいドリンと、でっぷりとした風格漂うドンドリン、
どちらもお気に入りのデザインになりました。

b と d は、子どもにとってややこしい
実は b と d は、
子どもにとって特に覚えにくい文字だと言われています。
大文字の B と D はどちらも、
左が直線で、右側に曲線が張り出す形。
見方によっては、
B と b よりも、D と b のほうが似ていると感じることすらあります。
「どっちが、どっちの小文字?」
という混乱は、かなり自然なものなのだと思います。
キャラクターにしたら、ペアで覚えやすい
でも、d と D はドリンとドンドリンという
“穴を掘る仲間”として、はっきりペアで認識され、
どちらもお腹は右向きになりました。
全体の形、キャラクターとしての姿、
そして音が結びつく。
その結果、文字そのものも自然と頭に入る。
この d と D のペアは、
アルファベットモンスターという取り組みの効果を、
はっきり実感できた組み合わせになったと思います。
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