子どものために図鑑を作ろう。CanvaとTOLOTで作るオリジナル図鑑
うちの子どもたちが、アルファベットを楽しく覚えられるようにという目的で、「アルファベットモンスター」というキャラクターを作り始めました。
aからZまで、それぞれアルファベットの形をしたモンスターで、小文字キャラクターから大文字キャラクターにパワーアップするという設定です。
最初は、aからZまでのモンスターを一覧表として完成させることがゴールでした。
いわゆるアルファベット一覧表として、アルファベットと、その形をしたモンスター、そして名前を並べたものです。

これだけでもなかなか楽しくて、子どもたちはあっという間にアルファベットを覚えることができました。
でも一覧表を完成させながら、ふと考えました。
せっかくなら、それぞれのモンスターにプロフィールを付けて、図鑑にしたら楽しいのでは。
どうせなら、子どもが手に取って読めるような、子どもたちが大好きなキャラクター図鑑のような、ちゃんとした本の形にしてみたい。
そこで使ったのが
ご存知 Canva と フォトブックサービス TOLOT です。
図鑑を作るにあたって、この組み合わせが思っていた以上に相性が良かったので、今回はその作り方を紹介します。
ここでは、
Canvaで図鑑ページを作る方法
TOLOTで本にする方法
子ども向け図鑑を作るときのポイント
などの実際の手順やノウハウをひとつの記事にまとめました。やってみたい方の参考になればと思います。
図鑑のページはCanvaで作る
キャラクター紹介ページはすべて Canva でデザインしました。
Canvaは
レイアウトが簡単
フォントが豊富
画像配置が直感的
なので、図鑑のようなページを作るのにもかなり向いています。
今回の図鑑は
A6サイズ
フルカラー
見開き左に小文字キャラクター、右に大文字キャラクター
という構成にしました。
ページ設計
TOLOTのA6サイズで使う推奨画像サイズは次の通りです。
ページ画像サイズ
縦2425ピクセル × 横1748ピクセル(以上)
形式:JPEG
※上下左右に3mm(約47ピクセル)ずつ裁ち落とされる部分を含みます。
まずこのサイズの白紙ページをベースにします。
子どもの好きなキャラクター図鑑などを参考にしながら、レイアウトを考えていきます。Canvaのテンプレートで使えそうなものがあれば、それをベースにしても楽です。
A6サイズは小さいので、文字は少し大きめにすると読みやすくなります。

ノド(綴じ部分)の余白に注意
本にしたとき、中央のノド部分はどうしても読みにくくなります。
そのためレイアウトを作るときは
左ページ → 右側の余白を多め
右ページ → 左側の余白を多め
にしておくと、完成したときに読みやすくなります。
Canvaの便利機能:ページ番号
Canvaには ページ番号を自動で振る機能 があります。ページを増減させたときも自動で変えてくれます。
ただし左右ページで同じ位置に配置されるので、中央配置にしておくと左右どちらのページでも自然に見えます。

ページを量産する
レイアウトが決まったら、ページの量産です。
Canvaの ページ複製ボタン を使うと一気に増やせます。
左ページ用と右ページ用をそれぞれ複製していき、ページ移動ボタンで 左右ページが交互になるように並べ替え ます。
仮でもいいのでキャラクター画像を入れておくと、左右ページを間違えにくくなります。
画像を配置していく
ページの枠ができたら、各ページのキャラクター画像を入れていきます。
Canvaでは、すでに配置してある画像に対して
アップロードした画像をドラッグ&ドロップするだけで置き換えることができます。
量産したページに対して
小文字モンスター
大文字モンスター
それぞれの画像を順番に置き換えていくと、図鑑のページがどんどん埋まっていきます。
各ページにテキストを入れる
次に、キャラクターの説明文や名前などのテキストを置き換えていきます。
ページごとに
名前
番号
プロフィール
オリジンワード
などのテキストボックスをはじめにレイアウトしたと思いますので、
ここでそれぞれのページの内容を貼り込んでいきます。
この作業をしていくと、どんどん図鑑らしいページになっていきます。
ページをめくるたびに、新しいモンスターが登場する図鑑の形が見えてきて、作っていても楽しいです。

テキスト入力はExcelが便利
なお、名前、番号、紹介文などは Excelなどにまとめておく と便利です。
あらかじめ一覧で整理しておくと、そこからコピー&ペーストしていくだけでページ作成がかなりスムーズになります。
またCanva無料版には自動目次機能がないので、このExcelデータは目次を作るときにも役立ちます。

ふりがなをふる
アルファベットモンスター図鑑は未就学児にも読んでほしいので、ふりがなは必須でした。
Canvaの ふりがな機能 がとても便利です。
メニューからふりがなを選び、まだふりがなを振っていないテキストボックスを選ぶだけで、かなりの精度でふりがなが付きます。

ただし
改行された熟語
変わった読み
などは間違うことがあるので、必要な部分だけ手動で修正します。
ちなみに、自動ふりがな機能はもとの文字サイズに応じてふりがなのサイズが勝手に決まってしまいます。つまり、もとの文字サイズがあまり小さいと読みにくくなってしまうので注意したほうがいいです。
少し大きめの文字サイズにするか、小さい文字にせざるを得ないところはふりがながなくてもいいように、あえて漢字を使わないという判断でもいいと思います。
目次などを作る
もくじや「はじめに」、「おわりに」、その他、必要なページを作っていきます。量産しないページなら、凝った作りにしても不便はないので、楽しく作っていきましょう。
目次にページ番号を振りたくない場合は、別のプロジェクトにすれば大丈夫です。

表紙は全面写真表紙がおすすめ
本文とはサイズが違うので、表紙は 別のCanvaプロジェクト で作ります。
Tolotには表紙テンプレートもありますが、オリジナル図鑑なら
全面写真表紙
がおすすめです。
全面写真表紙用の画像サイズ
A6サイズ64ページ
→ 横3487ピクセル × 縦2425ピクセル
Tolotのサイトからダウンロードできる、全面写真表紙用のテンプレートをガイドにすると配置しやすくなります。

Canvaから書き出す
本文と表紙が完成したら、それぞれ
JPEG画像として書き出します。
本文は連番ファイルになるので、TOLOTにアップロードするときも分かりやすいです。後述の通り、TOLOTはパソコンで使えないのでスマホに画像をダウンロードしておきます。
図鑑の印刷にTOLOTはぴったり
印刷はフォトブックサービス TOLOT を使いました。
TOLOTでのフォトブック作成をスムーズにするコツなどはWeb上でいろいろ紹介されているので参考にしてみて下さい。
このサービスの良いところは
フルカラー
1冊から作れる
送料込み
そして価格は
送料込みで1冊600円
普通に印刷すると、この値段で64ページフルカラーの透明カバー付きの本を作るのはなかなか難しいと思います。
PCでは作れませんがスマホでも簡単
昔はTOLOTはパソコンでも使えましたが、今はAndroidかiOSのみです。でも、やることは簡単なのでたぶん困ることはないと思います。
アプリをインストールしたら、新規のフォトブック作成、あとは日付順でスマホ内の写真一覧を出して、さっきダウンロードした画像を順番にタップして選んでいきます。あとで足したり消したりももちろんできます。
こんな感じで並べていきます。並び順も自由に変えられます。

表紙のところでタイトルを入力すると、扉ページに反映されます。

奥付も入力します。

完了したら、入稿操作をして、送り先や決済方法を入力しておしまい。
出来上がりました
入稿して3営業日ほどで発送されます。
ポストに投函されて届きます。
こんな包装です。さっそく開けてみましょう。

子どもたちの分をまとめて2冊注文しました。
納品書などは入らないので、包装のまま人にあげても大丈夫です。

表紙もイメージ通りです。作っている最中からワクワクしますが、実際に手元に来るとちょっと感動します。

キャラクターが見切れている部分も想定通りです。ちゃんと、図鑑らしい雰囲気です。
付属のカバーもしっかりしています。
カバーを外してみたところです。


厚みがそんなにないので背表紙は文字が小さくなってしまいますが、ちゃんと読めます。次回の印刷では少し左に寄せてもいいかもしれませんが、印刷誤差かも。

扉ページです。

目次の右上、アルファベットモンスターのキャラクターを「INDEX」と並べました。

世界観の説明ページが続きます。


1mm未満の小さな字もくっきり印刷されています。

そして本文。もともとフォトブックなので図鑑用途にはまったく問題なし。イラストもくっきり印刷されていますし、文字も読みやすいです。

あとがきはこんな感じにしました。
45度傾けたQRコードはカッコいいと思います。紋章のようなフレームを付けたり、扉の意匠のようなイラストにしても、素敵に掲載できそうです。


という感じで、自分で創作したものが形になるのってとてもうれしいですね。
素敵な図鑑が完成しました。
一冊作って確認できるのが強い
TOLOTで図鑑を作って良かったのは、改良するハードルが低いことです。
まず1冊作ってみて、実際の本を手に取って確認する。
そこで
誤字脱字
レイアウト
ページ構成
などを見直して、また作る。
TOLOTは1冊から作れるので、こういう試行錯誤が気軽にできます。
普通の印刷だと最初から完成形を目指さないといけませんが、
「まず作る → 直す → また作る」
というやり方ができるのは、とてもありがたいポイントでした。
人に見てもらって、意見を聞いてブラッシュアップすることもできてしまいます。
小さな図鑑だからこそ
今回、あえて 小さいサイズ(A6) にしました。
それはこんな理由からです。
子どもが持ちやすい
かわいい
本棚に入りやすい
作るコストが安い
小さな本ですが、ちゃんと図鑑になります。
小さな子どもを連れてお出かけするときに、時間つぶしとして持っていくのにもかさばらないのでよさそうです。

図鑑だけじゃなく作品集にも
この方法は、キャラクター図鑑だけでなく
子どもの絵
自分のイラスト
手芸や刺繍
陶芸作品
写真作品
などを 作品集として本にする のにも向いていると思います。
作品が並んでいるだけでも、
本になると特別なものに見えてきます。
よかったら作ってみてください。
オンラインストア
この記事で紹介した「アルファベットモンスター図鑑」を、オンラインストアで公開しています。親子での学習やプレゼントにどうぞ。
おまけ
noteの他の記事で、アルファベットモンスター図鑑の制作記や
デザインノートも紹介しています。
また、アルファベットモンスターの
一覧表は無料でダウンロードできます。
ぜひご覧ください。
