運がなくても生きている、という奇跡?
私は、ずっと運が悪い。
子どもの頃から、何をしてもうまくいかない。努力しても、裏目に出る。人を信じれば裏切られる。慎重に選んだつもりの道が、気づけば行き止まりになっている。
「努力は報われる」とか、「チャンスは平等に訪れる」なんて言葉を聞くたび、胸の奥が冷える。
それは、私には一度も訪れなかったものだからだ。私は、ただ運が悪いのではない。ずっと、最初から最後まで、何もかもうまくいかない人生を生きてきた。
それでも、今日も生きている。この事実だけが、私を支えている。
チャンスのない人生を生きるということ
世の中には、「努力すれば報われる」と信じている人が多い。けれど、努力ではどうにもならないことがある。努力する場所すら与えられない人生もある。
私には、チャンスというものがなかった。
何かを掴もうとしても、その“何か”がそもそも現れない。人との縁も、偶然の出会いも、思いがけない幸運も──すべて、私の人生には降ってこなかった。
最初のうちは焦った。
「何かが間違っているのでは」と、自分を責めた。だけど、時間が経つにつれ、ようやく気づいた──これは、私の「形」なのだ。
私は、「チャンスのない人生」という宿命を背負って生まれた。それは呪いではなく、個性だ。誰かが舞台に立つために選ばれるように、私は「影の側に立って生きる」ことを選ばされた。
裏目に出るということは、誠実であるということ
何をしても裏目に出る。人に優しくすれば軽く扱われ、黙っていれば「冷たい」と言われる。頑張れば空回り、手を抜けば怠け者と呼ばれる。
生きるというのは、なぜこうも理不尽なのか。けれど私は思う。
──裏目に出るのは、それだけ本気だからだ。
上辺でごまかす人は、そもそも裏目にならない。何も賭けていないから、失うものもない。でも私は、いつも本気で人を信じ、本気で物事に向き合ってきた。
だから、裏切られる。
だから、傷つく。
だから、報われない。
でも、その痛みの分だけ、「私」という存在は確かに生きてきた。他人のようにうまく立ち回れなくても、私は私のやり方で、まっすぐに生きてきたのだ。
「運がない人生」は、偶然に流されない人生
運のいい人を、私は羨ましいと思う。
けれど同時に、運に恵まれた人生は“運に左右される人生”でもある。
もし運が尽きたら、何も残らないかもしれない。
私は違う。
運に頼ることができなかったぶん、運に裏切られることもない。
私は最初から、誰にも、何にも、頼らずに立ってきた。
何も与えられないからこそ、何かを奪われることもない。
ゼロで始まり、ゼロのまま歩いてきた人生。
それは、空っぽではなく、“自分で形を作る自由”に満ちている。
「報われない」と思う日々の中で
報われない日々は、孤独だ。誰も見ていないところで努力を重ねても、評価されない。成果も出ない。ただ時間だけが過ぎていく。
けれど、報われない努力には「静かな誇り」がある。
私は、誰かに褒められなくても、認められなくても、生きることをやめなかった。それは、私が“生きたい”と願っている証だ。
報われない人生でも、そこに「継続」がある限り、意味はある。誰にも気づかれない努力を、誰にも見せずに続けてきた。それこそ、人生で一番誇っていいことなのかもしれない。
運がなくても、生きてきた
結局、私は何も得られなかった。チャンスも、幸運も、救いのような出来事もなかった。けれど──私は、それでも今日まで生きてきた。
運が悪くても、生きてこれた。
裏目に出ても、倒れても、もう一度立ち上がった。
何も持っていなくても、何もできなくても、私は「生きる」という選択だけは手放さなかった。
それは奇跡だ。
小さな奇跡を、私は毎日積み重ねてきたのだ。誰に褒められなくても、誰にも見えなくても、その奇跡は確かに存在する。
「運がない私」が、それでも信じたいこと
私は、運の悪い人間だ。何をしても裏目に出るし、努力はほとんど報われなかった。それでも私は、自分の人生を“失敗”だとは思わない。
なぜなら、この人生を、途中で投げ出さなかったから。
「何もない」まま、それでもここに立っているから。
運がない人生とは、つまり「他人の幸運に依存しない生き方」だ。世界に見捨てられても、自分を見捨てなかった人間の、生き方だ。
私は、運が悪くてよかった。この世界の厳しさを知り、優しさの重みを知り、それでも明日を選ぶ自分の強さを知った。
運がなくても、生きていい。
運が悪くても、生きる意味はある。
それを、私は自分の人生で証明していく。
終わりに──「歌」に乗せて
この記事を基にして「歌」を作りました。エモーショナル・ポップバラードです。
宜しければ是非、聴いてみてください。歌詞も掲載しています。
『運がなくても生きている奇跡』
運が悪い 子供の頃から
何をしても 上手くいかない
それでも今日も 息をしている
この事実だけが 私を支える
努力しても 裏目に出る
人を信じて 裏切られる
チャンスなんて 一度もなくて
報われるはずの 言葉は遠い
選んだ道が 行き止まりでも
私はここに 立っている
影の側から 見える景色を
誰も知らない この目で見てる
運がなくても 生きてきたんだ
誰にも頼らず ゼロから歩いた
裏目に出るのは 本気の証
この痛みの分だけ 確かに生きた
運が悪くても いいじゃないか
誰の幸運にも 流されないで
何も持たない 自由の中で
私は私を 見捨てなかった
優しくすれば 軽く扱われ
黙っていれば 冷たいと言われ
頑張っても 空回りして
それでも真っ直ぐ 向き合ってきた
報われない日々 孤独だけど
静かな誇りが ここにある
誰も見てない 努力を重ね
それでも生きると 選んできた
運がなくても 生きてきたんだ
誰にも頼らず ゼロから歩いた
裏目に出るのは 本気の証
この痛みの分だけ 確かに生きた
運が悪くても いいじゃないか
誰の幸運にも 流されないで
何も持たない 自由の中で
私は私を 見捨てなかった
運に恵まれた 人生じゃない
だから運にも 裏切られない
何も与えられず 何も奪われず
自分でカタチを 作ってきた
これは呪いじゃない 個性なんだ
影の側に立つ 私の宿命
小さな奇跡を 毎日積んで
誰に見えなくても 確かに存在する
運がなくても 生きていいんだ
この世界の厳しさ 優しさ知って
何もないまま ここに立ってる
それが私の 生きる意味
運が悪くても 良かったんだ
明日を選ぶ 自分の強さ
途中で投げ出さず ここまで来た
それを証明していく これからも
運がなくても 生きている
運が悪くても 生きていける
この人生を 失敗だなんて
私は思わない もう二度と
