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Alexander Bublik人生最良の時間に思う事

2025年6月3日
世界ランキング62位のアレクサンダー・ブブリクは、第5シードのジャック・ドレイパーを破り、自身初のグランドスラム準々決勝進出を果たし、クレーコートで最大の勝利を収めた。

この全仏でデミノー、ドレイパーのトップ 10 相手に 2 度目の勝利を収めてキャリア最大の結果だ。

勝利後の観客からの1分間のスタンディングオベーション。
ブブリクもスピーチで人生の中で最高の瞬間だとスピーチ。

27年間の中で人生最高の1分間
感極まった後の勘弁してくれと言う顔も素敵

この勝利の前、3回戦後の勝利者インタビューで彼の突き放した自身への客観性、人生の矜持を読み取ることができる。

ブブリク
僕は初めてトップ50から落ちて、ちょっと真面目にやるしか選択肢がなかった。ふざけてる余裕がなかった、真剣に試合に取り組むしか。100位以下に落ちて、好きな大会に出られないなんてあってはいけないからね。そうするしかなくて、幸いたくさん勝てたってこと。

でもいまなら、去年のウィンブルドン後の自分に何週間か休めって言う。17位になって、あれもこれもやらなきゃ、もっと練習して食事管理に取り組んでお酒もパーティもやめてもっとプロフェッショナルな…戦士にならないとってなった。いまはみんなロボットみたい、ゲームみたいだからね。僕はそうした。

つまり僕のランキングが落ちたのは、残念ながら、練習不足とか、真面目な態度が足りなかったからじゃない。完全にその逆だ。僕は燃え尽きてしまった。
あれをすればこうすれば、もっと練習したら、もっとFHが良くなったら、結果がついてくると思った。そうならなかった。

だからある時点で「何のためにこんな犠牲を払ってるんだ?」となった。僕は80位で、コーチはIWとフェニックスの合間にベガスに行こうと言ってきた。「この調子だとウィンブルドンまでにテニスの話なんかできなくなる」と。それでベガスに行って楽しんで、ラケットを変えて、いろいろやってみた。

それが上手くいった。ベガスでトレーニングキャンプじゃなくて、ベガスらしいことをしに行ったんだ。楽しい3日間だったよ。フェニックスには試合の3時間前に着いた。「僕はいまや役立たずだ、試合に勝てない。だったらなるようになれ」ってね。

アレックス(デミノー)に勝ったからと言って変わらない。17位になって、あれもこれもやればニットー(ファイナルズ)に行けるかもトップ10になれるかもとやったけど、そうはならなかった。だから僕は自分の道にいて、自分のやることを楽しむだけだ。勝っても負けてもね。自分で何か期待したくない。

ただその場にいて、FHを打ってBHを打つだけだ。
僕はふつうの人間だよ。周囲が、僕はふつうと違うのかもって思わせてくるだけで。僕が思うに、僕は超ふつうの人間だ。気分がのらなければ練習をスキップする、それは僕的にはごくごくふつうのことだ。

でもトップ選手たちと会話してると自分がおかしいのかと思わされる。トップ10選手の大半とは友人だけど…何十億と稼いで25回優勝しても、もっともっとと望む人がいる。僕的には、そんなのはまともじゃない。でもいまのスポーツはそんなふうで、僕のほうがまともじゃないのかと感じさせられる。

僕自身は自分はきわめてふつうだと思うけどね。僕はテニスをプレーし成功して、それでいまは僕の結果が不十分だとか、十分犠牲を払ってないとかそういう話になる。でも僕はそうしたいのか? さあね、ともかく僕はごくまともだよ。僕は自分がこのスポーツで達成したいことについて、自分の考えがある。

自分自身に対して、何を証明したいか、何ができるのか、自分の可能性を突き詰められるのかって。まあともかく、僕は至極ふつうだよ。みんな笑うけどね。ともあれ、それが僕の一部で、僕はそれを受け入れて、自分のやり方でやってる。素晴らしいアスリート様たちのあいだで、それで暮らしを立ててる。

コートでの僕? それは良い質問だ。僕はあらゆる戦いを避けてる。トップオブトップに勝つために、僕はそれができると証明してきたけど、彼らに対して優位に立つ術を見つけないといけない。なぜなら彼らは僕より熱心で、僕よりよく走る。たとえば僕は明日ジャック相手に、5時間半も試合できないよ。

体力的に5時間走るのは僕にはできない、死んじゃうよ。だから違う面で、自分のやりかたを磨かないといけない。僕は45度のオーストラリアの太陽の下で立ってられない。やるつもりもないよ、テニスより自分の健康が心配だ。

だからコートで、僕は試合を勝つ術、自分の持っているものでどうやってああいう相手に勝てるかを見つける。実際僕にはたくさんの武器があるよ、ショットの選択という意味で。ときにはクレイジーに見えるかもしれないけど、僕にとってはそれが唯一の選択肢なんだ。

17位だったときに僕に起きたこと…彼らと、サーシャ(ズベレフ)やアンドレイ(ルブレフ)と話したら彼らは「15回BHを打たないと」と言い出す。いや3回ならできるよ、でも15回…それはできない。それでも僕はトップ20にいたわけだし、いまもトップ50に戻ってきてる。

僕が選手でありたいなら、ああいう選手たちと会話して、GSの2週目に残りたいなら、どんな大会でも優勝候補、危険な選手でありたい、そのためには他と違う方法、アプローチ、違う心構えが必要だ。そうせざるを得ない。もし僕が相手のBH側にキックサーブを打っても、完璧なリターンが返ってくるだけだ。

僕はどうすべきか? 僕はそこで4時間もラリーをやってられない。だから違うことをやらないといけない。そうせざるを得ないからだ。でも実際、自分でもそうでありたい。
チャレンジャーの選手たちはロボットみたいじゃないかって? レベル的な話なら、そりゃチャレンジャーのレベルは低いよ。

僕は何年もトップ50、トップ30にいたから、テニスをどうプレーすべきか知ってる。チャレンジャーはアレックス(デミノー)と対戦するほど大変じゃない。でも彼らですらふつうじゃない…もし夕べに1パイントのビールを楽しむのがふつうだと言うならね。彼らですら、自分のベストを引き出そうとしてる。

技術的に(上に行くのは)無理だと言える選手すら朝8時にジムにいてすごくプロフェッショナルだ。なぜって? 最高の自分になりたいからだ。そんなの狂ってる。ある意味ではSNSがそれを煽ってる、最高の自分であるべきだ、と。違う、僕たちは自分らしくあるべきだ。僕が思うに、ごくシンプルな話だよ」

https://x.com/seiadoumogera/status/1929362329746993498?s=46


「自分はこういう人間である。それが自分にとって一番自分らしくあり大切だ」と言っている。
決して大谷翔平の生き方を否定しているわけでない。

サーシャ自身も世界の17番目になる素質があるから普通の人間ではないわけだけども。
サーシャ曰く2歳からラケットを握り、プロテニスプレイヤーになるしかなかったと振り返り、お金を稼ぐ手段の仕事だと割り切っている。

GSを優勝したわけじゃない。
7回勝ってようやく優勝の大会で4回勝っただけで何故みんな騒いでるんだと思ってるかもしれない。
どうせ次は世界一位のシナーだよ、と思うかもしれない。

でも彼のキャリア最大の成果がこんなにも賞賛されるのは彼の生き方に共感してリスペクトが集まるからだと思う。

自分の中での目標の置き方、努力の仕方、それをちゃんと設定して生きていれば、何歳になっで数少ないチャンスの中でそれを掴んで自分自身に感動する日がやってくる。

私ももうちょっとテニス頑張ろう。
リーグ戦で結果が出ずに決勝トーナメントに進めず、コンソレーションでノンプレッシャーの試合で勝ちを拾う日々。
少しテニスが楽しいから辛いになりかけてた。

ちゃんと自分なりの目標を持って勝負の世界に懲りずに挑戦しよう。
まだ舞えると信じて。
ありがとうサーシャ。




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