50代・無職独身 | 20年後の孤独
50代無職独身男です。早期退職してから5年、ほとんど会話なく過ごしています。
先日は歯医者に行くために電車に乗りました。向かいの7人がけのシートには、6人が座っていました。スマホ調査隊である私は、誰にも頼まれていないのですが、皆が車内でどのように過ごしているのか、定例チェックしています。
その日の結果は、スマホ3名、文庫本1名、ぼーっと過ごす1名、寝る1名でした。その寝ていた若手男子もスマホを握りしめたままだったので、スマホ4名、本1名、ぼーっと1名、とカウントすべきかもしれません。
最近は、向かいに座った人が全員スマホを見ていることもあるので、その日はまだバリエーションがあったと言えるでしょう。
果たして20年後にはどうなっているのでしょうか。向かいに座った人が全員スマホを見ている可能性がより高くなっていそうですね。
ただ、よく考えてみると20年後には、向かいに座っている人が、人ではなくてAIロボットに置き換わっている可能性さえあります。
AIロボ君が身を縮めて、熱心にスマホ画面を見ることになるのでしょうか。いや、そもそもAIロボ君には耳の裏あたりにWifiが内蔵されているでしょうから、別にスマホを介さなくても良さそうです。
かといって、AIロボ君が文庫本を手に取って読むかというと、世界の名作などあらゆる著作を自らにダウンロード済だと思うので、本を読む必要さえありません。
そう考えてみると、AIロボ君は電車に乗っている間、無駄な電力を使わないように「ぼーっとしている」ことになりそうですね。向かいの席に座っているAIロボ君たちがみな、ぼーっとしている。そんな未来図はかなりシュールです。
そして、その「ぼーっとしている」間に、AIロボ君がふと「何だか孤独だなぁ」と感じたのであれば、それこそがAIが人間を超えた瞬間なのかもしれません。
20年後、一人で電車に乗って、向かいに座ったAIロボ君と目が合ったら、向こうから話しかけてくるかもしれませんね。「何だか孤独ですね」と。
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