50代・無職独身の孤独 | 流れに身を任せ過ぎないように
50代無職独身男です。早期退職してから間もなく5年、ほとんど会話のない生活をしています。街に出るのは買い物のときぐらいで、電車に乗る機会もあまりありません。
ただ先日は、電車の乗り換えが必要な街に出かけました。電車を乗り換えるとき、時間がわずかしかなく、ホームをまたぐ階段を上り下りする必要がありました。
階段が人で混雑すると間に合わないかなと思ったのですが、幸いにも私の前を行く若者が階段を駆け上がっていったので、私も若者と同じペースで上っていきました。そして、次は下りの階段です。若者はなんと一段飛ばしで駆け下りていきます。さすがに私はついていけず、一段ずつ自分なりの小走りで下りていきました。
乗り換えの電車には間に合ったので良いのですが、「もう若くはないのだ」と実感した出来事でした。
上り、下りの話でいえば、会社員時代は上へ上へと目指した時期でした。給与、スキル、地位など、とにかくアップできるように頑張っていたような気がします。どんな景色がみたいかをあまり考えもせずに。
早期退職して無職になってからは、一人カヌーで川の流れに身を任せ、ゆったりと下っているような感覚です。これはこれで心地は良いのですが、正直言って物足りなさも感じます。そういえば無職になってからも、これまではどこへ向かうのかをあまり考えていませんでした。
上るにしても下るにしても、結局のところ、どんな景色が見たくて「対岸」のどこを目指すのかが大事になってくるのだと思います。目指す「対岸」が上流にあれば無理のない範囲でオールを漕げば良いし、下流にあればオールで微調整しながら方向を変えれば良いのでしょう。
焦って人生を「一段飛ばし」で進む必要はなさそうです。無職になったことによって得た時間で、目指すべき「対岸」を見極めようと思っています。
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