50代・無職独身の孤独 | ひとりの食卓
50代無職独身男です。早期退職してから5年、ほとんど会話のない生活をしています。週に一度ぐらいはランチで外食しますが、あとはほとんど自炊をしています。
会社員時代は、仕事帰りに飲み屋に寄るか、残業で遅くなったときはコンビニでカルボナーラを買って帰り、それだけを食べる、という日もありました。
早期退職してからは、節約も兼ねて、ほぼ自炊になりました。食卓には、ご飯、味噌汁、メイン一品(茹で豚、玉子焼き、白菜炒めなど)、そして副菜が並びます。ここに納豆や海苔が加わることもあります。
副菜は、長年レギュラーを務める「酢タマネギ」です。タマネギを切って酢に漬けるだけなので、とても楽です。「ずぼら料理」の真骨頂です。
最近は「酢タマネギ」の代わりに、大型新人の「ゴーヤ」が代打に送られることがあります。「ゴーヤ」も、縦半分に切って輪切りにし、かつお節と醤油で和えるだけです。
いくら一人暮らしといっても、おかずは1皿だけでは少し寂しい。でも、あまり豪華にしすぎても、一人で食べるのは落ち着かない。おかずは2皿ぐらいが、自分にはちょうどいいと思っていました。
ところが、この春にソウルで食べた「パンチャン定食」の写真を見返したら、その考えが変わりました。

ご飯と味噌チゲのほかに、小皿が8皿も並んでいます。
豚肉炒め、チャプチェ、キムチ、小魚、エゴマの葉など。一皿一皿が見た目も鮮やかでそれぞれの味や食感が楽しめます。どの小皿から手を付けるか迷うのも楽しい時間でした。
たしかに品数は多いのですが、一人でも持て余すような感じがしません。「豪華」というより「賑やか」なのです。
一皿一皿が主役ではなく、それぞれが食卓を支えているからでしょうか。
私もこの夏は、小皿を一枚ずつ増やしてみたいと思い始めました(パンチャン定食をそのまま真似するのは難しいですが…)。
大型新人の「ゴーヤ」がレギュラーに定着する頃には、我が家の食卓も少し賑やかになっているかもしれません。
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