『即今 只今』と『感謝』。還暦無職、プチ旅行で受け取った覚悟。
カレンダーのページが7月へとめくられ、私の完全な無職生活が始まってすぐのこと。
7月早々に私は、カバン一つを抱えて、プチ旅行へと出かけました。
これからの人生、どう進むべきか、凹んだり、前を向いたり。心の葛藤を抱えながら、それでも明るい未来を描こうとしている毎日です。
そんな私が、無職の身となったこのタイミングで、以前より温めていた計画を、実行に移したのです。
今回の旅。目的は観光ではありません。
実に3年ぶりとなる、大好きなライブへの参加。
そして、ずっと行ってみたかった鈴虫寺への訪問です。
鈴虫の鳴き声と、心に響いた説法。
久々の土地に足を踏み入れた瞬間、懐かしさと同時に、これまでとは違う、新しい視点で久々の関西を見ている自分に気づきました。
そして、念願の鈴虫寺へ。
一歩足を踏み入れると、数え切れないほどの鈴虫が、静かに、けれど力強く鳴き響いておりました。
その神秘的な音色に包まれながら聞いた、お坊さんの説法。
難しい専門用語は使わず、柔らかな口調で語られる言葉は、還暦無職の私の心に、すっと染み渡りました。
その説法の中で、特に印象に残った言葉。
それが、『即今 只今(そっこん ただいま)』と『感謝』に関する説法でした。
「今のこの一瞬一瞬を、大切に生きる。そして、すべての人、すべての出来事に、感謝の心を忘れない。」
定年を迎え、新しい人生の岐路に立っている私。
時々妙に凹んでしまう私の、不安定な心を、この言葉が優しく、けれどしっかりと、受け止めてくれた気がいたしました。
これまでの営業マン人生で培ってきたノウハウも、この『即今 只今』の精神で、誰かのきっかけになれば嬉しい。
そう、改めて思えたのです。
ライブの熱狂も、鈴虫寺の静寂も。
どちらも、良かった。
この無職生活が始まったばかりのこの時期に、この場所に、自分自身の選択で来られた。
その方向性は、間違っていなかった。
そう、確信することができたのです。
描いた未来が幸せなものとなるよう、説法で聞いた言葉を意識して進んで行こうと思います。
「雨降って地固まる」の覚悟。
プチ旅行を終え、玄関のカギを開けた瞬間の、あの静寂。
カバンを置き、リビングに向かうと、窓から初夏の光が差し込んでいました。
久々の土地と初めての場所で、私は最近、自身の記事で書いた数々の言葉が、旅先で語られ、改めて他人の言葉で耳にすることとなりました。
不思議なシンクロニシティ。
まるで、私が思い描いていたものが、間違っていなかったのだと、誰かから優しく受け取ったような、そんな感覚でした。
これまでの荒波も、葛藤も、凹んだ心も。
すべてが、この新しい一歩の、ための。
「雨降って地固まる」の結果になるよう、これからも自分らしく生きていく覚悟が、できた気がいたします。
定年を勤め上げ、バツイチひとり暮らしの、還暦オヤジ。
計画通りにいかないことも、失敗も、いつか笑い話に変えられる「余裕」を、この無職生活で、もっと育てていきたい。
暑い時期のひとり旅も、ディープな気づきも、すべてが私の人生の、愛おしい「きっかけ」となるでしょう。
説法の言葉と、鈴虫の鳴き声を、心の栄養にして。
幸せな未来のために、今この瞬間の1歩から、また始めようと思います。
この拙い記事が、誰かのちょっとしたきっかけになれば嬉しく思います。
さぁ、今日も明日からもきっと今より良くなるよ。
