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夜勤中でもバレずに出来る運動、5選


50代の静かな抵抗


夜勤中に運動なんて、正直したくない。

こちらはすでに働いている。
歩いている。
呼ばれている。
記録している。
排泄介助をしている。
十分すぎるほど動いている。

それでも50代になると、身体は静かに衰えていく。

腰。
肩。
首。
足。
お腹。
そして、骨盤底筋。

若い頃は気にしなかった場所が、ある日突然、存在感を出してくる。

「ここも鍛えた方がいいですよ」

身体からの業務連絡である。

そんなことを、身体が勝手に知らせてくる。

とはいえ、夜勤中に堂々とスクワットをするわけにもいかない。
ナースステーションでストレッチを始めるのも、なかなか勇気がいる。

だから必要なのは、誰にもバレずにできる運動である。

今回は、50代の夜勤中でもこっそりできる運動を5つまとめてみた。

1. 肛門しめ運動


まずはこれである。

地味だが、かなり大事である。

おならを止めるような感じで、肛門を軽く締める。
3秒締めて、3秒ゆるめる。
これを10回。

ポイントは、強くやりすぎないこと。

お腹、太もも、お尻全体に力を入れるのではなく、肛門だけをそっと引き上げるような感じでいい。

締めることも大事だが、ちゃんとゆるめることも大事である。

50代の身体に必要なのは、全力の筋トレではなく、静かな再教育である。

2. かかと上げ


立っている時に、こっそりかかとを上げる。

背伸びをするように、ゆっくり上げて、ゆっくり下ろす。

廊下でもできる。
ナースステーションでもできる。
洗面所でもできる。

ふくらはぎが動くと、足のだるさが少し楽になることがある。

夜勤中は、立ちっぱなしと座りっぱなしが変なタイミングで混ざる。
そのせいで足が重くなる。

かかと上げは、地味だけれどちょうどいい。

大事なのは、反動をつけないこと。
勢いよくやると、ただ疲れる。

50代は「鍛える」より「滞らせない」くらいでいい。

3. 肩甲骨寄せ


記録をしていると、身体はどんどん丸くなる。

背中が丸まり、首が前に出て、肩が内側に入る。
その姿勢のまま夜勤を続けると、首も肩も背中も固まってくる。

そこで、肩甲骨を軽く寄せる。

背中の後ろで左右の肩甲骨を近づけるようにして、胸を少し開く。
数秒キープして、ゆるめる。

これも座ったままできる。
大きく動かさなくていい。

誰かに見られても、ただ姿勢を直しているだけに見える。
たぶん。

肩が凝った時。
深呼吸したい時。
記録で煮詰まった時。

ちょうどいい。

4. 足指グーパー


靴の中で、足の指を動かす。

足の指をぎゅっと握る。
それから、ぱっと開く。

これを何回か繰り返す。

ものすごく地味である。
でも、誰にも見えない。

夜勤中は、足の裏も疲れる。
立っている時間が長いと、足底が固まってくる。

足指グーパーは、そんな足をこっそり起こす感じでできる。

座っている時。
記録中。
休憩中。
ナースコール待ちの一瞬。

誰にもバレずに、足の中だけを動かす。

地味すぎるくらいが、夜勤にはちょうどいい。

5. お腹をへこませる呼吸


最後は、お腹である。

息を吐きながら、下腹を少しへこませる。
お腹を内側にしまうような感じで、数秒キープする。
それから力を抜く。

腹筋を割ろうとしなくていい。
限界までへこませなくていい。
苦しくなるほどやらなくていい。

あくまで、軽くである。

50代になると、姿勢を保つ力も少しずつ落ちてくる。

腰が痛い。
背中が重い。
立っているだけで疲れる。

そういう時、体幹まわりが少し働いてくれると助かる。

これも、誰にもバレない。
マスクをしていれば、たぶん呼吸もバレない。

ただし、やりすぎると普通に苦しい。
夜勤中に自分で自分を追い込む必要はない。

まとめ


夜勤中にできることは限られている。

本当は横になりたい。
本当は寝たい。
本当は帰りたい。

でも、朝まではそこにいるしかない。

だから、大げさな運動ではなくていい。
誰にもバレないくらいの、小さな運動でいい。

肛門を締める。
かかとを上げる。
肩甲骨を寄せる。
足指を動かす。
お腹を少しへこませる。

それだけでも、身体に「まだ見捨てていませんよ」と伝えることはできる。

老化に抗うというより、老化と交渉する。

50代の夜勤は、気合いだけでは乗り越えられない。

だから今夜も、何もなかった顔をしながら、静かに身体をメンテナンスしている。

夜勤も、こんなふうに自分の生活に少しだけ回収できると、ほんの少し有意義になる。

いや、仕事の時間なのだけれど。

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