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【習慣超大全・実践ログ③】人の行動を変える「正しい順番」、間違っていませんか?

いや〜、急に寒くなりましたね。 本格的な冬到来といった感じで、布団から出るのが億劫になる季節です。

自分が動きたくないと、ついつい誰かに「あれやって」「これお願い」って言っちゃいますよね。 でも、頼んだ相手が動いてくれない時、あなたはどうしますか?

「子供にお願いしたことをやっていない」
「部下が予定通りに業務を終わらせていない」

つい、イラッとしてしまいそうな場面。
その時、あなたが相手にかける言葉を思い出してみてください。

今回は、「人の行動を変える正しい順番」について一緒に見ていきましょう。

■あなたなら、なんて声をかける?

例えば、子供が部屋の片付けをしていなかった時。
あなたなら次のうち、どの言葉で相手に訴えますか?

①「部屋が汚いままだと、遊びに行けないからね!」
②「どうやって片付けるか、やり方はわかる?」
③「何時になったら片付けるって決めてたっけ?」

実はこれ、前回学んだ「フォッグ行動モデル(B=MAP)」の3要素にそれぞれ対応しています。

  • ①は「モチベーション(M)」への刺激(脅しや報酬)

  • ②は「能力(A)」の確認

  • ③は「きっかけ(P)」の確認

どれも正解のように思えますが、フォッグ博士が教える「行動デザインの正しい順番」は決まっています。

それは…… ③きっかけ ⇒ ②能力 ⇒ ①モチベーション の順番です。

つまり、行動できなかった原因を探るときは、
「きっかけはあったか?」→「やり方はカンタンか?」→「やる気はあるか?」 の順で見ていかなければならないのです。

■私はガッカリしました。

この順番を知って、私は自分自身にガッカリしました。
「習慣化コーチ」なんて名乗っておきながら、私がいつも子供にかけていた言葉は、一番最後にするべき「①モチベーション」へのアプローチばかりだったからです。

私の子どもは持病があり、何年も薬を飲んでいます。
でも、未だに習慣化できず、たまに飲み忘れてしまうことがあります。
親として「なんとかしてあげたい」と思うあまり、私がかけていた言葉はこんなものでした。

「薬飲まないと、大事な野球の試合に出られなくなるよ」
「また入院になっちゃうよ」

これらは全て、「恐怖によるモチベーション」への刺激です。
「きっかけ(リマインダー)」の工夫や、「能力(飲みやすさ)」の改善を飛ばして、いきなり「やる気(しかもネガティブな)」に訴えかけていたのです。

これでは、子供が動かないのも、嫌な顔をするのも無理はありません。

■「きっかけ」から始めよう。

この本で正しい順番を学んでから、私は反省しました。
脅してやる気を出させるのではなく、まずは一番最初の「きっかけ」に注目することにしました。

「どう言えばやる気が出るか?」ではなく、 「どうすれば忘れない仕組み(きっかけ)を作れるか?」

​実は今、「薬を飲む」という行動に対する「新しいきっかけ」を設計中です。

まだ実験段階ですが、これを試してから、子供の反応が少し変わり始めました。

​次回の記事では、私が実際に子供と試して効果があった「魔法のきっかけ(具体的なアクション)」について、包み隠さず公開します。

この冬は、熱い根性論ではなく、クールな行動デザインで家族と向き合ってみようと思います。


【今回ご紹介した本】 『習慣超大全――スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法』 著:BJ・フォッグ


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