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病気休職の先生が出たとき、私はいつも同じ問いを抱える

プロフィールには「元小学校教師」と書いています。
正職員は退職しましたが、
今も非常勤として小学校に勤務しています。

今勤めている学校で、
メンタル面でしんどくなり、
三学期から病気休職に入られた先生がいます。

残念なことに、
今年度、うちの学校では二人目です。

二学期の終わり頃から
欠勤が目立つようになり、
三学期に入ってからは、
完全に来られなくなってしまいました。


病気休職の先生が出ると、

その先生が座っているはずだった
名札だけが残ったままの
空いた職員室の机を見ながら、

毎回、
同じ問いが浮かびます。

「自分に、
何かできることは
なかったのだろうか」

頭では分かっています。

一人の力で
どうこうできる問題ではないことも、
本人のせいではないことも。

それでも、
その問いは
静かに残り続けます。


「おれ、
いつ辞めてもいいと思ってるわ。」

二学期の半ばごろ、
冗談のように、
そう言っていた言葉が、
今も記憶に残っています。

自虐的な人だったので、
どこまで本気なのかは、
そのときは、
分かりませんでした。

今になって思えば、
あの一言は、
しんどさのサインだったのかもしれません。

けれど、
そのときの私は、
深く受け取らずに
流してしまいました。


休まれている先生のことを思うと、
胸が苦しくなります。

どんな気持ちで
学校に来られなくなったのか。

休むと決めるまで、
どれほど踏ん張ってきたのか。

そして今、
どんな気持ちで
過ごされているのか。


病気休職の影響は、
教師だけにとどまりません。

クラスの子どもたち、
そして保護者にも、
想像以上に
大きな影響があります。

担任が変わること。
教室の空気が揺らぐこと。

子どもや保護者の心も、
不安になります。

それを思うと、
誰かを責めることは
できないのに、

胸の奥に、
また別の重さが
残ります。


周囲で働く教師もまた、
少しずつ、
静かに影響を受けます。

けれど、
そのしんどさは、
あまり語られることが
ありません。

残された側は、
業務を引き受けながら、
気づかれない場所で、
自分を納得させていきます。

「仕方がない」
「誰のせいでもない」

そう言い聞かせながら。


「あのとき、
こうしていれば」という答えは、
たぶん、
どこにもありません。

だから今は、
無理に答えを
出そうとしないで
いようと思っています。


病気休職された先生が、
また笑顔で
教壇に立てる日を
願いながら。

空いたままの机を、
今日も
横目で見ながら。

今はただ、

どうか、
ゆっくり休んでほしい。


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