火災報知器の誤作動が教えてくれたこと
お盆休みだというのにずっと天気はすぐれないし、昨日は午後から激しい雷雨。雷鳴が不気味に響き渡る昼過ぎ、とある事件は起きました。
昼食も終えて休憩していたときに突然、部屋に爆音が鳴り響きました。
火災報知器が鳴り出したのです🚨
内容は、付近で火災が発生したので、今すぐ避難してくださいというもの。
私はこのとき、スヤスヤと昼寝中の次男(2)と、カービィが大好きで慎重派な優しい長男(5)のふたりと一緒にいました。
いつもなら点検の時くらいしか聞かないあの爆音と、外の凄まじい豪雨と雷鳴の重なりに、大人である私ですら心臓がバクバクしました。
最初に脳裏をよぎったのは、
「え、本当? 誤作動じゃないの?」という疑いでした。
火事らしき空気をなにも感じなかったからです。
だから最初は行動が遅く、というかどう行動したらいいのかすぐに判断できず、とりあえず自宅が火元ではないことを確認したり、管理室に確認の電話をかけてみたり(電話は出ませんでした)、長男が頭が真っ白になっているのか、靴を履くのに靴下を見失っているのを見て、どこか落ち着かせようとしていたり。
けたたましく鳴り響く警報にビクともしないで寝ている次男を起こすのもなんだか可哀想で、ひとまず真偽を確認しようか、起こさずとりあえず外を確認してみようかと、一瞬のうちに適切な行動がなんなのか、頭をフル回転させました。
その中で、
「もし本当に火事だったら?」
という思いが、私を強く突き動かしました。
誤作動かもという気持ちを振り払い、寝ている次男を大急ぎで抱っこ紐へ。
「怖い」と涙目になる長男の手を引いて、玄関を出ました。
幸いにも我が家は1階。
いつものことなのに、エレベーターを使わずにすぐ外へ出られることが、こんなに安心するとは思いませんでした。
1階のエレベーター前には、在宅していた住人たちが集まっていて、「誤報だ」という声が聞こえてきました。
その瞬間、胸を撫で下ろす大きな安堵感がこみ上げてきました。同時に、「なんだ、やっぱり誤報じゃん。次男寝てたのに〜怖がらせないでよ!」という、なんともいえない複雑な思いも沸いてきました。
結果的に今回は誤作動で、誰もなんの被害もなく済みました。
でも、私はこれを「本気の避難訓練だった」と振り返り、反省点がいくつもありました。地震や噴火の備えはしているけど、火事が起きたときの行動を、今まで何も考えていなかったことに気づかされたのです。
Geminiとともに振り返ると、あの時「もしも」を考えて子どもたち全員と外に出た自分の行動は、間違いなく正解だったのだと心からホッとしました。しかし、反省点があったのでシェアいたします。
今回の出来事で知ったこと・心に誓ったこと
① 「疑う気持ち」があっても「万が一」を最優先にする
最初に「本当かな?」と疑ってしまうのは人間の本能かもしれません。でも、後から知ったのですが、火災の煙は人間が走るよりも遥かに速く上へ広がっていくそうです。「誤作動かも」と思っても、「もし本当だったら」を優先してすぐ動くことの大切さを身をもって知りました。火事だったら、まずすぐに外に避難することを覚えました。
② 嘘だと思っても、家族を置いていく選択肢は二度と作らない
一瞬でも「寝ているからひとまずそのまま置いて確認しようか」と考えてしまった自分を振り返り、なんて怖いことを考えたんだろうと反省しました。火事のときは荷物を探す数秒の迷いですら命取りになるそうです。何はともあれ、スマホとこの身一つで一瞬で逃げ出しましょう。これからは迷わず子どもたちを連れて外に出ると心に誓いました。
③ ベランダの「避難経路」の見直し
玄関側の廊下が煙で使えないとき、ベランダから逃げることになります。我が家のベランダには避難路に出る扉と柵を塞ぐように、可愛いソーラーガーランドを取り付けてしまっているのですが、結束バンドでガチガチに固定していたため、「これだと万が一のときに避難の妨げになるな……」と気づきました。すぐに手で外せるタイプに見直そうと思っています。
④ 地震や噴火ばかり気にして、火事のことをすっかり考えていなかった
実は普段からポータブル電源やN95マスク、浄水器、ガスコンロなどを買い揃えていて、「我が家の防災対策はバッチリ!」なんてどこかで思い込んでいました。でもそれって、完全に「地震や富士山噴火」のことばかり考えていたんですよね。一番身近で一瞬を争う「火事の避難」について、どれだけ日常の意識から抜け落ちていたかに気づかされました。そして今回、火事のときにどう動いたらいいかを考えるきっかけになりました。
⑤ 住民同士の「誤報のようだ」の根拠はなんだったのか?安易に信じるべきではなかったかもしれない
ホールに集まった住民同士で「誤作動だ」と聞き納得してしまいましたが、後から考えると、その根拠はなんだったのか?を確認することができていませんでした。私たちが目にしたのは、住民数人が集まっていたあと解散している様子だったので、もしかしたら「火元はうちのようだけど、火事は起きていない」など報告があったなど、何か根拠のある話をしていたのかもしれません。
本来なら消防や警備員、管理人さんの確実な点検・報告があるまでは「誤報」と決めつけるべきではなかったと反省しています。周りの空気に流されず、安全が確認できるまではしっかり警戒を解かない姿勢が大事だと学びました。
最後に
騒ぎが落ち着いたあと、雷も去ってふたりの子どもたちは隣でスヤスヤと眠りました。
点検でもないのに鳴り響いたあの爆音と焦りは大人でも本当に恐ろしかったのですが、あの一瞬の判断で子どもたちとともに外に出られたことは、私にとって大きな経験と自信になりました。ただし、今度はもっと素早く行動しようと誓いました。
これからは絶対に迷わない。
万が一を考えて、迷わず二人を抱えて一番に逃げる。
この大切な気づきと誓いを忘れないために、この記事を残そうと思います。
みなさんは火災報知器が鳴ったとき、迷わずすぐ動けますか?
ご自宅の火事への備えや避難経路、ぜひ今一度確認してみてください。
番外編
日付が変わり、外も晴れているというのに、またマンションの上階で火災報知器(誤報)が鳴ったそうです。全館放送で知らされました。
昨日の雷のせいかなにかでしょうか、火災報知器の誤作動というのは怖いものです。
まず、静寂な日常を切り裂くあのサイレンがまた鳴るのではないかという恐怖。
そして、本当に火事のときにちゃんと鳴るのかという不安。
さらに、誤作動が続くことにより、本当に火事のときにまた誤作動かと思い込ませる、住民の気の緩みを生む可能性。
点検のとき以外で聞きたくない音を、日常で何度も耳にしたくないですよね😵インターホンから警報が鳴るのですが、また鳴ると怖いので、なんとなくインターホンに近づきたくなくなりました。(笑)
異常が解消され、早く安心できる生活に戻ってほしいです。
