【詩:シロクマ文芸部 ゆっくりと】砂時計から零れ落ちる
ゆっくりと落ちる砂時計が刻む時間
まだ明けない夜を待つ暁の ベッドの中で見上げる天井から
音もなく零れ落ち積もり続ける
部屋の隅に 机の角に 心の底に
満足りないとつぶやく私たちは
そもそも足るを知らないまま
青くもない芝生を見て地団駄を踏んでいるに過ぎない
結局は 自己承認欲求の塊なんだよ 我々は
ワトソンくんは頷いて くすんだ空の下紅茶を飲む
まだ明けない夜を埋める様に
砂時計から零れ落ちる時間
心の底に積もり続ける
ゆっくりと
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