たわいもない話 #1 どうしてBLが好きなのか?
私って大丈夫?
世間ではBL好きの女子は「腐女子」と呼ばれる。ただ「腐女子」は20~30代を指す言葉として私は認識しているので、とうてい私はこのカテゴリーには入らない。歳を重ねた腐女子を「貴腐人」と呼ぶこともあるらしいが、それもちょっと違う…。とりあえず、「腐ババ」がしっくりくるので自身のことをそう呼んでいる。
呼び方はさておき、最近、自身のBL好きに少し思うことがある。
恋愛、結婚、子育て、仕事と人生を一巡し、還暦間近のババがBL実写を観て夜な夜な感動し涙している姿は大丈夫なのか?
登場するキャラの多くは青春真っ只中の若人※だ。友情、恋、夢(仕事)に悩みながらも純愛まっしぐらな世界で、自身の娘の男友達、甥と同じ年代のCPを観て一喜一憂しているのだ。「女子」と呼ばれる年代ならまだしも、半世紀近く生きいる私だ…それってヤバくないか? と、ふと思うことがある。
そうは言っても、私がその年代だった頃の感情とは全く違っていて、演者の俳優やアイドル、またはリアル男子をリアル世界で妄想することは流石に100%ない。
※私の若人の概念は高校生~30代半ばくらいの青年。40代前後から大人となる。
少年誌の漫画やアニメに感動するのに似ている…私のルーツ?
兄と弟に挟まれた環境のせいか、子供の頃は少年誌ばかりを好んで読み、仮面ライダーなどのヒーロー戦隊モノで育った私は、「BL以外で好きなアニメは?」 と聞かれたら迷わず、機動戦士ガンダム、エヴァンゲリオン、あきら、銀河英雄伝説、ワンピース、銀魂、るろうに剣心、マギ、鋼の錬金術師…などと答えてしまう。男の「友情」「絆」とか「正義」にめっぽう弱いのだ。『ケロロ軍曹』を観て私は感動して泣くし、来年で20年を迎える空知英秋先生の『銀魂』ではどれだけの涙を流しただろうか…(私、大丈夫?)。
「友のために命を張れる」という純粋な男性キャラに感動するのは、「人生をかけて愛する(純愛)」というBL男性キャラと通ずるものがあるのではと私は感じている。
実写化作品で変わった私の新しい価値観。
エンタメ業界のメディアミックスが当たり前になった昨今、私が実写化作品(BL、BL以外も)を観るようになったのは5年ほど前から。それまでは2次元の世界に生息していました。
日本BL界隈では『おっさんずラブ』や『チェリまほ』の人気で多くのBL小説が実写化されるようになり、俳優やアイドルに全く興味がなかった私が、BLドラマや映画で魅力ある俳優やアーティストを知るきっかけとなりました。
BL実写化作品は演者が新人や若手が起用されることが多いですが、これがものすごくカルチャーショックでした。実写を観始めたのは海外の作品からでしたが「この新人イケメンは誰なんだ?」「演技がめちゃ上手くない?」「ストーリーが面白い!」「挿入歌がすっごく良い!」と、どんどん沼にハマりました。
商業的な部分が優先されて作品としてはお粗末なものや、未熟な演者の作品や脚本がいまいちだったり…「あー、予算なかったのね…」と色々ありますが、それも含めBL作品が好きなのです。
台湾や日本のBL作品のCPは、シリーズ化されない限りほとんどの場合が二度とメインCPを演じることはありませんし、BL以外の作品での共演も難しくなることもあります。(タイは別です!)
作品の宣伝期間中のファンミやメディア出演はCPで露出しますが、その期間が終われば嘘のようにリアルCPは消滅します。作品がヒットすれば当面は雑誌などで目にすることはあるものの、彼ら(CP)に会えるのは作品の中だけ。
だからこそ、作品の中でしか出会えない彼ら(CP)が尊いと思えるのです。
